今日は、大手都市銀行のA銀行とB銀行に同じ手続をしに出かける必要がありました。A銀行とB銀行ともに、カウンターで対応してもらったのは女性でしたが、その対応は驚くほど異なりました。(同じ手続をするのに!です。)この経験から、本校の理念である"社会で役に立つ女性、信頼される女性"とはどういうことかについて心から考えさせられましたので、そのエピソードをこの場でご紹介したいと思います。
まずA銀行のカウンターにて。担当の方は、手続の内容を私から聞くと、すぐに
「お客様から本日いただきたい書類はxxとxxです。」
と明確な指示がありました。そして、その書類をテキパキと準備してくれます。
私が書類に署名やら捺印やらしていると、その際の気配りも最高でした。印鑑を押そうとすると、瞬時に朱肉を私の右手元にそっと置いてくれ、印鑑を押し終わると、印鑑をふくティッシュをすぐに出してくれました。また、ティッシュをごそごそ丸めて持っていようとすると、「ゴミはこちらでお預かり致します。」
さらに、現金を受け取る際に、まずは現金を渡してくれ、私がそれを数えている間には既にその現金をしまうための封筒をきちんと用意してくれていました。ここまでの所要時間約10分。
す、素晴らしい!!!これぞ信頼され、役に立つ女性!働く女性の鑑のようなお方!
と唸り、心から彼女を尊敬しました。
一方、B銀行にて。まずは手続の内容を私が伝えたのですが、その直後から、あっちへ行ったりこっちへ戻ってきたり(同じ支店の色々な人に何か聞いているようです。)1枚書類を書いた後、それを持ってうろうろ。そして、必要な書類はこれで終わりなのかな?と思って印鑑やら書類やらを私がしまう度に「お客様、この書類も記載をお願いします。」「こちらにも捺印を頂かなくてはいけなかったのです。」・・・あーーーーー。
全ての必要書類の記載が終わるまでに30分。その後「これから手続を致しますので、お待ちください。」
ひたすら、ひたすら待つこと45分!
ようやく手続が終わりました。(そんなに複雑な手続ではなかったはずですし、事前に銀行に連絡をしていたのです。)
社会で信頼される女性、役に立つ女性とは
- 自分の担当する仕事/役割に対して十分に理解をしている
- (その理解にもとづいて)相手に的確な指示を出すことができる
- 相手が何を求めているかをしっかり考えて、相手の一歩先にその答えを提供する
そんな女性だということを、今日の2つの銀行での経験からも強く感じました。
社会で仕事をするうえでは、仕事をする以前(高校時代や大学時代から)からの物事に取り組む姿勢が大きく影響していくと思います。
在校生の皆さんは、学校のクラスや委員会、部活などで何かの役割を担うことと思いますが、ぜひ上記の3点に気をつけながら(自分の担当している役割をしっかり理解する、相手に的確に伝える、相手の求めていることを察知して、一歩先にそのことに対する答えを提供する)行動してみてください。そのような3年を過ごしていったとき、皆さんはきっと社会で信頼される女性、役に立つ女性になっていると思います。