2010年3月31日水曜日

本年度、1年間ありがとうございました

3月31日となりました。先日スタートしたようにも思われ、一方でとてつもなく長い1年であったようにも思われた平成21年度が本日で終了となりました。

本年度は前理事長の突然の逝去からスタートし、それに伴い急遽経営体制が交代するという急激な変化の1年でした。この場をかりて改めて力をおかりした教職員、生徒、そして外部の企業・組織の皆様に心からお礼申し上げます。

平成22年度からはさまざまな新しいことが待っています。

* 多くの新1年生が入学します
* 新1年生から新しい制服がスタートします
* 様々な教科で新しい先生方が当校で教えてくださいます
* "学力向上プロジェクト"が本格的に始動します - 生徒の皆さんが3年間当校で学んだ結果、着実に学力を築くことができるような様々な仕組みづくりがはじまります

平成21年度は、変革の序章となる大変充実した1年間でした。平成22年度は、今年度よりさらに一歩前に進んで、高木学園女子高等学校の素晴らしさに磨きをかけていきたいと考えています。引き続き皆様のお力をおかりできれば幸いです。そして、これから高木学園女子高等学校がどのように前進してゆくのか、どうか引き続き温かく見守っていただければと思います。

そんなワクワクする新学年度を迎える前に英気を養おうと、桜を見にやってきました。
















谷崎潤一郎は桜の季節に「この一瞬の喜びこそ、去年の春が暮れて以来一年に亘って待ちつづけていたものなのである」と言っていますが、高木学園女子高等学校においては生徒の才能の花をいつも(季節を問わず)咲かせて、一年を通して生徒・教職員誰もが喜びを感じつづけられる学校にしていきたいと思います。

2010年3月29日月曜日

順位が良くなかったので…

今朝、理事長室の前に上履きも履かずに立っている1年生の姿がありました。

私:「どうしたの?」

生徒:「あの、私、週末に行われたライフル射撃の全国大会に参加してきました。(この大会は高知県で開催されました。)それで、お土産を・・・」

と言って、お土産をわざわざ持ってきてくれたのです!

私:「ありがとう!!!良い成績残せたって聞いたよー。」

生徒:「いえ、順位が良くなくて、すみません。」

私:「え???だって、全国で5位でしょ?!素晴らしいじゃない?」

生徒:「だって、その前までは2位をとれていたんです・・・」

私:「あのね、まだ1年生で全国で5位になれたっていうのはすごいことじゃない!来年も頑張るチャンスがたくさんあるんだし!ね。」

生徒:「はぁー。まぁー。」

とあくまで高い目標をかかげて頑張る生徒なのでした。

1回で、あるいは短期間で良い(自分が望む)結果が出せればそれは素晴らしいと思います。でも、人生は思うように進まないこともあります。努力を重ねて少しずつ目標に近づいていくこともまた素晴らしいことなのではないかと思います。彼女には素質があります。そして意欲があります。2年生、3年生とこれから2年間に目標に向かって努力を続けて、彼女自身が納得のゆく3年間を当校で過ごしてほしいと思います。

2010年3月25日木曜日

タウンニュースに

先日、当校家庭科2年生の生徒が、外部のイラストコンテストで入賞することができたことをお伝えしました。

その生徒と受賞について、タウンニュース3月25日(木)号でご紹介いただきました。


彼女の描いたイラストは小さなキャベツと白菜をモチーフにした"ゆるキャラ"だそう。


"ゆるキャラ"って何?と思った私は、ネットで検索してみることにしました。Wikipediaには"「ゆるキャラ」の提唱者であるみうらじゅんは、あるキャラクターが「ゆるキャラ」として認められるための条件として、以下の三条件を挙げている。1.郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。2.立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。3.愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせている事。"とありました。

さてこのキャベツと白菜、

1. "みのり" "とだち"という名前がつけられているのですが、この名前をつけた理由は"みのり-種を蒔く(その結果、実るといいなということでしょうか)"、"とだち-ともだちをもじった"そうで、確かにメッセージ性があります。

2. 立ち居振る舞いが不安定・・・でしょうか???不安定さはほとんど感じませんが、ユニークではあります。

3. 愛すべきゆるさ…確かに持っていますね!

