2013年4月30日火曜日

日本人として文化を学ぶ

ゴールデンウィークの最中ですが、今日~2日は学校は平常通り授業を行っています。

今年はこの連休は前半・後半に分けて旅行などに出かける方も多いように報道されていますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

私は前半の連休の最終日(昨日)、都内で能と茶道を学ぶ「能茶会」というものに参加させていただきました。




人生で初めて、能楽師の方がお能を舞う姿を直接見せていただいただけでなく、能面なども直接拝見して、大変貴重な経験でした。

またあわせて裏千家の茶道の先生から、お茶の考え方(特に季節に合わせた道具などの組み合わせで表現すること、おもてなしすることの意味)についてのお話をうかがったりもしました。




学ぶほどに、私たちのこの日本文化の奥行きの深さに感動しました。現在いけ花を学んでいる私ですが、その華道との接点も多く、もっともっと多く日本文化について学んでゆきたいと思いました。

在校生の皆さんも、これから世界に羽ばたく上で、日本人としてのアイデンティティをしっかり持つことはとても大切ですから、ぜひ自国の文化についても積極的に触れてみて下さいね。

2013年4月26日金曜日

リサイクル販売したらいい物は? - 野林先生のマーケティング授業

今日は金曜日。1年生商業科の生徒たちは、今週も野林先生によるマーケティングの授業に参加しました。


第1回、2回の授業では「キャラクターなどを用いて販売促進をする」ことを学びました。

第3回目の今日のテーマは、「リサイクル」。

リクルートやローソンでマーケティングのお仕事をされながら、ブックオフでも取締役をつとめられてきた(現在も社外取締役としてご活躍中)野林先生のお話を、生徒たちは食い入るように聞いています。




野林先生曰く

「ブックオフなどの"リサイクル"市場でも、

どうやったら売る人も買う人も幸せになるか

という視点で考えると、良いビジネスを創ることができるんですよ。

ブックオフでは

- 古本屋は汚い
- 本は買い取ってあげるもの
- 立ち読みは禁止

というそれまでの古本屋さんの常識の逆を行く

- キレイな古本屋を創る
- どうぞ本をお売り下さい
- 立ち読み歓迎

という発想でお店づくりをした。それが成功の理由でした。」

とのこと。一つ一つの言葉に重みがありすぎて、深ーくうなずいていたところ、授業後に

「生徒さんたちもとても熱心に聞いてくれてましたけど、先生方(今日は本校の教員も6名ほど聴講に来ていました)の反応がすごかったですね。"おー、そういうことだったのか"って校長先生も何回もつぶやいてましたし・・・。」

とのコメントを残されていました。

授業の中の生徒のディスカッションでは

- (箱で買ってしまったけれど、使いきれなかった)えんぴつ
- (急に雨が降ってきたから仕方なくコンビニで買ったけど、家にたまっている)ビニール傘
- (子どもの時に乗ったけれど、すぐに体が大きくなって買い換えて乗らなくなった)自転車

こんなものをリサイクルしたらよいのでは?という発表がありました。(さすがに生徒は発想が自由です。大人の私には考え付かなかったなぁ・・・。)



授業後にも、先生に色々アドバイスを求める生徒たちが集まって行っていました。

講演でも全国を飛び回っていらっしゃる野林先生の講義を、こうして学校でうかがうことができて大変光栄です。

生徒の皆さんは、ぜひ貴重な機会を充分に活かして、世の中を観察しつづける姿勢を身につけて下さいね。

2013年4月25日木曜日

テンプスタッフホールディングス篠原社長が来校下さいました

本校の卒業生で、創立者・高木君(たかぎきみ)から直接授業を受けた、篠原欣子さん(テンプスタッフホールディングス株式会社 代表取締役会長 兼 社長)が、本日学校に来て下さいました。

初めてお目にかかったときから、その輝く笑顔に魅了され続けている私ですが、また本日も大変お元気で溌剌とした印象に、冒頭から感動。

「篠原社長のそのお元気な秘訣は何ですか?」 (「歩くことが趣味なので、それで元気なのでしょうか」とのこと)

「どうしてそのように成功されることができたと思われますか?」 (「それはね、社会で生きて行くために大切な原点を高木君先生に全て教えていただいたからです。」)

・・・と相も変わらず質問攻めにしていまいました。(アメリカの有力経済誌 "Fortune"で「世界最強の女性経営者」に12年連続で選出されている方に、色々直接お話させていただけるという機会はそうはありません・・・ので、ついつい質問ばかりさせて頂いてしまいました。)

そして、当然ながらミーハーな私としては

「あのー、お目にかかる度に毎回毎回お願い(おねだり)で申し訳ないのですが、また一緒に写真を撮って頂いてもよいでしょうか?」

ということで・・・






撮らせて頂きました!

卒業生の大先輩・篠原社長のますますご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。

2013年4月22日月曜日

創造性のテスト?!- 商業科「課題研究」の授業(慶應義塾大学院との共同授業)

今日はまた、商業科3年生の「課題研究」の授業の日です。この授業は、慶應義塾大学院システムデザインマネジメント研究科の先生方にご指導頂いています。

世の中でこれから生徒たちが直面するであろう「問題」をどのように解決するか - "デザイン思考"を活用して「問題解決力」を育成してゆく授業です。

授業にお邪魔してみると・・・




まずは先生が、某大な付箋つきの模造紙を集めていました。

実はこれ、先週の授業の「宿題」 - 先週同じグループになった仲間でもう一度ブレーンストーミングする、というのが宿題として課されていました。

グループで一緒に一つのテーマについてアイデアを出してくるということにこのようにして少しずつ慣れていく練習をしています。





そして今日の授業ではなんと、


冒頭に

「ところで、みなさん自身は自分は"創造性がある"とか"クリエイティブだな"と思いますか?

実はそのことを測定することのできるテストがあります。今日はまず全員でそのテストを受けてみましょう。」

ということで、私も担当のT先生も含め、テストにチャレンジ。




どのような結果が出てくるのか大変興味深いですね。ちなみに、このテストは30年前くらいから同じ問題を使っているそうで、30年前の高校生と今の高校生という尺度で結果を比較することもできるそうです。

そして年齢を重ねると、思考が「深く」なっていくということもこのテストを通じて明らかになっているようです。

さて、在校生の皆さんの創造性診断結果はどのような形となって表れてくるでしょうか?

オーストラリア研修説明会

土曜日の午後のことですが、



今年の夏休みに開催される"オーストラリア研修"に参加を希望する在校生&保護者の方を対象にした説明会が開催されました。

高校生の頃に海外で異なる文化で育った人と交流することはとても貴重な経験だと思います。

自身を振り返ってみると、海外に行ってみたい!と心の底から思っていましたが、在籍していた学校の事情などで、その夢の実現が難しかったという過去があります。



ですが、やはり若いころほど柔軟性が高く、希望される方はできるだけ高校生の間にこのような機会を活用されると良いと思います。

多くの皆さんの参加をお待ちしています!

高校総体開会式

先週土曜日。神奈川県の善行で高等学校総合体育大会の開会式がありました。

ある高等学校の先生から、本校生徒(ライフル射撃部)たちの入場の様子の写真を頂きました。





ライフル部の皆さん、今年も活躍を期待しています!

2013年4月19日金曜日

ベルト付き腹凹 - 川村先生の最新著

先ほど不思議とかさばった冊子小包が届き・・・「何だろう?」と思いながら開けてみたところ



「!!!」

なんと・・・急いでお昼を食べて若干気持ち悪くなっていた私をまるで戒めるかのような本です・・・。

元けいゆう病院健診部副部長であり、現在は川村内科診療所の所長をつとめられている川村先生(本校でも生徒たちや保護者の方々を対象に「健康的な生活」についてお話をいただいたお医者様です)が最新のご著書を送ってくださいました。

ベルトまでついている・・・これは私に「あれこれ言い訳せずにやりなさい」ということでしょう。

頂いた本は校内(ランチスペースあるいは図書館)に置いておきますから、気になっている方はどうぞご参考に。

2013年4月18日木曜日

インパクト重視?リピート重視? - 商品開発プロジェクト

昨年からずっと生徒たちが楽しみに参加している商品開発プロジェクト。今年の秋にはその商品の発売になるため、いよいよ準備も大詰めになってきました。

昨日もその商品開発会議が開かれ、以下のようなことを行いました。

- 商品のパッケージデザイン--- いくつもの試作デザインを見せていただき、どの案が良いか/どのポイントを活かしたりどのポイントを変更したりしたいか、などをディスカッションしました。実際にお店に並んだとき、どのデザインのパッケージだったら「何だろう?」とか「買ってみたい」と思えるか、という視点を大切にしながら考えていきました。

