2010年1月31日日曜日

未来予想塾 - 高校時代の"想い"を大切に

昨日土曜日には、お知らせしていたように土曜講座が開催されました。その中で、私も講座『未来予想塾』を持たせてもらいました。

当日。参加いただく社会人のお二人に少し早目にご来校いただき、事前の打ち合わせをしてから、いざ教室へ!

「おはようございまー・・・ あれ?教頭先生???!!!」

なんと教室には生徒と同じく机に座っている教頭先生の姿が!

「昨日のブログに"IT系カジュアル"の男性が登場!って書いてあったでしょ、面白そうだから来ちゃった。待っている間、生徒たちと"絶対イケメンだよね!"って話してたの。」

だそうで…生徒+教頭先生+2名の社会人の方々+私、で講座がスタートしました。

まずはサークル(円状)に座って、ここに集った20名程度の人々が何者であるか自己紹介をしていきました。生徒たちには"どうしてこの場に今日いますか?"という質問に対する答えも紹介してもらいました。ほとんどの生徒が"他の講座の抽選に外れたから"と答えるかと思っていたのですが、"なんか社会人の人が来るって面白そうだったからとりました" "前回もこの講座をとって、まだ自分は将来のことについて考えがまとまっていないなと思ったから、再度参加しました"という生徒たちもいて、開催側としては大変うれしく感じました。

そして、社会人の方々にも簡単な自己紹介をしていただきました。

お一人目:「xxといいます。現在、経営コンサルタントをしています。」

と話しかけたところで、私の隣に座っていた2名の生徒が"かっこいい!!!" それを聞いたご本人はその後、照れながらも自己紹介を続けてくださいました。(その彼がIT系カジュアルの方です。)

お二人目:「○○です。職業はファッションデザイナーです。実は、来年度からの新しい制服を私がデザインしまして、今日はこの場に来ました。」

その瞬間、"へぇー!私もあの制服着たかったんだよ、先生(泣)"と私の隣で訴えている生徒たち…。

さて、自己紹介が終わった後、生徒たちにはグループに分かれてもらい(今後20年くらいの)自分の将来の年表を書いてもらいました。その間、大人は同じテーブルに座って、高校卒業から20年くらいの過去年表を書いてもらいました。

そして、生徒たちの中から数人に"未来の私"を紹介してもらった後、社会人の皆さまに、高校卒業から20年間はどのような人生を過ごしてきたかをご紹介してもらいました。

まずはデザイナーの方のお話です。始めはアパレル会社に入社され、その後転職したり、フリーでスタイリスト(なんと歌手の杏里さんのスタイリストなどもされていたそうです)をされたり、そしてユニフォーム(制服)のデザインに方向を少し変えられたことなどをお話してくださいました。さらに仕事先のホテルで出会った素敵な方と結婚されて、お子さんもお二人いらっしゃるなど、まさに女性として憧れてしまうようなお仕事とご家庭をバランス良く両立されているお話も聞かせていただきました。

実際にご自身のデザインされたものが、形になっていく様子も写真などで見せていただきました。














上がデザイナーさんが描かれたスケッチ、それをもとにできたのが下の写真のユニフォームです。(これは過去の東京モーターショーでの某自動車メーカーの女性の制服だそうです。)









続いて、IT系のお仕事から現在は経営コンサルタントをされている方のお話をうかがいました。高校時代から彼自身が熱中してきたスポーツ(水泳&ダンス)や音楽を通じて(様々な国の)人々が熱狂できる、ということを感じて、それを簡単につなぐことのできるITの魅力を感じてその世界に入られたそうです。




また、とびいり参加の教頭先生の年表も見せていただきました。絵が大好きで、絵が描けるのであれば死んでもいいという想いを高校時代から持っていて、現在に至る、という素敵な人生のお話でした!





私は、高校時代から"広い世界を見たい、そこで様々な国の人たちとつながっていきたい"という強い想いがあり、それを実現するために(実現までの道のりは大変長く、苦労を伴うこともありましたが)2回留学したり、企業に勤めたりした話をご紹介しました。

社会人の皆さんのお話をうかがって、

高校生時代に想った"こうなりたい""こうしたい"という気持ちで、人生は大きく変わっていく

ということが非常によく分かりました。まだ"自分の人生をどのようにしていきたい"ということがはっきりわからない生徒もいるかと思います。でも、昨日の講座や、高木学園女子高等学校での日々が、自分と・自分の人生に大切に向き合う(→その後の人生を充実したものにする)きっかけになればいいなと思います。

ご参加くださった社会人の皆さま、教頭先生、貴重なお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました!

2010年1月29日金曜日

IT系カジュアル?