ということで、確かに"ゆるキャラ"でした。こんな才能に恵まれていることに気付いた彼女には、この力を大切にしてほしいなと思います。

2010年3月24日水曜日

団結力を見ました - ノート開発プロジェクト

先日からお伝えしているノート開発プロジェクト - 本日終業式の後、各クラスのロングホームルームの中で、全校生徒の皆さんに(&先生たちにも)アンケートに回答してもらいました。

アンケートの大変なところは、5ページもあるアンケート数百人分を、7名のプロジェクトメンバーで集計しなければならないことです。(お弁当の開発をした時にも、夏休みに代表チームメンバーがあまりの大変さに絶句していたことを昨日のように覚えています…)

今回も数百枚のアンケートを集計するにあたり、プロジェクトの生徒たちには

「みんな、この集計は相当大変だから、心しておいてね!でも、このアンケートこそ、お客さんが本当に欲しいものを知ることができる大切なものなので、頑張りましょう!」

と話していました。

さて、ホームルーム終わって、(私が打合せで席をはずしていた後、)"プロジェクトメンバーが1年生家庭科教室で作業しているそうです"との伝言を聞きました。

そして、その教室を訪れてみると…





あれ?プロジェクトメンバーよりはるかに多い生徒たちの姿がありました。なんでも、"友達にも手伝ってもらってる!"だそうです。



周りの人をうまく巻き込む力、団結力、こんな力も(こちらが言わなくても)自然と身につけている生徒たち・・・この生徒たちの底知れぬパワーを感じます。

大変お世話になりました

今日は平成21年度の終業式でした。

4月からの1年があっという間に過ぎていったように感じられました。特に本年度は、年度はじめに前理事長が急逝するという予想もしない幕開けとなり、私個人にとっても学園にとっても大きな驚きと変化の1年でした。

さて終業式では、教頭より生徒の皆さんにこんなお願いがありました。

「皆さん、来年度に新しい教室に移動すると思います。その時には、どうかできるだけ荷物を少なくするように心がけてください。学校にも必要最低限の物だけ持ってくるようにしましょう。というのも、来年度より、先生たちはもっと充実した授業を作っていく予定だからです。授業の時間の中で、グループになったり、周りの人と色々ディスカッションしたりする機会をたくさん作りたい。そのためには、教室で皆さんが自由に簡単に動くことができる、そんな状態にしておきたいのです。」

高木学園女子高等学校では現在、毎日の授業をより魅力的な内容にしてゆくためにどうすればよいかを検討しています。そのための1つの取り組みとして、双方向の授業(先生が発したことを生徒が受け止めて、生徒からもいろいろな考え・意見などを発していくような授業)を増やしていきたいと考えています。

そのことをより可能にするような、そんな環境づくりにもぜひ協力してくださいね、という教頭からのお願いとメッセージでした。

さて、終業式の終わった後、今年度末をもってご退職される先生方がご挨拶くださいました。

高校時代に"没頭できる何か"をぜひ見つけてください、というメッセージや、高木の家庭科の伝統を作ってくださった先生の"高木で大好きな被服の仕事ができたことを大変幸せに思います"というメッセージ、"生徒と沢山の思い出を作れたことや、進学指導などの仕事を通じて知り合えた人々とのつながりが大きな財産となりました"という先生、また英語科の先生の英語でのメッセージ(スピーチ)など、それぞれの先生方の個性あふれる素晴らしいご挨拶をいただきました。







そして、先生方をお見送りした後・・・






アリーナの外には、卒業生の方(とご主人)が今日の日のために駆けつけてくれた姿がありました。これこそ素晴らしい高木の文化だなと感じて感動しました。



ご退職された先生方、本当に長い間学園のためにご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。これからも先生方が築いてくださった高木の素晴らしい文化と伝統を大切にしながら、一層飛躍できるように努力を重ねていきたいと思います。先生方の今後のご健康とお幸せを心よりお祈りいたしております。

2010年3月23日火曜日

入社式でした

事務室の前にお客様の姿が見えました。

「理事長先生いらっしゃいますか。」

事務室の外に出てみると、3月3日に卒業した卒業生2名が立っていました。しかも、リクルートスーツを着ています!

「あら、どうしたのー?リクルートスーツで。」

と聞いたところ、今日が会社の入社式だったそうです。(早いですね!)

「今日は入社式だったんです。」

という彼女たちに

「あれ、もう入社式終わったの?で、卒業証明書でも取りに来たの?」

とたずねると

「いえ、別に。そのあと暇だから(!)、学校に来ました。」

だそうです。この彼女たちは、私が以前"私の買い物しているところを見られたらちょっと恥ずかしいかも・・・"と思っていた、おなじみのお店(小売業)に就職しました。配属先を聞いてみると、私がよく行く店舗ではなかった模様ですが、明日から早速研修がスタートするとのことでした。

初めての社会人経験となる彼女たちですが、当校で身につけた"まじめに取り組むこころ"を大切に、頑張ってほしいと心から思っています。

2010年3月19日金曜日

アンケートを準備しています





夕日がきれいです。夕方の日ざしがステンドグラスにあたって、廊下に美しい光の影が見えます。




さて、その廊下から1つ下のフロアを見ると・・・




花の形をした机の周りで作業をしている生徒たち・・・。(しかも机の真ん中の丸くなっているところにも2名の生徒が入っているのがご覧いただけるかと思います。)




実は、今日はノートプロジェクトの生徒たちが、全校生徒を対象に行うアンケートの準備を行っていて、ここで最終段階のホチキス止めをしていたのです。

この状態になる前に、



2日ほど「どんなことを聞けばいいかなぁ?」とみんなで相談しあって、アンケートをまとめあげました。
(私が途中経過を見せてもらったときには、すでに素晴らしい完成度で感動してしまいました!)





近々、このようなものを全校生徒の皆さんにご協力いただく予定です!さて、どんな事実が見えてくるでしょうか。。。

幼稚園でもブログ!

高木学園女子高等学校の道をへだてて向かい側には附属幼稚園があります。

幼稚園でも、毎日の生活についてブログをスタートさせたとのこと。園児たちの様子が大変かわいらしいので、よろしければご覧ください。(このタイトルをクリックすると幼稚園ブログにジャンプします。)

2010年3月17日水曜日

良識のある生徒

昨日、ノート開発プロジェクト開始にあたって初めて当校にご来校され&プロジェクトメンバーと打合せた企業の方から本日メールが届きました。

"高木さま

昨日は、ありがとうございました。
校風なのでしょうが、ずいぶんと良識ある生徒さん達に見受けられ、好印象でした。
今回の訪問、かなり面白かったです。たくさんのビジネスヒントがあったように思います。
可能な限り、提案に沿うノートができるよう努めますので、よろしくお願いします。"

と書いてくださいました。自画自賛のように聞こえてしまうとは思うのですが、私自身も当校の生徒たちと接するといつも"当校の生徒たちは何と素直で優しく、良い子たちなのだろう"と感じます。

そしてノート開発プロジェクトに手を挙げてくれた彼女たちもまさにそんな生徒たちです。積極性もあり、同時にきちんとしたマナー(礼儀)もわきまえている。そんな生徒たちと進めるこのプロジェクトは、"本当に面白くなりそう"と私自身も感じていたところなのですが、外部からいらした企業の方もこのように言って下さるとは嬉しい限りです。

ノート開発にもますます力が入りそうです!

2010年3月16日火曜日

自分で決めたからにはやり遂げる

昨日予告していた通り、本日はノート開発プロジェクトメンバーと企業の方との打合せが行われました。

事前に少しプロジェクトチームの間で話をした後、企業の方が到着されました。


この写真では生徒たちにも笑顔が見えますが、生徒たちは最初、相当緊張していた模様です。(確かに、自分が高校生の時に、"会社で仕事をしている方"とお話したことなど皆無でしたし、またどのようにお話/Communicationすれば良いのか分からないのが普通かもしれません。)

本日はまず、

- 今回メンバーとなってくれた生徒たちの自己紹介(どのような理由でこのプロジェクトに応募しようと思ったか)
- どのようなノートを開発したいと考えているか

などを生徒1人1人から企業の方に説明してもらいました。途中、"高校生にはそんなモノが流行しているのか!!"と私自身でも目からウロコ、の事実がたくさん。やはり(潜在的な)お客様の生の声をしっかり聞くことは重要だなと心から痛感したのでした。

(再試などがある生徒以外は)今週は生徒たちは授業がなく、このプロジェクトに比較的多くの時間を費やすことができますので、今週中に"(近日中に実施する)アンケートの質問用紙を完成させましょう"という目標を伝えました。

これから春休みにかけては色々プロジェクトメンバーとして活動することが多くなると思うけれど、頑張って!という私の言葉に、ある生徒が

"自分でやると決めたので、やり遂げます! メンバーの人数が少ないからこそ、1人1人の果たす役割が大きくなると思うんです、だから頑張ります。"

と答えてくれました。その力強い言葉に感動しました。みなさん、頑張りましょう!

早くも部活の練習に来ました

朝8:30。誰よりも早くテニス部の練習(本日から金曜日までは再試期間で、再試の必要のない生徒はクラブ活動などを行います)に到着した2名がいました - それは、4月から入学予定の新入生(=中学を卒業したての2名)でした。

「あと少しで先輩が来ると思うので、少し待っていてね。」

と校内の教員に言われた二人。早速練習にも参加してくれるとはうれしい限りです。















私:「もう卒業式も終わったし、春休みだよね?(ウラヤマシイ…)これから半月くらいの間は何をするの?テニスの練習かな?」

お2人:「それもそうですけど、課題もあるし…。」

そうなのです、実は新入生には英語・国語・数学の宿題(!)が出ています。勉強にスポーツに、楽しい春休みを過ごして、元気に4月に当校に入学してください。

2010年3月15日月曜日

これらを越えるものを…

生徒たちの期末試験も終わり、いよいよ明日からノート開発プロジェクトが本格的にスタートします。明日は生徒のメンバー同士で自己紹介などをして、その後に企業の方とも初顔合わせの予定です。

それまでの間に、生徒たちには

「お店などで、"こんなノートがいいな!"というものがないか、確認しておいてくださいね。」

と伝えておきましたが、その会話についていくために私自身もまずは競合製品チェック!ということで、ロフトへと向かいました。


新学期を前に、ノート売り場には新しい・面白いノートの山、山、山。東大生やらコーネル大学やら・・・の開発したノートなどや、黒板の板書をそのまま写すことができるように黒板のような形をした罫線がひいてあるノートなど、目を奪われるものがたくさんありました。

これだけノートブームのいま、これらを越える製品を開発していくことは容易なことではありません。が、消費者(=生徒たち)の声をしっかりと聞いて、市場に出回っているノートでは満たされていないニーズ(マーケティングの教科書などではよく、これをUnmet Needsと言います)が何かを突き止め、人々の心をわしづかみにするノートを作りたいと思っています!

メンバーの皆さん、気合は入っていますか!?

2010年3月13日土曜日

ようこそ高木学園へ - 新入生説明会

本日は午前中に4月から入学する新入生のための説明会を開催しました。




当校アリーナは新入生の皆さんと保護者の方々でいっぱいとなりました。





当校の教育方針などから始まり、学習指導、生活全般、(昨日から今日にかけて色々報道のあった)就学支援金などについての説明を致しました。盛りだくさんの内容で驚かれた方もいるかもしれませんが、本日お伝えしたかったことは

ご家庭と学校とが連携しながら、生徒の皆さんに充実した楽しい3年間を過ごしていただくために頑張りましょう!(本日はそのためにも当校の教育方針やルールなどをご説明し、新入生の皆さんにも保護者の皆様にもご理解いただくという機会でした。)

ということです。



今日、こうして中学校の制服で当校を後にされた皆さんが、4月に新制服を着て当校の門をくぐる日を楽しみにお待ちしています。

2010年3月12日金曜日

健闘祝賀会

先生方がいろいろ準備を進めていた健闘祝賀会が、今日開催されました。




今回の招待状はこんな感じにしました。今回は先生たちが用意してくれていてたリボンがピンク系だったので、招待状のカラートーンもピンク系統としました。


・・・と当日を楽しみにしていたのですが、実は私自身は本日午前中に横浜市内のある中学校の卒業式に出席させていただいたため、健闘祝賀会のスタート~会の時間には戻ってくることができませんでした。。。(残念!)

ただ、出席していた他の先生たちが

「賞品の彩りがとてもきれいで!とても良い会でしたよ。」

とのこと。丁寧に心をこめて準備を進めてくださった2名の先生方にも改めてお礼をお伝えしたいと思います。

さて、平成22年度はどのようなみなさんの健闘ぶりを表彰することができるでしょうか。

2010年3月11日木曜日

ようこそ!卒業生

試験中で静まりかえった校内・・・のはずが、玄関脇のベンチで楽しそうな声がしています。見てみると・・・




3日に卒業した家庭科の卒業生2人が、担任の先生を訪ねてきていました。







私:「こんにちはー!ねえねえ、写真とってもいい?卒業生が学校に来ている写真、ね。」

卒業生:「卒業生だってー!(←お二人はまだそういう感覚でもないのかもしれませんが、これは事実です。)」

なんだか妙にポーズを取り始める先生&卒業生・・・。

私:「あのー、自然に話してる様子のほうが・・・」

ということで、自然な会話している姿に戻ってもらって撮ったのが上の1枚です。

卒業生:「わ、今日のブログにのっちゃう。xxちゃんに連絡しなくちゃ。見てねーって。」

こうして卒業しても全くその先生と生徒の近さが変わらないで訪ねてきてくれるのはなんともうれしい限りです。卒業したての皆さんの4月からの飛躍を楽しみにしています!

コンテスト入賞

生徒からうれしい報告がありました。2年生の家庭科の生徒なのですが、横浜デジタルアーツ専門学校主催のYDAキャラクターイラストコンテスト2010に応募し、応募者532名の中から入賞者として選ばれたとのこと。

yda.iwasaki.ac.jp/news/100226.html

このリンクのページの「入賞者」の中に、可愛いイラストが掲載されています!

実はこの彼女、もともと絵が大変上手で、当校の年賀状などにもその彼女の作品を使わせてもらっています。今回このコンテストで入賞することができたため、明日はタウンニュースさんから取材していただくことになりました。

私は、生徒一人ひとりに必ず好きなことや得意なこと・才能があると信じています。それを見つけることができるような、そんな3年間を過ごせる学校をこれからも目指していきたいと思います。

2010年3月10日水曜日

愛情をこめて準備中

3学期も終わりが近づいています。生徒たちは昨日~金曜日まで期末試験の真っ最中です。朝、電車の中ではプリントを片手に最後の追い込みをしている生徒たちの姿をみかけます。

さて、一方で先生たちは今週金曜日に迫った健闘祝賀会の準備中。今回はお二人の先生方のお力を拝借して、生徒たちへの記念品を選んでいただいています。

先生方:「いやぁー、何件もお店見たんですけどね、記念品選ぶのって難しいですねー!」

私:「そうなんですよねー。これだけモノが豊富にある時代ですしねー。」

先生方:「しかも、見れば見るほど迷いが出てきちゃうんですね。」

私:「ほんとにそうなんですよね!!!そこまでしていただいて本当にありがとうございます。ぜひ、当日は"今回はxx先生&○○先生のセレクションです"って発表しましょう!」

先生方:「えーーーー。それはちょっと・・・。」

私:「だって、先生方がここまで時間をかけて考えてくださっているという、そのことを生徒たちに知って欲しいんです。」

こういう先生たちの心づかいと丁寧さが、当校の教育の特色だなと感じます。生徒の皆さん、金曜日をお楽しみに!

追記)と書いた15分後、先生たちが「これからラッピングします」とのこと。



その教室に行ってみて第一声。「わぁー可愛いー!!!」女の子らしい色のアイテムがいっぱいです。どれもこれも、私自身が(!)欲しくなってしまいました。「私、文房具オタクなんですよ。」







こんなモノや









こんなモノも。「これって生徒たちが絶対"いいなー"っていいそうですね。」と言いながら、自分が一番興奮してしまいました。





お二人の先生たちの愛情の深さがうかがえるセレクションに感動でした。

追記2) しばらくして、「できました!」と見せていただいたラッピング。2色のリボンも可愛い!ここまで手をかけていただき、さらに私自身が感動です。

2010年3月8日月曜日

入学準備説明会のお知らせ

昨日は寒い雨のふる1日でしたが、制服などの採寸会が終了しました。

卒業生を送ったあとは、いよいよ4月からの新入生の皆さんをお迎えする準備が本格化します。今週末には入学準備説明会を開催します。

新入生の皆さんは、この会への参加をお忘れないようお願いいたします。(詳細は、合格時にお配りしたプリントに記載しておりますので、ご確認ください。)

皆さんをお迎えする日を楽しみにしています!

2010年3月5日金曜日

飛び立つ生徒、門をくぐる生徒

まるで春のように暖かな一日となりました。今日だけで正面受付で何回、こんな会話が聞こえてきたでしょうか。

「卒業したxxですが、○○先生いらっしゃいますか?」

私服ではあるものの、よく見れば2日前までは制服を着ていた3年生たちです。

「あら?!ずいぶんとお久しぶりじゃない?!」

と私が言うと、みんな

「ふふふ。」

と笑っています。私が気付いただけでも5組くらいこうした"ほやほやの卒業生"を見かけたでしょうか。卒業しても、母校に卒業生が訪ねて来てくれるというのは、やはりうれしいものです。

さて、当校を旅立つ生徒もいれば、当然4月から当校の門をくぐる新入生もいます。




今日は、週末に行われる新入生の制服採寸(2回目)のための準備が進められています。第1回目と同様に、巨大トラック到着です。








場所の確認をされるスタッフの方々。










美術室のセットアップも手際良く進められていきます。






入学予定の皆さんは、今回が最後の採寸会となりますのでお忘れないようご来校ください。(詳細はお渡ししたパンフレットをご覧ください。)

2010年3月4日木曜日

おひな様プロジェクト - 片付け

3月4日になりました。ひな祭りから1日あけた今日は、早速ひな祭りの片付けに取りかかることに!


先日和菓子を作ってくれたメンバーが続々と集まってきてくれました。「早く片付けないとお嫁に行けなくなるっていう話も聞いたことがあるような気がする・・・」と私がぶつくさ言っていたところ、生徒が横で笑っていました・・・。







20人くらいで一気に片付けたので、30分もかからずに終了。片付けてくれたみなさん、ありがとうございました!



片付けが終了した後、生徒に聞きました。

私:「みんな、この前の和菓子作り、楽しかった?」

生徒:「楽しかったー!」

私:「また違う時期にも(たとえばこいのぼりの季節や、お彼岸など・・・)和菓子作ってみたい人はいますかー?」

と言うと、ほとんどの生徒が手を挙げていました。さすがの山崎先生パワー!(実際、大人の私でもとても楽しかったです。)さて次はどの季節に何を作りましょうか。

2010年3月3日水曜日

第101回 卒業証書授与式を行いました

昨日までの雨や寒さが嘘のような、あたたかな日差しに恵まれた本日、第101回卒業証書授与式をとり行いました。

ついこの間、この学年の生徒たちが3年生になったばかりだと思っていたのに、彼女たちはこの高木学園女子高等学校から今日、広い社会・未来へと飛び立っていきました。

卒業式は、先生と卒業生のあたたかい心のふれあいを感じとることができる、感動的な式となりました。さらに、式が終了した後にお招きいただいた謝恩会では、多くの保護者の方々から

「本当に娘をこの学校に入学させて良かったと思っています。先生たちの面倒見がよく、この学校にある独特のほっと安らぐような雰囲気がいつも大好きでした。」

と声をかけていただき、大変感激致しました。

さて、卒業式の中で、私はお知らせをしました。

「みなさんにここで一つお知らせがあります。実は昨日、和菓子研究家の山崎彩先生と、1・2年生の有志、そして先生たちとで心をこめてひな祭りの和菓子を作りました。今日はそれを高木学園からの贈り物としてみなさんにお配りします。楽しみにしてくださいね。」

ということで、昨日たくさん準備していた和菓子は、実は卒業していく3年生の生徒たちに贈るためのものだったのです。




私もさきほど初めていただきました。とても上品な甘さで美味しいーのです。




式の中でもお話しましが、卒業生の皆さんには、「自分の力を信じて、どんな時でも前に向かって一歩を踏み出す」そんな人生を歩んで行って欲しいなと思います。卒業された皆さんの幸せと飛躍を心からお祈りしています!

皆さん、本日はご卒業、本当におめでとうございました!

2010年3月2日火曜日

おひな様プロジェクト - 美しい和菓子と先生にうっとり

明日は桃の節句、ひな祭りです!

先日からお伝えしてきた通り、今日は「おひな様プロジェクト - 第2弾」を開催しました。



今日は和菓子の先生として、和菓子研究家の山崎先生にご来校いただきました。まずは先生のデモンストレーションをみんなで真剣に見ました。始めはあまりに真剣にじーっと見すぎて、先生が驚かれるほど。


そうはいっても、やはりみんな興味津々です。先生の近くによって、美しい手さばきを見せていただきました。

先生は軽やかな手さばきで、あっという間にこんな素敵な和菓子を完成。



「うわぁー!可愛いー!!!でも、私にこんな可愛い和菓子がきれいに作れるかな?」とみんな不安がっています。




とにかく挑戦です。あんこ(こしあん)を20gの重さにして丸めます。そして、やさしい3色の生地も丸めていきました。慣れてくるとどんどん面白くなり、「楽しいね!」という声があちこちから聞こえてきました。


ところで、あんをこねていたのは生徒だけではありません!









こんな姿も・・・















こんな姿も・・・。









先生の美しさに&和菓子の美しさに吸い寄せられるようにして、先生たちも多数参加の大変楽しい放課後となりました。

そして、できた和菓子を




みんなでラッピング!






最後に数を数えました。完成です!さて、どうしてこんなにたくさんの数があるのでしょうか・・・その答えは明日明らかに!

世界に1枚だけのお皿 - 理事長特別功労賞

今日は明日にせまった卒業式の予行演習を行いました。その前に、2年生・3年生を対象とした表彰も行いました。

簿記、ワープロ検定、情報処理検定などの表彰などのあと、最後に表彰を行ったのは、新しく創った「理事長特別功労賞」です。

毎年、検定試験などの他にも"社会で活躍できる女性"として顕著な活躍をした生徒を表彰することを目的に、今年度から新しくこの賞を創設しました。

今回は、昨年崎陽軒さんとのお弁当共同開発で大活躍してくれた3年生、2年生の6名をこの賞にて表彰することにしました。




ステージ上に生徒に上がってもらい、一人ひとりに賞状(これが昨日のピンクのリボンのついていたものです)と賞品を渡しました。






実は、この賞品を全校の前で開けてもらうため、彼女たちにはステージ上で箱を開けてもらいました。




"食べ物の開発"をしてもらったので、それにちなんだ賞品にしましたよ!と私が解説していると・・・中から出てきたのはお皿です。ただし、ここで"ふーん"では終わらないんです。




実は裏側に、「(生徒一人ひとりの)名前 ♡ 百々 ♡ 高木学園」とゴールドで描いていただき、それを特別に焼いてもらった世界に一枚だけのお皿、なのです。


先日、この場で「上から見たところ」という記事を書きましたが、そのお皿のイメージを私がこの食器のブランドのオーナーさんにお伝えするために拙い絵を描いていたのでした。

この食器は横浜の元町にある横浜焼のお店のもので、このゴールドやプラチナものもは、オーナーの方が一点一点手書きで描かれたあと、窯で焼いて完成させるものなのです。ただ、お店にあるものは、すでにオーナーの方の感性で完成されたものなのですが、今回はこの理事長特別賞を受賞した生徒たちのために、私のアイデアをオーナーの方にお伝えし、世界に本当にたった1枚だけのオリジナル作品を作っていただきました。

さあ、来年はどんな生徒に何をお渡しできるでしょうか?!

2010年3月1日月曜日

女子高生にはピンク!


先ほど、明日生徒に渡すものを準備していました。

「やっぱり、あきこさんは基本は"可愛い"もの好きですよね!」

と先生から指摘されました。そうですねー。女の子に渡すものは、やはり"可愛いらしさ"や"やさしさ"があふれていればいいなぁと思っています。

さて、これは一体何でしょう?その正体は明日、明らかに!

あんこは届きました

先週末、メールが届きました。

「理事長先生宛てに月曜日"あんこ"が届きますので、届いたら冷蔵庫に入れておいてください。」

理事長&あんこ、というのが何とも結びつかない方も多いと思うのですが…

明日の放課後におひな様プロジェクト第2弾として有志の生徒たちと一緒に可愛い和菓子を作ります。そのためのあんこのことなのです。

そして、そのあんこは本日午前中無事到着し、今は冷蔵庫に保管されています。さて、いったいどんな和菓子が完成するのか・・・!?明日のレポートをどうぞお楽しみに。

追記)明日の和菓子を作る時間、「私もぜひ参加します!」と手を挙げているのが教頭(男性)。周りの先生たちから「教頭が作ったのはちょっと避けたいなー」などとからかわれていましたが・・・ご本人曰く「今日は、お風呂で身を清めて明日に備えます」だそうです。