- 商品の試食 --- 前回、試食させて頂いたものに、いくつか変更を加えたものを3種類ほど試食しました。



「味の違い、分かりますか?」

というメーカーさんの質問に

じっくり考えながら試食している生徒たち。

インパクトのある味と、繰り返しリピート買いしたくなる味は決して同じではないことが分かりました。うーん、難しい・・・。(私の性格上、売って売って売りまくる、そういう商品にできなければ気が済みません・・・。)



そして、会議の終わりには、この商品のPR用のビデオ撮影も行いました。



「xxx 大好きーーー!(xxxは商品名)」

と、みんなで力強く叫びました!何回か撮り直ししましたが、最後はみんなの気合が感じられる出来に。



皆様に商品の詳細をまだお伝えできないのがもどかしいですが・・・そのタイミングが来ましたら、色々ご覧頂きたいものもありますので、どうぞお楽しみに。

2013年4月17日水曜日

避難訓練

今日はお昼ころに避難訓練を行いました。

2011年3月11日の東日本大震災から2年以上の時間が経ちました。ですが、最近もまた関西で大きな地震があったり、この日本で生活している上で、地震はいつ・どこで起こってもおかしくないことをみなさんも実感していることと思います。

生徒たちは"地震が起こった"という想定で、校庭に急いで集合しました。


生徒たちは落ち着いて行動し、スピーディーに校庭に集合することができたと思いますが、ときどきおしゃべりしている生徒たちも・・・みなさん、災害の時のことを考えて行動してくださいね。

皆さんの通路の場所に立っていた私に、ときどき

「こんにちは。」

と、挨拶してくれる生徒が・・・。



なんとも礼儀正しい本校の生徒たちで、それはそれで素晴らしいことなのですが、みなさん実際に地震や火事などで避難しなければならない状況では、まず目的地に"避難する"ことを優先させて下さい。(何より皆さんの安全が大切です。)

今日は学校内にいる時に地震が起こったという想定でしたが、仮に登下校の最中に地震が起きたらどうするか

- どのようにご家族と連絡を取り合うか
- どこに避難するか (家に戻る/向かう あるいは 学校に戻る/むかう)

など、あらかじめいくつかパターンを考えて準備してみてください。

2013年4月16日火曜日

Smile - English Through Songs

心が折れそうなとき、壊れそうなとき、涙がこぼれそうなとき- そんなとき、みなさんはどうしますか?

・・・そんな哀しさを「ほほえむ」ことで隠せば、人生が前向きになるかもしれない

これはある曲の歌詞なのですが、みなさんご存知でしょうか?チャップリンの映画Modern Timesの中で使われ、その後世界中で歌いつがれている"Smile"という曲の歌詞なのです。

実は、本校の英語の授業の中で、普通科1年生・2年生のクラスではEnglish Through Songs(歌を通して英語を学ぼう)という取り組みを行っていて、今日は2年生のクラスにお邪魔してきました。







生徒は左側にSmileの歌詞、右側に少し難しい表現の意味が説明されたプリントを持っています。

このプリントも参考にしながら、グループごとにこの歌の意味を"翻訳"してみたりもしています。














あくまで"直訳"ではなく、心をこめて訳していって、グループごとにその翻訳を発表しました。

他のグループの発表を聞いていた生徒たちが思わずつぶやいていた言葉が・・・

「う・つ・く・し・い!」

本当に、まるで日本語でもともと描かれた詩を聞いているような感覚に陥る、そんな翻訳をしたグループもたくさんありました。





次の授業までに全体の意味を理解して、Smile全体を自信を持って歌えるようにしてくるという宿題がありますが・・・色々な有名な歌手が歌っているSmileを見たりするのも、勉強になりますよ。



たとえば、こちらはチャップリンのModern Times(もともとSmileが登場した映画)の画面に合わせてMichael Jacksonが歌っているSmileです。


また、こちらはNat King ColeのSmile



Nat King Coleのお嬢さんのNatalie ColeのSmile


歌う人が異なると雰囲気も変わりますが、味わい深いですよね。ぜひ色々な人の歌を聞いたりしてみながら、自分でも歌詞も覚えてしまうようにしてしまいましょう。(この歌の歌詞の中にだけでも、役立つ表現がたくさん入っています。)

2013年4月15日月曜日

まずやってみる - 慶應義塾SDMx商業3年生課題研究

今年度に入って、大学の先生方や企業の方などに先生としてご登壇いただいていますが、本日から商業科3年生の"課題研究"という科目で、慶應義塾大学院システムデザインマネジメント研究科(詳しくはこちらをご覧ください)の先生方に指導していただく授業が始まりました。

「この1年間の授業でみなさんに身につけて欲しい力は3つあります!」


先生がおっしゃっていたのは

1) 考える力

2) 問題に挑戦する力

3) 創造的な解決策を作る力

そのために、現在世界中の企業や学校などでも盛んに取り入れられている"デザイン思考"も活用しながら、生徒たちが世の中の課題に対して自分で解決策を見つけられるような指導をしていただきます。



初日の今日は、まずみんなで一緒に何かを解決すること、意見・考えを出しあうこと、に慣れるために、ブレーンストーミングを行いました。


思いついたことを、どんどん付せんに書いて、みんなに発表しながら壁に貼っていきます。

この際に

「いいね!」「私もそう思う!」

など、お互いのアイデアを褒めながら進めるのがポイントです。

(写真は生徒たちが必死にアイデアを出している姿)



いくつかブレーンストーミングを行ったあとに、今度は何やら不思議な物体が・・・

生徒たちは

- パスタ20本
- マシュマロ1個
- テープ、ひも 少々

を渡されました。これらの材料を使って、制限時間18分で、どれだけマシュマロを高い高さに固定できるかを競いました。

生徒たちは

「えーそんなの無理ー」

と言っていたのですが、必死に良いアイデアを考えます。そして・・・残り時間3分くらいから猛烈に焦りはじめ・・・






「うわぁー倒れるーーー!」

と言いつつ、手を話してマシュマロの高さを測ってもらう段階になり

「あぁーーーーーーー」

ということで、パスタが倒れ、マシュマロが落ちてしまったところも。







ですが、優秀なグループでは、なんとマシュマロの高さ66cm!






このグループは素晴らしかったです。

土台を四角形にしておき、その上に三角錐のようにパスタを形づくって高さを出していきました。

頂上のマシュマロも安定していて、66cmという記録は相当優秀だそうです。

(大学院生や企業の役員の方などが挑戦しても、通常は30cmくらいのグループが多いそう。)








ちなみに、このマシュマロチャレンジ、世界中で挑戦されているそうで、今のところ世界最高記録は125cmとのことです。(TEDという世界的に有名な会議でそのことがプレゼンテーションされているのですが、詳しくはこちらをどうぞ。)

実は、このマシュマロチャレンジを行ったのには理由がありました。この経験を通じて、生徒たちに

- まずはやってみる ⇒ 失敗する ⇒ 問題点を知る ⇒ どう直すか、どこを直すかを考える ⇒ 直す

という繰り返しを、これから直面する問題・課題で常に意識して欲しいということで、今回このチャレンジに挑みました。

生徒たちはこれから、実際に企業や組織・団体などの方から「課題」(解決する問題)を頂いて、1年間を通じてそれに対する答えを見つけていきます。

授業が終わった後に

「あぁー面白かった!」

と今日も生徒が言っていた言葉が印象的でした。1年間楽しみましょう!

2013年4月13日土曜日

花を活ける

1年生が入学してきて、木曜日・金曜日とクラブ活動の見学に訪れていました。

昨日も私は華道部の部活紹介の場所にお邪魔しました。というのは、昨日は、「お花を活ける」とはどういうことなのかを2,3年生にデモンストレーションしてもらうことになっていたからなのです。

昨日は良いお天気で温かな一日でしたので、

テラスでこのように2,3年生がお花を活けてみました。

さらに見学に来た1先生にも少し体験してみてもらいましたよ!

(いつも感じるのですが、活け方やそのスピードなどに個人の生きざまや性格がそのまま反映され、面白いと思います。)





実は私は見ているだけのつもりでしたが・・・顧問の先生に「先生も活けられたらどうですか?」ということで、





またもや猛スピード(所要時間5分)で活けてみました。(別に猛スピードで終わらせようと思っているわけではないのですが、大雑把な性格のためか、とにかくあっと言う間に決めて活け終わってしまうのです。)


周りで見ていた顧問の先生たちに   「大胆だわー。」   と言われたのですが、やはり性格が出るのでしょうか???         ところで、このお花を活けてみる体験ですが、一昨日顧問の先生たちと話していて急遽やってみようということになりました。   実は・・・  
            入学式のときの立派なスタンド花からお花をばらして活用してみました。   こうしてスタンドでの花の姿と、活け直した姿とで、全く表情が異なるのも、また味わい深いです。                 日本文化に造詣の深かった、文化人であり作家の白洲正子さんは、「花を活ける」ということについて次のように書かれています。   「花を活けるというのは、実にいい言葉だと思う。花は野にあっても、生きているのに違いはないが、人間が摘んで、器に入れ、部屋に飾った時、花は本当の生命を得る。   自然の花は、いってみればモデルか素材にすぎず活けてはじめて「花に成る」のである。   (中略)   一輪の花にも、自分の個性というか、全生命が表れねば、およそ意味がないと思うのである。」   お花にふれる体験をしてみた一年生の皆さん、この花を活ける体験はいかがでしたか。

2013年4月12日金曜日

コンビニでキャンペーンを行うとしたら? - マーケティング授業スタート

今年度から本校では、大学の先生や企業の方々をお招きした授業がたくさんスタートします。

今日は、リクルートやローソンで"伝説のマーケター"と言われた、野林徳行先生による「マーケティング」の授業が始まりました。(商業科1年生の授業です。)


野林先生曰く

「マーケティングと難しい言葉を使う必要はなく、"どうやったらお客さんが買いたいなという気持ちになるか" "どのようにお客さんに喜んでもらえるか"を考えていくこと - これがとても大切なことなんですよ。

みなさんが世の中のいろいろなものを見て行くと、こういう考えで様々なものがデザインされているんですよね。」



そこで、野林先生がローソンで取締役をしていらしたときに、実際に企画した

- ミッフィーちゃんキャンペーン  や
- リラックマキャンペーン

などについての実例をお話していただきました。(ちなみに、ミッフィーキャンペーンを行ったあと、ローソンの売上は驚異的な伸びをみせたそうです。)

そして、その後生徒たちはグループになって


「あなたがコンビニでキャンペーンを行うとしたら
 -どのようなキャラクター(アニメなどのものでも、実在の人でもOK)を使って
- どのようなアイテムを景品にして
- どのようなキャンペーンを行うか」


というテーマで4人グループごとに話し合いました。(コンビニのユーザーは男性が多いけれど、女性のお客様にも多く来て欲しいと思っている、またシニア層(年齢層が上の方)にも来て欲しいと考えている、という制約条件付き。)

そして今日は1グループだけがアイデアを発表。これが!素晴らしいアイデアで、野林先生も

「いやぁー、すごい!たった10分のディスカッションでこんな良い意見が出るとは!今すぐローソンに採用されるよ、きっと。」

とのこと。(ちなみに、このテーマをより深く話し合い・考えてくることが次回までの宿題です。)

授業が終了した後、そばにいた生徒が

「あー面白かった!」

と言っていたので、

「そう?!」

と聞いてみると

「私、学校説明会で、理事長先生が"マーケティングの授業が始まります!"って言ってたのを聞いて、これだ!って思って。それで高木に来たんです。」

という涙が出るほどうれしいコメント。(思わず固い握手を何度も何度もしてしまいました。)

生徒たちは本当に発想が独創的で豊か。この彼女たちの才能を、ぐんぐん引き出す素晴らしい授業を行っていきます。次回以降のレポートもお楽しみに。

2013年4月11日木曜日

クラブ見学

今日は授業終了後、1年生に対して、在校生(2年生、3年生)がクラブを紹介しました。








廊下を歩いていたところ、生徒がたくさん机に向かっていたので、まずは一枚。

書道部で実際に書道を体験していたようです。










そしてこちらは



華道部の説明風景です。

新しい先生をお迎えして、池坊のいけばなをお稽古していただきます。

私自身もいけばなを習っているのですが、仕事などとの関係で月に1回、多くても2回くらいしかお稽古に行けていませんので、毎週学校でこうした機会がある皆さんがとてもうらやましい!

美意識だけでなく、決断力や瞬発力も養えること間違いなしです!



その華道部と同じ部屋で、大変盛り上がっていたのは、家庭科同好会。



早速ミシンで何か縫ったり、製作したりしていたようです。






1年生の皆さんは、どのクラブに興味を持ちましたか?高校時代に"これに取り組んだ"というものを持っていない私は、今そのことを大変後悔しています。ぜひ興味を持ったものが少しでもあれば、クラブに積極的に参加することをおススメします。(そこで得られた経験や友人は、一生の宝になると断言します!)

2013年4月10日水曜日

ベテランの素晴らしい先生だと思います

今日、校内を歩いていたところ、ピカピカの制服を着用した1年生と思われる数人の生徒たちに会いました。

「あ、もしかして、1年生?」

と声をかけてみると

「はい!」

とさわやかなお返事。

「どう?学校は慣れた?」

と聞いてみると

「はい、まだ授業が始まっていないですけど、友達ができました!」

と楽しそうに教えてくれました。(ちなみに、その場にいた一人は"オリーブオイル"というあだ名がついたとか・・・なぜでしょう・・・。)

「3日間、学校に来てみてどうですか?」

とさらに聞いてみると

「うーん、そうですね、担任のM先生が、見た目は若いのですが、ベテランの素晴らしい先生だと思います!(キッパリ)」

とのこと。生徒は本当に教職員のことを良く見ています。なるほどと思いながら彼女たちの色々な話を聞かせてもらいました。

1年生は明日、春休みに宿題だった国語・英語・数学のテスト(!)があるそうですから、ぜひ頑張って下さい。(最初は「もう宿題をしたから大丈夫です!」と言っていた彼女たちでしたが、話しているうちに若干不安になったようで・・・、今夜また頑張って勉強するそうです。)

はじめてのクラシック2013



作曲家の三枝成彰先生からご連絡を頂きました。

今年の夏にも開催されます、「はじめてのクラシック」コンサート。

今年のテーマは --- "ロシア人作曲家の作品ってどんな曲?"だそうです。

このコンサートは、テレビなどでもおなじみ・小林研一郎(コバケン)先生が指揮をされ、東京交響楽団の皆さんが演奏されるという一流クラシックコンサートなのですが、中学・高校生にクラシックにふれて欲しいと、何と1,000円で入場することができるというコンサートです。

クラシックコンサートにご興味のある方、ダイアリーに日程を書いておくことをお忘れなく。

2013年4月9日火曜日

美しいオーラの作り方 - 着こなしセミナー

先ほど校内を急ぎ足で歩いていると・・・2年生の生徒がその急ぎ足の私にずっとついて来ました。

私「どうして私についてくるの?(と話しながらも、超・急ぎ足)」

生徒「え、だって、先生について行ったら何か面白いことがありそうだもん。どこ行くんですか?」

私「アリーナ。」

生徒「なんでですか???」

私「それは言えないなぁー。」

生徒「え、もしかして、誰か来てるんですか?!彼氏とか有名人とか」

(絶句・・・)

私「あのね、そんなことあるわけないでしょ!」

生徒「・・・だ、だって、先生何でアリーナに行くのか教えてくれないから・・・」

私「着こなしセミナーに行くんです!(きっぱり)」

生徒「え?なんだぁー。」

と言って、生徒たちはあっという間に急ぎ足で歩いている私の元から去って行きました。

私が急ぎ足だった理由 --- それは新1年生のために開催された"着こなしセミナー"に参加するためだったのです。今回も本校制服のデザイナーさんが生徒たちに、「いかに服を(特に制服を)美しく着こなすかをお話して下さいました。

セミナーの中で、

- 服を美しく着こなす方法
- 制服の手入れの仕方

などについてお話いただきました。

中でも特に印象に残ったのは「美しいオーラを作るにはどうするか」ということ。

* 自分に対して自信を持つ
* 姿勢を正す

という2つを意識するとオーラが出るとのお話でした。


なるほど!と思いました。日々忘れないで意識していたいですね。

オーラと言えば、昨日大きなニュースが世界をかけめぐりました。長く女性初のイギリス首相として活躍されたサッチャー元首相が亡くなられたというニュースでした。「鉄の女」と呼ばれた彼女でしたが、品位とオーラのある方だなといつも思っていました。そのような女性がこの世から旅立たれたということは、イギリスの一つの時代が終わったようで、何とも寂しい気がします。

National Geographicという雑誌に、サッチャー元首相に関する興味深い記事が掲載されていましたので、こちらでもご紹介したいと思います。

http://newswatch.nationalgeographic.com/2013/04/08/5-surprising-things-you-didnt-know-about-margaret-thatcher/

サッチャー元首相の知られざる5つの素顔、という記事です。

1) 「鉄の女」というニックネームは、旧ソ連のジャーナリストが名付けた

2) サッチャー元首相は、政治の世界に入る前にはアイスクリームの開発に携わっていた(!)
  (彼女はOxford大学で化学の勉強をした方でした。)

3) サッチャー元首相は、サミットで日本を訪問したとき、男性ではなく女性の空手のボディガードを準備していたところ、「他の首相と同じように(男性のボディガードに)して欲しい」との意思表明があった

4) サッチャー元首相は、首相時代も自分で料理の準備を行っていた

5) サッチャー元首相は、「もしもう一度生きることがあったとしたら、政治の仕事はしないだろう」と語っていた

鉄の女、と呼ばれた彼女でしたが、地に足のついた女性であったことが推察できるような記事です。興味のある皆さんは、(全文は難しくても)段落の見出しだけでも読んでみてください。

話は脱線しましたが、社会で信頼される女性、社会で活躍できる女性となるために、身だしなみ・服装が適切かどうか、いつも意識していきましょう。そしてできればサッチャー元首相のような品格・風格・オーラを身にまといたいものです。

2013年4月8日月曜日

第105回入学式

週末の嵐が全く感じられないような、見事なお天気に恵まれた本日、第105回入学式を行いました。






風もほとんどなくおだやかなお天気でした。(国旗や校旗もこのような状態でした。)








校門の周りでは






このように記念撮影をする新入生&保護者の方々が長蛇の列を作っていました。








入学式で、生徒の皆さんの様子を見ていましたが、みなさんとても緊張している様子でした。新しい学校、新しいクラスメート、新しい制服・・・と全てが新しくなって慣れないことばかりだと思いますが、みんな同じ状態ですので、ぜひ不安に感じずに毎日元気に登校して下さいね。



PTA会長さんがお話されていたように、校訓である

「信頼される女性、実際に(社会で)役に立つ女性」

になるためには

① 笑顔

② 感謝

③ 挑戦

この3つをいつも意識しながら行動してほしいと思います。



新入生の入学を心から歓迎します。みなさん、一緒に学校の新たな歴史を創っていきましょう。

2013年4月6日土曜日

平成25年度始業式

今日から平成25年度がスタートしました。新2・3年生が元気に登校し、始業式を行いました。

今年度も大変多くの新任の先生が学園に着任しました。


新任の先生たちが1人ずつ挨拶しましたが、その度に生徒たちは

「わー!」「きゃー!」

その度に私はそばにいた生徒たちに

「はい、みなさん、個々の感想は後でいいから。静かに!」

と伝えましたが、生徒たちのボルテージは上がる一方です。



そして・・・




英語を担当するK先生が

"Good Morning Girls!"

と英語で挨拶をはじめると

"Good Morning --- ☆☆☆"

と大興奮状態に・・・。




その後、各学年の担当の先生方・担任の先生方の発表も行われました。





生活指導部の先生からのお話も忘れずに、新しい気持ちで、この平成25年度をより充実した1年にしていきましょう!

Let's enjoy and have fun!

2013年4月5日金曜日

MacBookAir&情報デザイン

春休みの間に、本校では新たなパソコン教室を準備しました。



なんと!MacBookAirを導入したのです。

(iPhoneユーザー&Steve Jobsファンの私としては感慨深いものがあります。)







情報科について、今度入学してくる1年生からカリキュラム(学習内容)が新しくなり、Macを用いて「デザイン」するという力を身につける授業を準備しています。

なお、その授業を担当して下さるのは、連携している女子美術大学の先生です。先日、1年間のスケジュール表を見せてもらったのですが




Adobe社のIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)など、デザインを行ったり写真を加工したりするソフトなどを活用して、デジタルの世界で自由にデザインができるようになる授業が準備されています。

本当に楽しそうです。

今年度は、English through Songsも受講したいし、こちらの情報デザインも、またマーケティングの授業も・・・と、大昔に高校を卒業した私ですが受講したい授業がたくさん。時間が足りなそうです・・・。




具体的な授業の様子も日々レポートしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

明日は始業式

明日4月6日から、いよいよ平成25年度がスタートします。(新1年生の入学式は明日ではなく来週です)

昨日、今年度から新任で本校に着任する先生たちが学校に来ましたが、その先生方の集まる部屋の周りを・・・

在校生の生徒数名がうろうろ、きょろきょろ・・・。

挙句の果てには、

生徒 「あの、先生のお名前は何ですか?」「何の教科の先生ですか?」

と、新任の先生たちを質問攻めにしていました。そして・・・

生徒 「先生、あの先生って、私たちのxxの教科の担当になってくれるのかなぁ?」

と今度は私を質問攻めに・・・。(恐るべし、この情報収集力・・・。)

当然、私は

「今の段階では何もお答えしません。」

と伝えるのみでしたが、みなさん、明日の始業式でいろいろ発表がありますので、そんなに事前に頑張って情報収集する必要は無いですよ・・・。

では、明日また元気なみなさんに再会できることを楽しみにしています。

2013年4月4日木曜日

English through Songs

春休みも残すところわずかとなりましたが、在校生の皆さんは元気に毎日を過ごしているでしょうか?また新たに高木学園にやってくる生徒の皆さん、春休みの課題は順調に進んでいますか?(学期がスタートした後に"テスト"もありますから、"まずい!"と思った方は早目に取り組みましょう・・・!)

学校では先生たちが本格的に動き始めました。今年度はそれぞれの学科(普通科、商業科、情報科、家庭科)で様々な新たな取り組みが始まります。

昨日はその中でも、普通科の英語の授業の中で新たな試みを行うために、先生たちが慶應義塾大学の先生と一緒に「授業の進め方」を考えました。(既に数ヶ月の間、この慶應義塾大学の先生とのセッションを行っていますが、とても楽しく、皆さんが英語を楽しく勉強できるような授業を先生たちがどんどん考えています!)

そして今年度から新たに英語科で皆さんに英語を教えてくださる先生とも一緒に色々勉強会を行いました。


メジャーデビューもされている方も英語の先生として登壇します!English through Songsというテーマで英語の歌を通して楽しく英語を学ぶ授業なども行っていきます。

(この先生のギター&歌声が素敵すぎて、英語科の先生たちとともにうっとり!)



新学期のスタートを楽しみにしています!

2013年4月2日火曜日

どこにいても~卒業生へ

4月になり、新学年度のスタートですが、学校ではつい1ヶ月前に卒業生を送りだしたばかりでもあります。

実は、旧・3年生の送別会を行ったときに、沖縄出身のシンガーソングライターのお二人がサプライズで卒業生に歌のプレゼントをしてくれました。

その事務所の社長さんから、彼らの新作CDを送っていただきました。

そして歌を聞きながらジャケットの内側を見ていたら・・・


なんと!Special Thanks to: の後ろに"Takagi Gakuen"と本校の名前を入れて下さっていました。嬉しいです。



そしてこのお二人が歌ってくれた歌を改めて思いだしました。「地球人」というタイトルの歌は、これから旅立って離れていく状況を歌ったものですが、その中に

"僕の住まいは地球です。

 君の住まいも地球です。

 離れていても同じだね。"

という歌詞があります。この言葉は本校を卒業して行った全ての卒業生におくりたい言葉だなと改めて感じています。

毎日この高木学園で会うことは無くなりますが、卒業していった皆さんが幸せであるようにといつも思っています。同じ地球で、人生を切り開き、おおいに楽しんで下さい!