明日は土曜日です。土曜講座が開かれます。

今週、校内の掲示板には明日の土曜講座に向けたお知らせが張り出されたり、昼休みに

「土曜日の土曜講座でビリヤードに参加する生徒は、xx教室に集まってください!」

という放送が聞こえてきたりしました。

明日は私も講座を持っています。その講座の中では、社会人の方にご来校いただき、その方々のお仕事についてお話いただいたり、ケーススタディを行う予定なのですが、明日参加してくださる方からメールが届きました。(私のビジネススクール時代のお友達で、もともと大手通信関連の企業でIT系のお仕事をされたあとビジネススクールに留学→今は経営コンサルティングの仕事をしている男性です。)

「土曜日の格好についてですが、どんな格好がいいんですかね?ビジネススーツ?セミカジュアル?それとも土曜日だからカジュアルですかね?あ、それともIT系カジュアルか、ダンサー系カジュアル(←ちなみに、その彼はダンスも大変上手なのです!)???」

そこまで気にしていただいて、こちらが恐縮してしまう感じだったのですが、返事を出しました。

「それではIT系カジュアルで!」

…、…。私自身"IT系カジュアル"がどんな感じなのかイメージできていなかったのですが、ご本人いわく、アップルコンピュータCEOのスティーブジョブスみたいなイメージ、なのだそうです。

そんなIT系カジュアルの彼は、どのような話を聞かせてくれるでしょうか???

2010年1月28日木曜日

今の夢を絶対に叶えよう!と誓った

先日、普通科3年生の生徒たちの最後の「総合」の授業で話をさせていただいたことをお伝えしました。その授業の後の感想文を見せてもらいました。

この日の授業の中には、卒業してから35歳くらいまでの「未来予想図」を(1年区切りで)彼女たち自身に描いてもらう20分という時間も取り入れました。彼女たちは、これらをどのように感じたのだろうか、また今回伝えたことをどのように受け止めたのだろうか、と思っていたので感想文を全て読ませてもらいました。

その結果、ほとんどの生徒が

今、こうして自分の人生について"どう生きたいか"を考える機会があって、とても良かった

というコメントを残してくれていました。ここで、いくつかの感想文の一部をご紹介させていただきます。

1人目の生徒のコメントです。

"最初は35歳まで先のことなんか分からないと思っていたが、書いていくうちに自分の将来が見えてきた気がしてワクワクしてどんどん手が進んだ。

学校で全部書けなかったから、家に着いて続きを書いた。この通り上手くいくのかなと不安になったが、夢を描くのは自由なんだから大きな夢を沢山書いた。

私が小学生か中学生の時も未来年表を書いた覚えがある。けれど、その時に書いた物と今書いた物の内容は全く違う。どんな内容だったかは忘れたが、まだ子どもだったため、○○になるなど簡単に書いた気がする。しかし、今では○○の場所で○○を学んで○○になる、とかなり深く書いた。昔と今の夢は全く違う。もう昔の夢は叶えることができないから、今の夢を絶対に叶えようと心に誓った。"

別の生徒のコメントは…

"高校生活最後の授業はとても良い話でためになりました。

私たちはこれからそれぞれ夢に向かって歩んでいきますが、先生の話はみんなに共通していえることなのでとてもよかったと思います。

また、人生計画表はこれからの人生に計画を立てて夢に向かって頑張ろうという気にさせてくれました。紙に書くことによって楽しみながらできました。…"

また他の生徒は…

"私は将来やりたい事が具体的に決まっているから年表を完成させるのは簡単だと思っていました。でも、実際年表を書いてみて、ほとんど埋められず、とても難しかったです。でも自分の人生について考えるきっかけになってよかったです。"

とのこと。たしかに大きな目標があっても、いざ1年1年、具体的にどのように過ごしていくのか、どうしたら毎年その大きな目標に近づくことができるのかまでを考えるのは難しいと思います。ただ、それを考えて初めて行動に移すことができるんだよ、と伝えたかった私の想いが彼女たちに伝わったように感じられました。

さらにこんな意見も…

"先生は何もかもが完璧(←しかもそのあとに"☆☆"と書いてありました)そうなのに、つらい過去があったなんてビックリ。"

私自身の人生は完璧とはほど遠く、こういう意見があったこと自体が驚きでした!と同時に"つらすぎた"人生を送ってきたわけでもなく(大変なことも、悲しいこともありましたが、それがずっと続いていたわけではなく)自分の心の持ち方次第で人生は楽しく・明るく・エキサイティングにできるんだと今では感じています。

当日も、繰り返し生徒たちに話したのですが、

誰もが素晴らしい力を持っていて、それは人それぞれ違う。自分の良いところを信じて、それを社会で役に立てるように自分の使命を感じながら(Mission)、情熱的に(Passion)行動して(Action)生きて欲しい。そしていつも感謝の心を大切にしてほしい

と心から願っています。

2010年1月27日水曜日

テレビ撮影でした

先日この場でご紹介しましたが、2月にライフル射撃部の活躍がテレビ放映されます。(2/9にテレビ神奈川のニュースハーバーに出演予定です。)

今日は、その際にアナウンサーの方々と生徒たちがスタジオで見る"普段の部活の様子の映像"の事前撮影が行われました。

朝から楽しみにしていた私。(生徒より楽しみにしていたかも?)放課後になったので、いざ!と思って射撃場に向かうと…




がらーんとした射場…。「撮影は???」と部員に尋ねたところ、「まだ始まってませんよ!撮影隊もまだ到着してません。」とのこと。勇み足でした…。


ということで、一度事務所に戻り、再度出発。





生徒たちが真剣な表情で練習している、このような姿を…










こんな角度や











こんな角度からも撮影が進められていました。







顧問の先生によると、今日の2時間以上の撮影で実際に使われるのは2-3分だそうです。それでも、部員は緊張してこちこちになっていた模様…。

さて、当日はスタジオでどんな様子になるでしょうか?お楽しみに!

2010年1月26日火曜日

アーティストがたくさん - part2















本当に上手です。高校生が描いたとは思えません。

卒業試験です

今日から4日間、3年生は卒業試験となりました。

3年家庭科のクラスの前を通りかかると




何やら勉強中。











明日は数学のテスト、だそうです。(開いてあったページを見たところ・・・む、難しい・・・。)







ちなみに、その場にいた生徒5名のうちの2名はお弁当開発チームのメンバーでした。

生徒: 「(私に向かって)ひさしぶりー!!!最近会わないよね?会ったとしても、なんかいっつもおじさんっていうか偉そうな人と一緒に歩いてる。」

私:「本当???そうかなぁー???ところで、xxさん進路は決まった?」

生徒: 「決まったー!○○製菓学校に進学します!」

彼女は、家庭科の食物コースに在籍しています。雑誌の中で、あるモデルさんが"(自分の子供には)食物アレルギーがあるため、食べられないお菓子がある"と言っていた記事を読んで、"食物アレルギーがある人にも、食べてもらえるようなお菓子を自分が作りたい"と思ってパティシエを志望しています。そんな彼女は有名な製菓の専門学校に進学します。

生徒一人ひとりが、自分の才能や好きなことをしっかりと認識して進路を選べるような教育を、これからも大切にしていきたいと思います。

明日から一般入試の出願期間です

推薦入試→合格発表が終了したばかりですが、明日からは一般入試の出願期間がスタートします。

出願期間等は以下の通りです。

期間: 1月27日(水曜日)~2月5日(金曜日) - 日曜日はお休み致します
時間: 月~金 9:00-16:00 土  9:00-12:00

正門をくぐって右側の赤いレンガ造りの建物に受付がありますので、そちらまでお越しください。

2010年1月23日土曜日

合格発表です

今日は、昨日の推薦入試の合格発表を行いました。







発表は午前10時~11時だったのですが、30分前くらいから受験生の皆さんと保護者の方々が続々と到着されました。













早めに到着した皆さんには教室で待機していただいたのですが…ドアの外からでも緊張感が伝わってきます。













10時になりました。合格発表が始まりました。封書による発表なのですが、その封筒の中をこっそり見る中学生の皆さん…。








廊下で待っていらした保護者の方に、うれしそうに報告する中学生の皆さんの姿がたくさん見られました。




廊下にいた私に

「4月からよろしくお願いします!」
「毎日ブログ読んでいます!新しい制服がとても楽しみです。」

など声をかけてくださる方々もいらっしゃいました。皆さまを4月から高木学園女子高等学校にお迎えできることを心から楽しみにしております。

2010年1月22日金曜日

サブバッグ

今日は、夕方、かばんメーカーの方と一緒に感動の涙を流しました。

というのも、長い間調整を続けてきて、途中何度も挫折しかかった新・サブバッグがようやく上品で洗練された形にまとまったからです。

冬服が完成し、夏服が完成し、通学カバンが完成し・・・サブバッグ以外は本当に素晴らしいものが完成し、オープンスクールや説明会などの場で中学生の皆さんや保護者の方々に

「いいですね!」
「可愛い!」

と言っていただいていたのですが、サブバッグについては苦しい調整が続いていました。実際に"こんなイメージで"とお願いするほうの感覚が、工場の実際にミシンを踏んで作ってくださる方々になかなか伝わらず、おやじの旅行かばんの領域から抜け出すのに大変な苦労を要しました。

途中、何度も

「もう良いカバンはできないのかもしれない」

と諦めかけましたが、やはりこれを使用する来年度の1年生のことを考えると、一歩の妥協もできないと思いなおすこと数回…。

言葉で"こんな感じ"と言ってもなかなか伝わらないため、私の拙い絵を描いてお渡ししたり、似たようなイメージのバッグを探しに街に出かけたり…とできることは全てしてみました。

そして今日。何回やり直しをお願いしたかわかりませんが、ようやく「これならば!」と思えるものができてきました。かばんメーカーさんも私も、ここまで苦労するとは思っていなかったので、思わず涙…でした。

若干の調整がありますので、最後まで調整できたところで全体像をお見せすることとしますが、一部のみご紹介します。








制服、通学カバンとイメージが合うように仕上げました。これは側面です。メインの面にも側面にもファスナー付きのポケットが付いています。
















ちょうどそのポケットに定期入れなどがすっきり入るようなサイズにしています。














ベルトはこのようにやわらかくしかも丈夫な素材を使用しました。このベルト素材は、車のシートベルトにも用いられるような素材だそうです。(やらかくて丈夫で…というイメージがおわかりいただけるかと思います。)







ギリギリ最後のタイミングまで調整をし続けてよかった、と思えた一瞬でした。(メーカーさん、大変お世話になりありがとうございました。)

新入生の皆さん、どうぞお楽しみに!

推薦入試が行われました

1月22日。今日は推薦入試が行われました。

昨日までの温かさから一変。寒い朝となりました。






校舎の入り口。こういうところでさえも、緊張しますよね・・・(私が受験したのは遥か遠い昔ですが、それでも入試の日の緊張感というのは、今でもはっきりと覚えています。大学入試の時の、センター入試の朝には緊張と不安のあまり号泣した悪夢の記憶までよみがえってきました・・・。)






と、一人感慨にふけっていた脇を、面接会場を(当校在校生に連れられて)異動していた受験生の皆さんとすれ違いました。






受験生の皆さんはにこやかに「こんにちは!」とあいさつしてくれました。面接は緊張せずに受けることができたでしょうか。





合格発表は明日、当校にて行われます。

今週の絵







今週の絵。
テーマは「1日をデザインする」です。













今週の絵の横には、水曜放送でこのテーマについて教頭先生が話した内容も掲示されていました。デザインするとは、単に美術の絵をデザインする、洋服をデザインすることだけにとどまりません。自分の意思で"このようにする"と考えていく→そしてそれに沿って行動すること、これがデザインです。そんな内容のお話が紹介されています。


今日も一日しっかりとしたデザインを自分で描いて行動していますか?

2010年1月21日木曜日

テレビ放映のお知らせ - 2月9日

昨年ちらっとご紹介したのですが、来月に当校ライフル射撃部の生徒たちの活躍がテレビにて放映されますのでお知らせいたします。

日程: 2010年2月9日(火曜日)
時間: 17:55-
チャンネル: テレビ神奈川(TVK)
番組: ニュースハーバー

生放送のニュース番組とのことで、ライフル射撃部の生徒たちがスタジオにうかがいアナウンサーの方々とお話させていただく模様です。

みなさま、ぜひご覧ください!

明日は推薦入試です

いよいよ明日1月22日(金曜日)には、平成22年度入学の皆さんの推薦入学試験が行われます。

学校内では、在校生がきれいに大掃除をして、受験生の皆さんをお迎えする準備を整えました。

明日は今日までとはうってかわって気温が下がり寒くなるとの天気予報。受験される中学生の皆さんは、最後の最後で体調を崩すことのないよう、体調管理にぜひ気をつけて、元気に明日当校にお越しください。

また万が一、明日の推薦受験を受験する予定でインフルエンザにより受験が不可能になった場合には、在籍中の中学校の進路ご担当の先生経由で当校にご連絡をいただけるようお願い致します。

Mission, Passion, Actionで自分らしい人生を!

昨日のこの場でご紹介した通り、本日は普通科3年生の皆さんに「総合」の授業の中で話をさせていただきました。

テーマは「Mission, Passion, Actionで自分らしい人生を!」

冒頭に、3年生たちに2つの言葉を紹介しました。

①ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊先生の言葉です。

人生は卒業後に自分がどれだけ能動的に働きかけたかで決まる。

②33歳という若さで亡くなりましたが、『山月記』などいくつもの名作をのこした作家・中島敦氏の言葉。

人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。

様々な分野で活躍された(されている)方々の言葉には重みがあり、3年生の皆さんには、ぜひ「こんな人生を生きたい!」という自分の想いを持ってこの先卒業してからも生きて行ってほしいと伝えました。

さらに、生徒一人ひとりに自分の将来を予想してもらいました。そして、具体的にどうしたら、それを実現できるのかについても考えてもらいました。




さらに、卒業してから折にふれて思い出してほしい、3つの言葉"Mission, Passion, Action"についてお話しました。





Mission- 自分自身や、自分の使命を信じて(他の人がたとえ自分のことを認めてくれないことがあったとしても)生きていってほしい

Passion - どんなことも途中であきらめたり放り投げたりしないで最後までやりぬいてほしい

Action - 自分に自信を持って、"これを行いたい!"という情熱を持ったら、とにかく行動あるのみ!常に前進してほしい

そして、自分の周りにいる人々に感謝の心を持ちながら、このMission, Passion, Actionを常に念頭において自分らしい、悔いのない人生を生きて行ってくださいね、とお話しました。

実はこのMission, Passion, Actionですが、細川佳代子さん(細川元首相の奥様で、日本におけるスペシャルオリンピックを立ち上げた方です)がご著書の中でおっしゃっていた言葉です。その言葉を思い起こすたびに(私自身も)力をもらえる言葉だったので、ぜひとも3年生の皆さんとも共有したいと思ってご紹介しました。

卒業まで残された日々はわずかですが、皆さん、ぜひ悔いのない、充実した人生を歩んでください。

2010年1月20日水曜日

え?私が、ですか?!

それは2か月ほど前のこと。ある先生と私の間での会話です。

先生:「実は、卒業していく3年生のために、講演を考えていまして。」

私:「外部から講師の先生を呼ぶんですね?」

先生:「いえ、そうではなくて、先生に3年普通科の生徒に講義していただきたいのです。」

私:「(目が点)え?!?!私が、ですか?!何をお話すればよいのでしょうか???」

先生:「卒業していく当校の生徒に伝えたいことをお話していただければと思います。」

私:「・・・それって、ものすごーく広いテーマですよね。どんなことでも良いのでしょうか?」

先生:「はい。」

私:「・・・。(うーん。難しすぎる・・・何を話したらいいんだろう・・・)いやー。あまりに内容に自由度がありすぎて・・・。そうですねーどうしましょうー。うーん。」

それからはや2ヶ月。その講義がいよいよ明日となってしまいました。この間、どんなことをお話すればよいか、非常に悩みました。折にふれ、そのことを思い出しては考え、また考えなおし、というプロセスを続けてきましたが、今週に入り、パワーポイントのスライドも完成させなければ・・・と思い、内容を最終調整しました。

どんなことが、彼女たちの今後の人生のために少しでも役立つのだろうか、とじっくり考えたとき、彼女たちより少し長く生きてきた女性として、"高校時代に、こんなことを言ってくれる人がいれば良かったのになあ"と私自身が思ったことを素直に伝えよう、と思いそのような内容での話をすることに決めました。ということなので、話すことにも具体性が無いと説得力がありません。明日は、「(私自身の)過去年表」もこっそり公開しつつ、3年生にお話したいと思います。

2010年1月19日火曜日

これから裁判の練習に行ってきます

事務所で地図をのぞきこむ生徒や先生たち数名…


日本大通りの駅のすぐそばに蛍光ペンで○印がつけられています。

生徒:「え、これ何線ですか???地下鉄?乗り換えあるんですか???」

私:「日本大通はね、菊名から東横線で"元町・中華街"方面行の電車に乗って、終点の1つ手前ね。乗り換えはなし。ところで、何しにどこに行くの?」

生徒:「裁判の練習です。」

私:「裁判の練習???!!!」

と驚き絶句していると…周りにいた先生方より次のような説明がありました。

彼女は、実は昨年コンビニでの万引き犯を勇敢にも捕まえた生徒です。その万引き事件の裁判が近く行われるのですが、その際に彼女も法廷で証言をする予定になっているそうです。(実際に検察官や弁護士などから質問を受けたりするそうです。)今日はその裁判のための事前準備があるとのこと。

法廷よりも、日本大通にある建物への行き方を心配していた彼女。さて、目的地には無事たどりつけたでしょうか???

2010年1月18日月曜日

この高校で本当に良かったです

土曜日にPTA委員会があり、そこでご来校された3年生の保護者の方とお話する機会がありました。

保護者の方:「うちの娘は3年生なので、学校に当校する日は数えるほどになってしまい、なんだか寂しくて。でも、本当にこちらの学校にお世話になって良かったと思っています。」

私:「そう言っていただけると、大変うれしいです。xxさんのお嬢様とはお話する機会が色々ありましたけれど、学校の勉強だけでなく、学校外でのボランティア活動なども本当に頑張っていらして素晴らしいなとつねづね思っていました。」

保護者の方:「実は中学校の時には、こちらの学校のことをよく知らないでいたんです。公立と併願だったのですが、入ってみてから驚いたというか感動したというか。今どきこんなに古き良き、と言っては何ですが、素直で性格の良い、礼儀正しい女の子たちがまだいたのかしら!と、この学校に来るたびになんだか時代が遡ったかのような印象を持つんですよね。」

私:「確かに、私も初めて当校に来たころ、"なんて素直でまじめで良い子たち!"と感動したことをよく覚えています。」

保護者の方:「それに、先生のブログも毎日楽しみに読んでいるんですよ。」

私:「は、はぁ。そうですか・・・お恥ずかしい駄文ですが・・・。」

保護者の方:「それに、よく先生、風邪とかひかれるんですよねー(笑)」

私:「(冷や汗…)はい、そうなんです…」

ようやく風邪は治りましたが…、当校に学んで3年後、保護者の方にもこのように言っていただけるとは大変うれしくありがたく感じます。これも、面倒見の良い先生たちの教育と家庭的な雰囲気があってこそだと思います。今後も、このような高木らしさを大切にしていきたいなと、改めて感じました。

また一つ、完成です

先日制服のパンフレットが完成したことをお伝えしましたが、それと合わせて鞄や靴などの制定品についてご紹介をするパンフレットも完成しました。





今週行われる推薦入試の結果、合格された中学生の皆さんにまずお渡しするものです。その推薦入試まであと3日となりました。中学生の皆さん、風邪やインフルエンザなどに気をつけて頑張ってくださいね。

2010年1月16日土曜日

土曜講座の日です

今日は土曜日。校内では土曜講座が開講されています。



まずは美術室へ。季節の絵手紙-冬編です。果物や野菜を葉書に描いていきますが、それらの縁取りは黒の色で行います。黒の輪郭は墨汁を使って書道の筆で描いていくそうです。まずは輪郭の引き方の練習中。





さて、他の部屋ではわき目もふらず折り紙を折っている生徒たちがいました。本日は↓のような鬼(男女の鬼???)を折るそうです。






よく見ると、右の赤い鬼は未完だそうです。(さて、どこが未完なのでしょう???)




家庭科の教室ではスタイル画の説明を聞いている生徒たちがいました。女性の体の構造にしたがって、スタイル画を描いていくそうなのですが、何やら難しそうです…(立体にめっぽう弱い私でした…)


今月は30日にも土曜講座が開講される予定です。

制服パンフレット完成!

昨年末からお伝えしてきた、制服ご紹介のパンフレットが完成しました!本日ようやく到着です!




この書体をどれにするかも指定させていただきました。(伊勢丹さん、細かい注文を聞いてくださり、ありがとうございました。)










そして中を開いたところ。これを初めて見た新入生の皆さんが

- いつ
- 何を
- どこで
- どんなふうに

すればよいのかがパッと分かるような構成としました。

こだわりのイラストも入って、見やすく・分かりやすいパンフレットが完成です。これを新入生の皆さんにお渡しできることが楽しみです。なんだか(私まで)ますますワクワクしてきました。

推薦入試の願書受付が始まりました

昨日お伝えした通り、本日から推薦入試の願書受付が始まりました。







事務所には緊張の面持ちで書類を手にしている中学生の皆さんの列が。皆さん相当緊張している様子で、逆にこちらまでドキドキしてきました。








推薦試験日は1月22日(金曜日)です。ここでは面接試験となります。面接ってどう準備すればいいのかなぁ?と思われる方も多いと思うのですが、一つ(これはどのような面接にも役立つと思うのですが)とっておきの練習法をご紹介します。それは…

(誰かに質問してもらって)答えている自分をビデオで撮影して、自分でそれを確認すること

です。通常、自分の姿を客観的にみることはできませんが、ビデオを通して自分の姿を見ると

- 話し方に元気がある/ない
- 自分の話している内容が分かりやすい/分かりにくい
- 姿勢が良い/悪い
- 印象が良い/悪い

などを、あたかも面接官になったかのように確認することができます。実はこの方法、私が大学院の時にCareer Service(就職指導部、というような名前がその日本語訳にあたるでしょうか?)という部門主催のMock Interview Session (模擬面接セッション)を全員受ける必要があり、そこで私自身が体験した方法です。大変役に立ったと思いますので、受験生のみなさんもぜひ試してみてください。

2010年1月15日金曜日

明日から推薦入試の出願期間です

年が明けて間もないですが、明日からいよいよ推薦入試の出願期間がスタートします。

受付期間: 1月16日(土) ~ 19日(火)
受付時間: 月~金 - 9:00~16:00
土 - 9:00~12:00 (日曜日はお休みさせていただきます。)

当校の正門を入っていただくと、右手に赤レンガの建物があります。そのドアの先に事務所がありますので、そちらまでお越しください。

2010年1月14日木曜日

高校無償化 - 私立高校は?

本日は、「平成22年神奈川私学新春のつどい」に参加してきました。神奈川県内の私立幼稚園・小学校・中学高等学校・専修学校の関係者(保護者の方々を含む)や、神奈川県知事、横浜市長、議員の方々などが参加された会でしたが、その中で、神奈川県の松沢知事より子ども手当についての話がありました。




(松沢知事が話をされているところを激写!したつもりが・・・全くピントも合わず、遠すぎで何が何だか分からない写真に…。)




「政権が代わり"公立高校無償化"ということが盛んに言われてきました。この方針によって、公立の高等学校は授業料が免除されることになるわけですが、私立の高等学校に通う生徒さんにも(公立高等学校の授業料との)同額が補助されることが決定されました。細かい手続き等は現在詰めている最中ですが、高等学校で学ぶ生徒さんの保護者の方々の負担が軽減されることになります。」

詳しい手続きは各学校でもまだどうなるかを確認している途中というところなのですが、この方針で来年度から私立学校である当校に通う生徒の皆さんにも補助が行われることになるということをお伝えします。

また詳細について決定し次第、いろいろな場を使ってご説明していきます。

来年度のクラブ勧誘も頑張ります

廊下を歩いていたところ、急にすれちがった2名の2年生の生徒に

「あ、あの!」

と声をかけられました。

「は、はい?!」

と答えると、彼女たちが少し恥ずかしそうにこう言ってくれました。

「あの、先日の高等学校合唱祭に来てくださって、ありがとうございました!(二人でおじぎ)」

昨年12月24日のこの場でご紹介したのですが、音楽部の部員たちが12月26日に高等学校文化連盟主催の第51回 高等学校合唱祭に参加しました。その日に歌声を聞きに出かけたのですが、そのお礼を言うために声をかけてくれました。

彼女たちの歌声は本当に素晴らしく、私は当校の音楽部の演奏が始まる前と終わった後にものすごい音で拍手をしていたら、隣に座っていた方に不審な目で見られてしまいました…。

彼女たちに

「お2人は今、2年生よねー!今年4月に入学してくる1年生にたくさん入部してもらって、音楽部をさらに盛り上げてね!」

と声をかけると

「はい!」

と頼もしい返事が返ってきました。当校を受験予定の中学生の皆さん、どんなクラブに入るか、いろいろ考えてみてくださいね!先輩たちが皆さんをお待ちしています。

2010年1月13日水曜日

丁寧な教育をこつこつ継続

廊下を歩いていると目に入ってきました。





今週の絵です。今年は「何でもトレーニング」だそうです。









さて、その写真を撮り終わって、事務所に戻ってくると16時半。生徒たちが下校している時間でした。




1人…














また1人(いや2人くらいでしょうか???)







と生徒が下校するその1人1人に、「さようなら!」と挨拶する教頭先生の姿が見えてきました。この寒さの中、ジャンバー&手袋を着けてはいるものの、「さようなら!」という言葉とともに白い息が出てきます。

これが、高木の教育です。今週の絵が毎週変わっていったり、校門で登下校時に毎日、1人1人の生徒に向き合っていく姿勢を継続しています。

ハイリスク・ハイリターン or ローリスク・ローリターン?

昨日、商業科の2年生の生徒とたまたま校内で会い、どんな冬休みだったかなどの話を聞きました。

彼女はお姉さんがお年玉をくれるときに、"ハイリスク・ハイリターン or ローリスク・ローリターン"のどちらかを選択するという仕組みだったとのこと。

生徒:「お姉ちゃんから、『5,000円か10,000円どちらかが当たる2択』か『3,000円、5,000円、10,000円、15,000円どれかが当たる4択』のどちらかを選べるよって言われたんです。」

私:「うぁー、すごいね、それって資産運用でも同じような考え方をするんだよ。ハイリスク・ハイリターン(リスクは高いが、得られるリターンも高い可能性がある)を選ぶのか、ローリスク・ローリターン(リスクは低く、確実性は高くなるかもしれないが、得られるリターンはそう高くはない)を選ぶのか、っていう考え方ですね。で、どちらを選択したの???」

生徒:「2択のほうで。そしたらお姉ちゃんから『そっちを選ぶと思った!』と言われました。」

私:「せっかくだったら4択選べばよかったのに!!!私なら絶対4択を選ぶかな。で、結果はどうだったの?」

生徒:「5,000円でした…。でも、4択で最悪の場合は3,000円だったことを考えればそれでも2,000円は多くお年玉もらえたからやっぱり良かった。」

私:「うーん、若いのに着実!きわめて堅実…そうか!!!xxさんは昨年の中田・前横浜市長の講演会のときに中田さんから『市長をやってみたいと思いませんか?』って質問されて、『思いません。リスクが高い。』と答えたのでしたね。」

と納得したものの、皆さんまだ10代です。将来の可能性は無限大。いつもローリスク・ローリターンの選択肢ではなく、人生の可能性が広がることについては、若干のリスクをとっても果敢にチャレンジしてみてください!

2010年1月8日金曜日

「変革」の2010年

本日より当校の2010年がスタートしました。全教職員で行った新年の集いの冒頭で、挨拶をさせていただきました。そこでお話した内容をこちらでもご紹介したいと思います。

********************

2009年は「変化」の年でした。

- 創立100周年度を終えて、学校法人 高木学園が2世紀目に突入したという「変化」
- 理事長が急逝し、経営体制が変わったという「変化」
- 高等学校においては教頭、幼稚園においては園長に新しい先生方が着任したという「変化」

これらの「変化」の中にあって、先生方・スタッフの皆様のおかげで学園の明日を良い方向に持っていく光が見えてきたように感じています。昨年1年間の皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。

そんな「変化」の1年を経て新しい年を迎えるにあたり、本年の学校法人 高木学園の方針をお伝えしたいと思います。2010年、学校法人 高木学園を「変革」の1年とします。

「変化」とはあくまで、何らかの外からの力によって状態が変わっていくことです。しかし、「変革」はもっと能動的に、前向きに、自らが変えて新しいものにしていくことです。では、何を「変革」するか?

- 教育の内容の「変革」
- 新入生募集の「変革」
- 学園内部のシステムの「変革」

これらに果敢に取り組むことで、生徒/園児の人生を本当に豊かに・幸せにする教育を行い、教職員の皆様にとっても頑張りがいのある職場としていきたいと考えます。

ホンダの創始者・本田宗一郎氏はこう言っています。

 『進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことである。』

学園が一丸となって「変革」の第一歩を踏み出していけるよう、どうか皆様のお力を貸していただければと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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そのあとに、前回お伝えした「お年玉ギフトの抽選会」を行いました。







今回新たに導入しました!教頭先生曰く「次回はBINGOもやろう!」














歩けば歩くほどキャラクターが育っていく万歩計、10万円が貯まる本、京都の老舗の入浴剤やハンドクリーム、電動歯ブラシ、のほほん族(この間ご紹介したものです)、ご当地(横浜限定)キティのストラップ、デジタルアルバムフォトフレーム etc...






このような会を楽しくすることも小さな「変革」です。学園のあらゆることを一つ一つ「変革」していく1年と致します。本年もどうぞよろしくお願い致します。

2010年1月6日水曜日

幸せを呼び込む1年に

(1日の更新よりずいぶんと間があいてしまいましたが、学校は8日金曜日からスタートとなります。昨年の年内、夏休みよりほとんど休みがとれなかったため、このお休みは私も長めにお休みをいただいております。)

さて、少しずつ仕事モードに頭を切り替えねば…と思いつつ、まだまだ休み中の体内時計から抜けきれておりません。が、今日は少しでも仕事のことを考えるべく、初日8日に職員全員で集まって行う新年の会をどのようなスタイルにするか考えていました。そのスタイルを考えるにあたり、まず

何をするにも、楽しくなくては!

と思いました。(私が社会人としてスタートを切った会社で、配属された部のモットーは"明るく、楽しく、元気よく"でした。それからもう10年以上もの時間が経過してしまいましたが、このモットーはどんな場面においても折にふれて思い出すようにしています。)

例年その新年の会では、全職員にお昼のお食事を出していたのですが、それだけではつまらない!今年は新年のお年玉ギフトが当たるようにしよう!ということで、気合満々でいざLOFTへ向かいました。

行くたびに感動してくるLOFTなのですが、いろいろ楽しいものをたくさん見つけました。その中で個人的には「可愛い!」と一目惚れし、ギフト用と(思わず)自分用と2個買ってしまったのが…


"のほほん族"です。ソーラーパネルが光を吸収すると、体をゆらゆら動かす可愛い人形なのですが、(今すでに、このパソコンが乗っている机の上で、私に向かって首を左右に振っています。)単なるのほほん族ではありません。ドクター・コパの監修つき"寅年の運気を表現した風水開運モデル。一年の運気を表現していますから、置くだけで、寅年の良い運気が遊びに来てくれます"とのこと!!!

今年はますます学園の運気を上げて、幸せを呼び込む1年としましょう!という気合いも込めて、こののほほん族もギフトの一つに加えました。他にもいろいろなものを買い込み、よろよろしながら家に戻ってきました。

先生方、職員のみなさん、どんなものが登場するか、8日をお楽しみに!