2010年1月31日日曜日

未来予想塾 - 高校時代の"想い"を大切に

昨日土曜日には、お知らせしていたように土曜講座が開催されました。その中で、私も講座『未来予想塾』を持たせてもらいました。

当日。参加いただく社会人のお二人に少し早目にご来校いただき、事前の打ち合わせをしてから、いざ教室へ!

「おはようございまー・・・ あれ?教頭先生???!!!」

なんと教室には生徒と同じく机に座っている教頭先生の姿が!

「昨日のブログに"IT系カジュアル"の男性が登場!って書いてあったでしょ、面白そうだから来ちゃった。待っている間、生徒たちと"絶対イケメンだよね!"って話してたの。」

だそうで…生徒+教頭先生+2名の社会人の方々+私、で講座がスタートしました。

まずはサークル(円状)に座って、ここに集った20名程度の人々が何者であるか自己紹介をしていきました。生徒たちには"どうしてこの場に今日いますか?"という質問に対する答えも紹介してもらいました。ほとんどの生徒が"他の講座の抽選に外れたから"と答えるかと思っていたのですが、"なんか社会人の人が来るって面白そうだったからとりました" "前回もこの講座をとって、まだ自分は将来のことについて考えがまとまっていないなと思ったから、再度参加しました"という生徒たちもいて、開催側としては大変うれしく感じました。

そして、社会人の方々にも簡単な自己紹介をしていただきました。

お一人目:「xxといいます。現在、経営コンサルタントをしています。」

と話しかけたところで、私の隣に座っていた2名の生徒が"かっこいい!!!" それを聞いたご本人はその後、照れながらも自己紹介を続けてくださいました。(その彼がIT系カジュアルの方です。)

お二人目:「○○です。職業はファッションデザイナーです。実は、来年度からの新しい制服を私がデザインしまして、今日はこの場に来ました。」

その瞬間、"へぇー!私もあの制服着たかったんだよ、先生(泣)"と私の隣で訴えている生徒たち…。

さて、自己紹介が終わった後、生徒たちにはグループに分かれてもらい(今後20年くらいの)自分の将来の年表を書いてもらいました。その間、大人は同じテーブルに座って、高校卒業から20年くらいの過去年表を書いてもらいました。

そして、生徒たちの中から数人に"未来の私"を紹介してもらった後、社会人の皆さまに、高校卒業から20年間はどのような人生を過ごしてきたかをご紹介してもらいました。

まずはデザイナーの方のお話です。始めはアパレル会社に入社され、その後転職したり、フリーでスタイリスト(なんと歌手の杏里さんのスタイリストなどもされていたそうです)をされたり、そしてユニフォーム(制服)のデザインに方向を少し変えられたことなどをお話してくださいました。さらに仕事先のホテルで出会った素敵な方と結婚されて、お子さんもお二人いらっしゃるなど、まさに女性として憧れてしまうようなお仕事とご家庭をバランス良く両立されているお話も聞かせていただきました。

実際にご自身のデザインされたものが、形になっていく様子も写真などで見せていただきました。














上がデザイナーさんが描かれたスケッチ、それをもとにできたのが下の写真のユニフォームです。(これは過去の東京モーターショーでの某自動車メーカーの女性の制服だそうです。)









続いて、IT系のお仕事から現在は経営コンサルタントをされている方のお話をうかがいました。高校時代から彼自身が熱中してきたスポーツ(水泳&ダンス)や音楽を通じて(様々な国の)人々が熱狂できる、ということを感じて、それを簡単につなぐことのできるITの魅力を感じてその世界に入られたそうです。




また、とびいり参加の教頭先生の年表も見せていただきました。絵が大好きで、絵が描けるのであれば死んでもいいという想いを高校時代から持っていて、現在に至る、という素敵な人生のお話でした!





私は、高校時代から"広い世界を見たい、そこで様々な国の人たちとつながっていきたい"という強い想いがあり、それを実現するために(実現までの道のりは大変長く、苦労を伴うこともありましたが)2回留学したり、企業に勤めたりした話をご紹介しました。

社会人の皆さんのお話をうかがって、

高校生時代に想った"こうなりたい""こうしたい"という気持ちで、人生は大きく変わっていく

ということが非常によく分かりました。まだ"自分の人生をどのようにしていきたい"ということがはっきりわからない生徒もいるかと思います。でも、昨日の講座や、高木学園女子高等学校での日々が、自分と・自分の人生に大切に向き合う(→その後の人生を充実したものにする)きっかけになればいいなと思います。

ご参加くださった社会人の皆さま、教頭先生、貴重なお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました!