2009年11月30日月曜日

世界に1枚のオーバーコート

来年度の新入生から制服を新しくするのに伴い、オーバーコートの開発も進めてきました。

そのオーバーコートの細かい点についてもこの場でご紹介したいと思います。





全体のシルエットは以前にもご覧いただいたように、このような形です。(ロングでダブルのコートです。)











一見シンプルに見えるこのコートもまた、色々な細かい点にこだわりがあります。

たとえば、ポケットの部分を拡大してみましょう。







一見普通のポケットのようにも見えます。(その横にボタンが見えるかと思いますが、ボタンの側面に注目してみてください。TAKAGI SINCE 1908と彫ってあります!)











実はポケットの内側はこのように、スカートと同じくチェックの布地を用いています。ポケットを使うときに、ちらりとチェックが見える、そんなつくりとなっています。(おしゃれですね!)






さらに、後ろ姿を見てみると、中央にベルトがついています。





これもまた、一見シンプルなベルトに見えますが・・・










ベルトの裏側にも、またスカートと同じチェック柄の布地が用いられています。動いたときなど、わずかにこのチェックが見えるという仕組みです。









また、オーバーコートの内側にはこのようなアクセントとしてワインレッドのラインが入っています。(これは以前もご紹介しました。)










世界に1枚の、高木学園女子高等学校だけのオーバーコートです。大人が着用してもとてもスタイリッシュで格好良いので、(私が先ほど着て歩いていたところ!、事務室で好評でした!!!)自分用にもオーダーしてしまう勢いです。軽く柔らかく温かい、本当に贅沢な一枚ができあがりました。

2009年11月29日日曜日

やり遂げる授業、才能を開花させる授業 - 学校説明会第4回

昨日は、第4回目となる学校説明会を開催しました。昨日も昨年度を大きく上回る中学生の皆様、保護者の皆様にご来校いただきました。ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。

説明会の中では、毎回当校のご説明をさせていただくのですが、昨日教頭が"本校の教育方針"をお話しした内容を、この場でもご紹介させていただきます。

教頭がこのようにお話しいたしました。

「生徒の皆さんにとって(そして、ほとんどの人間にとって)オール5をとるのは難しい。でも、どんな子でも1つは必ず素晴らしい才能を持っています。それを見つけてもらう場が、高木学園女子高等学校です。

私は美術の教師です。その授業の中でも、生徒たちに自分の才能に気付いてもらうような授業をしています。たとえば、私は"××コンクール用のポスターを描きなさい"というように、課題を一方的に生徒たちに与えることはしません。その年のはじめに生徒たちに"どんな絵を描きたい?"と聞いて、みんなからあがったものを年間の課題にします。それを生徒たちは1年かけて仕上げる。そして、私も同じ絵を一緒に描きます。だから、ここは美術教室ではなくArt Studio(アートスタジオ)なんです。」




そのArt Studioのホワイトボードには、そんな課題のリストが書いてありました。

コラージュとか消しゴムハンコ、ピースマークデザイン、ハートマークデザイン、クリスマスカード、バースデーカードなど、なんだかワクワクしてくる課題がいっぱいです。







さらに教頭の話は続きます。

「でも、必ずしも絵が上手な子ばかりではありません。でも、美術というのは絵のテクニックだけが美術なのではない。コラージュを作ることがあります。その組み合わせを考えることも美術です。デザインの色の組み合わせを考えること、これも美術です。ですから、それぞれの生徒がどんな要素にでもきっと力を発揮できる。」





そして、アートスタジオには、こんな先生からのメッセージも掲示されています。





実際、生徒の作品を見てみると







こちらが"ピースマークデザイン"の元の絵のようですが、これを生徒たちが作品にすると・・・














まさか、ピースマークから赤ずきんちゃんが生まれてくるなど、大人の凝り固まった脳からは全く出てこない発想です。










こうして見てみると、それぞれの生徒に全く異なる、でも素晴らしい個性や才能があることに驚かされます。










そんな生徒一人ひとりの個性や才能を開花させるのが、この美術の授業であり、高木学園女子高等学校の教育です。

ふと横の作品を見たところ・・・




なぜか(?!)掲示されていた理科の先生の絵。生徒だけでなく、先生の才能も開花していました!(上手ですね!!!)









さて、そして本日は、施設見学会が開催されています。




全体の説明会はありませんが、個別にゆっくり校内を見学していただける機会です。15:00まで開催しておりますので、どうぞお気軽にご来校ください。(予約の必要はありません。)

2009年11月27日金曜日

明日、学校説明会を開催します

明日、当校の学校説明会を開催いたします。

下記の時間帯での開催となりますので、ぜひ皆様のご来校をお待ちしております。
(予約の必要はありませんので、お気軽におでかけください。)

日時: 11月28日(土曜日) 13:30- (受付は13:00- )
場所: 高木学園女子高等学校 アリーナ  (東横線、JR横浜線菊名駅下車 徒歩7分程度 または 市営地下鉄新横浜駅下車  徒歩15分程度)

全体説明会の後、校内を自由にご覧いただけます。一人でも多くの皆様とお会いできることを楽しみにしております。

2009年11月26日木曜日

プレゼンテーション - 上手になるには?

今日は家庭科の3年生が「生活基礎」の授業でプレゼンテーションを行いました - 私は実はこの授業を見学に行く予定だったのですが、外出しなければならない用事と重なってしまい、残念ながら見逃してしまいました。

そこで、担当の先生に

「先生、今日はうかがえずにすごく残念でした!」

と話すと、先生曰く

「いやー、彼女たち、決められた時間より大幅にオーバーしたから、私今日は怒ったんですよね。だいたいパワーポイントのスライドが完成したのが昨日の夕方6:00なんだから、それからみんなでプレゼンの練習をきちんとできていなくて。。。来週の火曜日にもう1度、今度は別の班のメンバーがプレゼンしますから、そちらに来てください。」

とのこと。なるほど・・・大人でも「時間オーバー」してしまうのは、よくあります・・・。彼女たちの気持ちが分からないでもない・・・。

という会話をしてからしばらくして、放課後校内を歩いていると、家庭科3年生の教室で2人の生徒が本を読みながら何か話していました。

私:「何読んでるの?」

彼女たち:「こういう本です。」

と言って見せてくれたのが!





"プレゼンテーションの実際"と書いてあります。







私:「今日プレゼンテーションしたらしいじゃない?時間オーバーしちゃったんだって?!」

生徒たち:「そうなんですよー。(よく知ってますね、という顔をしています)」

私:「さっき先生から聞いたの。だからこの本読んでるの?えらいっ!」

生徒たち:「さっきから読み始めたんですけど。でも、今日は明らかに練習不足でした。」

私:「練習する/しないでは全然違うよね。私も学校説明会とかでプレゼンテーションするような機会には、毎回ストップウォッチで時間を計りながら練習してる。それでも1分とかオーバーしちゃうこともよくある・・・。難しいよね、でも練習が大切なのは間違いない!」

生徒たち:「来週までにがんばります。」

私:「来週は見学に行かせていただきます。ではがんばってね!」

私が学校で学んでいるときに、プレゼンテーションについて頻繁に叩き込まれたのは

* Practice, Practice, Practice (1に練習、2に練習、3に練習)
* Know Your Audience (聞き手がどういう人なのか、その人たちがどのようなことを聞きたいと思っているのかをよく把握しておく)
* Make Eye Contacts (原稿の棒読みではなく、きちんとアイコンタクトをしながら、語りかけるようにプレゼンテーションする)

といったことです。自発的に"もっと上手に発表したい"と頑張っていた彼女たちの来週のプレゼンテーションに期待したいと思います。来週この模様をレポートします。

2009年11月25日水曜日

「考えて」もうひと工夫!

昨日のこの場で

"自分で考える"

というタイトルのついた教頭先生の絵をご紹介しましたが、その教頭先生から今日は水曜放送がありました。

「高木学園女子高等学校には、101年の伝統を感じさせる素晴らしい学校行事がたくさんあります。11月も下旬に入り、年間の大きな行事はほぼ終わりに近づきました。ここでみなさんにぜひお願いしたいことがあります。

それは・・・

来年もっと楽しい行事にするためには、どのようにすれば良いか、みなさんに考えて欲しいのです!

今年は、長年続いてきた陸上競技会を生徒会が中心となって体育祭に変更しました。生徒会長さんによると、必ずしもスポーツが好き/得意ではない人でも、参加するのが楽しくなるようにしたそうです。(確かに、ハードル競技や100m走などと比べて、玉入れとか綱引きなどのほうが、参加者全員で楽しめそうです。)日程から種目、運営方法など、生徒会メンバーが半年以上も検討を重ねて体育祭を企画してきたのです。

この例のように、生徒がみんなで参加できる、より楽しい・より意義ある行事をみんなで作っていきましょう!みんなで学校を改革していきましょう!という呼びかけでした。

この放送を聞いて、私は以前勤務していた会社での経験を改めて思い出しました。最初の研修では工場実習も行い、実際に車の製造工場でエンジンも生産したのですが(!今考えてみると、なんとも恐ろしいですが・・・)その生産工場では、毎月必ず

"今の状態よりももっと作業がし易くなるには、どの部分を改善していったらよいか"

を考える必要があり、創意くふう提案書というものを一人1枚以上(上限枚数はありません。10の提案があれば、10枚提出しました。)提出することになっていました。どんな提案を提出しても構わず、良い提案は即取り入れられて、実際に工場での作業がし易くなり、会社から表彰されたりもしました。

車の生産ラインでなくても、学校であっても(どんな場であっても)、何かをより良くするためにいつも考える、いつももうひと工夫することはとても大切だと思います。

当校は常にそういう学校でありたいですし、またこの場で学んでいる在校生にも常にそのような習慣を身につけてほしいと思います。

さて、ひと工夫の案を考えた在校生のみなさん、ぜひ積極的に教頭先生に提出しましょう!(在校生ではありませんが、私も提出します!)

2009年11月24日火曜日

食物調理技術検定の準備 - 真剣です

放課後、キッチンスタジオ(調理室)の前を通りがかると、1年生2名が熱心に何かしていました。


「何してるの?」と尋ねたところ、明日の食物調理技術検定のための練習を行っているとのこと。計量カップに水を入れたり、片栗粉を計量スプーンである量をさっと準備したりという練習をしていました。


手もとには受験の手引きがおいてありました。明日の放課後に実技の試験が行われるそうです。実技の内容は、先ほどご紹介したような計量カップを用いて決められた量の水をすぐに準備したり、計量スプーンで片栗粉を準備したりすることもあれば、30秒できゅうりの細切り(2mmくらい?の薄切りにするそうです)を行うなども含まれるとのこと。

当校の家庭科は2年生から「フード(食物)コース」「ファッション(被服)コース」の2コースに分かれますが、この検定をクリアしないとそのコースに進めないそうです。練習していた生徒2名はどうしてもフード専攻に進みたいとのことで、練習も真剣そのもの。

明日は緊張せずに、今日の練習の成果を発揮できるといいですね!

今週の絵

掲示板の前を通りかかると・・・

2009年11月21日土曜日

学校説明会を開催しました

昨日の曇り空・寒さが嘘のように暖かく、素晴らしい快晴の土曜日となった今日、第3回目の学校説明会を開催しました。

昨年同時期と比べて3倍近くの中学生・保護者の皆さまをお迎えすることができました。ご来校くださった皆さま、まことにありがとうございました。

今日の説明会でいくつもうれしいことがありました。

* 丁寧なご挨拶
夏休みに開催したオープンスクールに来てくださった中学生と保護者の方が、"夏にもお邪魔して、今日もうかがったのですけれど、本当にお礼を申し上げたくて。"と丁寧にご挨拶に来てくださいました。こうして何度も学校に足を運んでくださる方がいらっしゃることに本当に感動し、うれしく感じました。本当にありがとうございました。

* "ブログ読んでいます!"
当校の先生たちや生徒、卒業生の方々、またはお仕事でご一緒している方々や私の個人的な友人からは"ブログ読んでいます"と言っていただくことは多いのですが、今日は当校に来校くださった中学生の保護者の方からそのように声をかけていただきました。拙い駄文を読んでくださり、本当にありがとうございます。当校の様子が少しでもお伝えできるように、と細々と続けていますが、そのように声をかけていただくことは大変励みになりました。

* "かわいいね!"の声がいっぱい - 正かばん
今回の学校説明会で、正かばん(昨日のブログで扱ったのはサブかばんです)を初めてお披露目しました。初披露ということで、中学生の皆さんがどのような印象を持たれるか、大変ドキドキしていました。ですが、皆さんそのかばんのそばを通りながら

"かわいいね!!!しかも軽い!"
"ポケットがたくさんあってよろしい!"
"ステッチがおしゃれ。なんだか横浜っぽいですね。色遣いがそう感じさせるのかしら?"

と言ってくださり、ほっと一息。そして同時に大変うれしく感じました。中学生の皆さんと同じくらいお母様たちが喜ばれていたのが印象に残りました。

実際、



制服ブレザーの2色縁取り(白&ワインレッド)と同様に、正かばんのステッチ(縫い目)もこの2色を採用しました。













また、上から見ていただくと分かるのですが、ポケットは両側にあり、片側はさっと物を出し入れしやすいようにスナップ止め、逆側はお財布など貴重品を入れても電車などで盗られることのないようにしっかりとしたチャック付きとなっています。このように機能面もしっかり考えて設計しました。





このように、細かいところにまでこだわって作ったものの価値を、それを使う立場にある皆さんがすぐに気付いてくださり、これまでの苦労をその瞬間、すべて忘れました。

サブバッグの様子にもたくさんご質問をいただきましたが、現在開発途中です。この場で随時、開発状況をご紹介していきたいと思います。

さて、来週の土曜日にも学校説明会を開催いたします。今日いらっしゃれなかった皆さま、ぜひお気軽にご来校ください。

2009年11月20日金曜日

心のこもったかばん

「テープの1本に至るまで、それを使う生徒のためには最高のものを選びたいんです。制服、正かばんとこだわりぬいて素晴らしいものができています。だから、今ここで気を抜くわけにはいきません。ぜひとも力をかしてください。」

本日午後、私はかばんのメーカーさんにこのようにお願いしていました。

来年から新制服がスタートしますが、それに伴うサブバッグのデザインを考える大詰めの段階に来ています。デザイン、機能性、素材、どの面をとってみても洗練されていて、かつ生徒が使いやすく、持つのがうれしい、何としてもそんなサブバッグを作るつもりです。

デザインについては、生徒に意見をよく聞いたうえで描いた私の下手な絵(!)と参考となる市販のバッグをメーカーさんにお渡ししました。また、素材のひとつひとつ(生地からチャックの形や持ち手部分に使うテープ、糸の色に至るまですべて)については現在、いろいろなものを見せていただき、ベストのものを選んでいます。

今日の打ち合わせのメインテーマは持ち手に使うテープです。



たかがテープ、ではありません。幅も、色も、(そしてこれが機能的には最も重要なのですが)触った心地や織りの密度など、様々な違いがあるのです。


もう少し拡大してみますと・・・












確かによく見ると違いがお分かりいただけると思います。細かい点ですが、こういうテープで支えられているカバンを生徒が肩にかけたときに、その部分が肩に食いこんで痛さを感じるかどうかの違いが出てきます。3年間毎日使うものですから、このような細かい点にもこだわり抜いて素材の1つ1つを選ぶことが大切だと考えています。

と同時に、機能性だけでなく、「素敵なバッグだな!」と思って楽しく持って歩けるようなデザインの洗練も大切です。

デザインと機能 - 相反することも多い、これら2つの要素をうまくバランスさせながら、生徒にとって最高のかばんとなるよう、心をこめて作っています。完成をお楽しみに!

空から見てみると・・・

昨日、テレビ東京の方からお電話いただきました。

「実は、近々弊社の『空から日本を見てみよう』という番組で大倉山界隈を空から見てみるという企画をしておりまして、高木学園女子高等学校さんの建物も空から撮影したときに入りそうです。ですので、オンエアの際に、御校の建物と名前を紹介させていただくことになるかもしれません。」

とのこと。放映は

日程: 12月10日(木曜日)
時間: 7:58 - 8:54 PM
チャンネル: テレビ東京 (7ch)

の予定だそうです。ただし、大倉山の街の映像の切り方によっては映らない可能性もあるとのことでしたが、ご興味ある方は12月10日に空からの当校界隈を確認してみてください!(映ればいいなぁ。)

2009年11月19日木曜日

税金の無駄遣いをなくすために - 神奈川税務署長賞

今年度、国税庁が開催している「税に関する高校生の作文」で、家庭科1年生(3名)が神奈川税務署長賞を受賞することができました!

今週月曜日にその授賞式が行われ、当校家庭科の生徒3名が参加してきましたので、その模様などをお伝えします。





表彰式では、1名の当校生徒が大勢の皆さまの前で作文を朗読しました。







その作文は「税金の無駄遣いをなくすために」というタイトルで書かれた作文なのですが、これが何とも素晴らしい内容!今、国会で大議論している政治家の方々や官僚の方々にもぜひ読んでほしいと思う内容です。これを高校1年生が書いたかのかと、大変感動しまた感心しましたので、ここに紹介させていただきます。


『国の為に私たちが払っている税金。私たちは、消費税や所得税、住民税など、他にもいろいろなことに税金を払っています。しかしその税金は、すべて私たちが望んでいるようには使われているわけではないのです。

税金は、私たちに必要な施設を作ったり、援助をしたり、小学生や中学生に学校で使用する教科書を支給する為などに使われていますが、調べてみると、それ以外に、必要のないことにも使われていることがわかりました。つまり、税金が無駄遣いされているというのです。

私は、税金がどんなところで無駄遣いされているのかを調べてみることにしました。

その結果、職員専用の温水プールがついている豪華な新庁舎を建てたり、誰もが利用しない巨大公園、たった5日間のためだけに作られた馬術競技場そして、なんの目的もないのに、七千万円もの税金でとても高価なオブジェなどを作っていることが分かりました。

その中でも、職員専用の温水プールが付いている豪華な新庁舎を建てたということについては、新庁舎を豪華にする必要はないと思うし、それを私たちの税金で建てているということがすごく税金の無駄遣いだと思いました。日本の政治を動かしていかなければならない中心の人々が、このように税金を無駄遣いしていて良いのでしょうか。私はとても疑問に思います。

今、日本はこういった税金の無駄遣いなどによって、多くの借金を抱えています。

税金を遣う必要があるところは、たくさんあります。例えば、今、老人ホームのヘルパーさんが減ってきています。

これから、お年寄りの方が増えるといわれているので、ヘルパーさんを増やした方が良いと思います。その為に税金を遣えばいいのではないでしょうか。また、盲導犬や聴導犬、介助犬などの補助犬も、とても必要とされている存在です。しかし、その育成にはとてもお金がかかる為、必要とされている数に全然満たない状況だそうです。そこで、私たちの税金を使い、育成の補助をしていけたら良いと思います。

私たちが払っている税金は、国の為にあるのであるから、政治の中心で動いている人が積極的に国民の声を聞き、今、国民が必要としていることをしっかり考え、その上で税金を遣っていけば、税金を無駄遣いすることはなくなると思います。

これからの時代、税金の無駄遣いをなくし、政治家が国民の立場に立って、税金の使い方を考え、私たち国民と、政治家とが一つとなって、今の日本を変えていこうとすれば、日本はもっと良い国になると思います。

私は、まだ、そんなにたくさんの税金を納めているわけではないけれど、これからもっと多くの種類の税金を納めていくから、税金の無駄遣いについてくわしく知り、それを多くの人々に伝え、こんなにも多くの税金が無駄遣いされているんだということを知ってもらいたいです。』


素晴らしい内容だと思います。高校生の"常識"で考えておかしいと思う用途に、税金が公然と使われてきた例がいくつもあると彼女は伝えています。こうして税金について、そして社会についてきちんと自分の考えをまとめることができる彼女は、その"考え"を行動に結びつけて今後生きていくことができると思います。



受賞した3名と、一緒に式に参加した先生たちとで記念に一枚。おめでうございました!

2009年11月18日水曜日

学校説明会のお知らせ

11月も後半に突入しました。中学生の皆さんは後期の試験期間を迎えられているころでしょうか?そして、進学先を最終的に決定する時期も近づいていると思います。

高校の3年間という貴重な時間を過ごすのに、どの学校が最もふさわしいかを考えていただくきっかけとして、ぜひ当校の学校説明会にご来校ください。

今週土曜日(21日)にも、下記の要領で学校説明会を開催します。


日時: 21日(土曜日) 13:30- (受付は13:00- )
場所: 高木学園女子高等学校 アリーナ (全体説明会) → 校内
持参するもの: 上履きをお持ちください。


予約は不要です。どんな学校なのかな?と疑問に思われたら、ぜひ一度当校においでください。在校生や教員の雰囲気などを見ていただけると、きっと皆さんが当校で3年間を過ごしたいかが良く分かっていただけると思います。

みなさまのご来校をお待ちしております!

読書週間に - The Last Lecture

昨日は終日学校の外にいたため、更新ができませんでした。

さて、今週は秋の「読書週間」です。毎日朝のホームルームが始まる前に10分間、生徒全員(および職員室の先生たちも全員)読書を行います。

1学期の読書週間の前には、先生たちからのおススメの本一覧リストが紹介されました。そのときにおススメした本は、もちろん今でもおススメなのですが、最近また素晴らしい本を読みましたので、高校生のみなさんにも是非ご紹介したいと思います。

その本とはこちら↓




アメリカの名門大学Carnegie Mellon Universityの教授だったProf. Randy Pauschの行った最後の授業をもとにまとめられた本「The Last Lecture(最後の授業)」です。





実はこの授業については、私がビジネススクール2年生のときの2007年に全世界で話題となり、(そのとき2007年9月に、ちょうど彼がこの最後の講義を行ったのです)youtubeでその映像をすべて見て感動していました。このたび、改めて本も読むこととなり、みなさんにぜひおススメしたいと思い、ここにご紹介しています。

このProf Pauschは、カーネギーメロン大学のコンピューターサイエンス学部の教授でした。まだ47歳という若さでガンにおかされ、余命半年と宣告されます。そのとき、まだ3人の子どもたちは6歳、3歳、1歳。半年しか生きられないと知ったとき、愛する家族のためにどのように残りの人生を過ごすべきと考えたのでしょうか。また人生を「生きる」とはどういうことなのかを、彼らしい温かさと愛情とユーモアたっぷりに語った授業および本です。

私は先日、この本をカフェで読んでいて、最後に涙が止まらず公衆の面前でおいおい泣いてしまいました・・・(恥ずかしい・・・)

朝読書中のみなさん、ぜひぜひ読んでみてください。ハンカチは必携です!が、人生について悔いなく、楽しく生きることの素晴らしさが実感できると思います。

2009年11月16日月曜日

アーティストがたくさん

「はい、これ生徒が描いたものですよ!」

といって教頭先生(=美術の先生)が持ってきてくれたのが、こちら。






美術の時間に生徒が描いた、来年の年賀状です!本格的に怖そうなトラから可愛いトラまで。若い女子高校生ならではの自由な感性でとても素晴らしい作品に仕上がりました。






当校ではこれまでも学園祭のポスターやプログラムに生徒の描いた絵を用いてきていますが、こんなに素晴らしい才能を持った生徒たちの作品をより多くの機会で活用させてもらいたいと考えています。そして、一人ひとりの生徒が持っている才能を見つけ、伸ばしていく機会をより多く作っていきたいと思います。

さあ今後どのような場面で生徒たちの作品に出会えるか、どうぞご期待ください!

2009年11月13日金曜日

進路が決まりました

今日の昼休みに

「生徒さんたちが廊下で待っています。」

と言われて廊下に出てみると、3年生4名が立っていました。担当した土曜講座に参加した生徒や、コシノジュンコさんのファッションショーの際にモデルを務めてくれた生徒、夏休みのHama Boom Boomプロジェクト(横浜産ハチミツをY150会場でご紹介)で一緒にハチミツ配りをした生徒などが、そこにいました。

私:「どうしたの?」

生徒1: 「あの、今までお世話になったので、報告に来ました。このたび、推薦でxx大学○○学部に進学することになりました!」

私:「わぁーそうなんだ、おめでとう!!!いつ決まったの?」

生徒1: 「11月8日に結果の連絡が来ました。」

私:「良かったねー!!!前からその学部に行きたいって言ってたよね?!」

・・・

といった感じで、推薦で大学・短大・専門学校に合格した生徒たちが報告に来てくれました。そのうちの1人の生徒は美容師さんになりたいとのことで、そのための専門学校に進学するそうです。

私:「美容師さんになるためには、何年間専門学校に通う必要があるの?」

生徒2:「2年間です!」

私:「じゃ、2年経ったらお店に出るわけね。プロになったら、私の髪を切ってね!」

生徒2:「いいですよー!」

私:「それで、カリスマ美容師になってね!!!」

生徒2:「は、はい・・・!」

生徒たちが"将来こうなりたい"という目標を持って進学していく姿を見るのはうれしいものです。さらに、毎日授業で接しているわけではない私にも、こうして報告に来てくれることに感動しました。

推薦入試で進学する生徒も、一般入試で頑張る生徒も、また企業の面接を受ける生徒も、自分の人生をどのように切り開いていくかという視点を大切にしながら、残り5ヶ月を大切に過ごし、納得のゆく結果を出して卒業して欲しいと心から思います。

2009年11月12日木曜日

地域清掃しました

真冬のような寒さとなった今日は、1年生が6時間目に地域清掃を行いました。

菊名の駅から学校の間までの道路やその周辺のゴミ拾いを行うこの活動。20年以上も続くこの活動に、今日は港北区長さんも来校くださり、生徒と一緒に活動してくださいました。




まずはスタート前に、区長さんが生徒の前で挨拶してくださいました。今日は「終了後には、お土産もあります!」とおっしゃっていましたが、どんなお土産だったのでしょうか???





さて、区長さんの挨拶が終わったところで全員が歩き始めました。
手にはゴミ袋とゴミを取る道具などが。








お隣のAMANOさんの前の道路にも数人生徒がいて、ゴミ拾いをしています。






寒い中、1年生のみなさん、お疲れ様でした。みなさんのおかげで、地域の方々が気持ちよく街を歩くことができると思いますよ!

2009年11月11日水曜日

今日の掲示板

校内を歩いていると、掲示板で発見。






先日、教職員ででかけた江ノ島の絵が飾られていました。タイトルは「11月3日の思い出」です!









さて、その近くに掲示されていたのが、これ↓です。





高校生ボランティア募集!のお知らせです。当校の生徒で、このボランティアグループ(神奈川県教育委員会が後援しているボランティアグループです)に参加している生徒がいます。高校生の立場で積極的に社会に関わり、社会に協力していく姿勢は素晴らしいと思います。興味のある在校生のみなさんにはぜひ、このような場で自分の力を試してみて欲しいと思います。

才能を開花させる

本日は、昇降口にかけてあるBlue Dalの巨大パッチワークをデザインしてくださった、デザイン会社の方々が実物パッチワークを見に来校されました。

デザイナーの皆さんがご覧になっても

「わぁ、良く出来てますねー!それに、すごい迫力!」

とおっしゃって、感動してくださいました。今年のはじめころ、この作品のデザインを最初に考えていただいたとき、この事務所の代表を務められているデザイナーさんが

「生徒さんたちの創造性を活かすために、あまり細かい指定(色や素材など)はしないほうが良いと思うんです。若い感性でどのようなものができるのか、完成を楽しみにしています。」

と言ってくださったことを改めて思い出し、改めてその言葉通りだなと思い、また生徒たちの才能に驚かされました。これからも、生徒の能力を開花させられるような機会をたくさん作っていきたいと思います。

お土産に、来年のBlue Dalカレンダーを持ってきてくださいました。




もうそんな時期ですね・・・今年もあと2ヶ月を切りました!

2009年11月10日火曜日

マラソン大会

今朝は学校に歩いてくる道すがら、何人も体操着を着た当校生徒が駅のほうへと歩いていきました。今日は校外でマラソン大会が開催されたため、生徒たちはその会場へ向っていたのです。

毎年この時期に、当校ではマラソン大会を開催しています。神奈川区の三ツ沢運動公園陸上競技場およびその近くの歩道の合計5km程度を1時間程度かけて走ります。

そういえば、先日私が用事があって新横浜から当校まで歩いて戻ってきていたときに、なぜか歩道で走っている登校の生徒に

「こんにちは!(息切れしつつも、あいさつしてくれました・・・)」

と言われたのですが、これも今日のマラソン大会のための練習だったのだと思います。

私は仕事の都合で残念ながら会場に行くことができませんでしたが、在校生のみなさん、さて今日は思い通りに走れましたか?

追記)今日(11月11日)、昨日のマラソン大会の模様の写真をもらいました。



在校生が一斉にスタート!





・・・と思ったら、生徒よりも先を走っているのは先生たち?!本気モードです。





1~30位までの生徒には、こんなメダルが贈られたそうです。本格的!(自分の高校時代にこんなメダルは見たことがありませんでした・・・。)





表彰式の模様です。




みなさん、お疲れ様でした!

2009年11月9日月曜日

菊名駅前でビラ配布

「あぁー、写真撮っておけばよかったって後悔したんだけど、遅かった!!!」

と残念そうに話していたのは商業科の先生。11月14日(土曜日)、15日(日曜日)に開催される「さんフェア神奈川2009」という教育フェア用のビラを、今日の放課後、当校生徒が菊名駅前で先生と一緒に配布していたそうなのです。




このフェア、毎年開催されて今年で第19回になるそうなのですが、専門高校などの生徒による日ごろの学習の成果を発表する祭典なのです。当校からは商業科の生徒がこの祭典で発表を行います。また商業科と情報処理科の生徒たちはこのフェアに参加します。








パンフレットを見てみると、面白そうな内容がいろいろあります。

* ファッションフェスティバル (県内の高校生によるファッションフェスティバル)
* お弁当レシピコンクール
* フラワーアレンジメントコンテスト
* 高校生ロボット相撲全国大会 (ロボットが相撲するのでしょうか???!!!)
* 中学生職場体験、高校生・専門学校生インターンシップ体験発表会

などなど・・・。開催日時・場所は下記の通りとなっていますので、みなさまもぜひおでかけください。

日時: 11月14日(土曜日) ~ 11月15日(日曜日) 10:00-16:00
場所: パシフィコ横浜(こちらが最も大きい会場のようです)、横浜文化体育館、横浜港、JICA横浜、神奈川県立東部総合職業技術校、日産横浜自動車大学校、関東学院大学

詳細は、当校ホームページからリンクのあるさんフェア神奈川2009のサイトをご覧ください。

学校説明会を開催しました

11月7日土曜日に、学校説明会を開催しました。温かくお天気も良い日で、たくさんの中学生と保護者の方々にご来校いただきました。ありがとうございました。

当日は、在校生もいろいろなところで力を貸してくれました。



まずは受付。4名の生徒が受付で来校された方々にご案内しました。



受付のすぐそばには、新しい制服も展示されました。制服の細かな点まで確認されていた多くの中学生の生徒さんや保護者の方々が「かわいいね、おしゃれ!」とコメントしてくださったのに感動のひとときでした。


そして、中学生の皆さんと保護者の皆さまには講堂に移動していただき、全体説明会を開催しました。




校長のご挨拶に続いては・・・





ここでもまた在校生が活躍してくれました!中学生の皆さんより少しだけ先輩として、高木学園女子高等学校についてご紹介させていただきました。



全体説明会の後は、校内を見学していただきました。このときもまた、在校生が校内でいろいろな形で受験生の皆さまをお迎えしました。(これは吹奏楽の生徒たちが演奏している場面。)

当日ご来校いただいた中学生の皆さんや保護者の方々からは

「アットホームな雰囲気がすごく良く伝わってきた」
「娘を預けたい、と思わせる内容の説明会だった」

などのお言葉を頂きました。学校選びというのは3年間の生活、そしてその後の人生をも左右する大きな選択です。実際に学校にいらしていただき、教職員はもちろん在校生の姿を見ていただいて、自分がここで3年間を過ごすことが楽しそうかどうかを考えていただければと思っています。

今後、

* 11月21日(土曜日) 13:30-
* 11月28日(土曜日) 13:30-
* 12月5日(土曜日) 13:30-
* 12月6日(日曜日) 10:00

に説明会を開催致します。いずれも予約は不要ですので、どうぞお気軽にご来校ください。皆様のお越しをお待ちしております!

2009年11月6日金曜日

生徒たちのために

学校の仕事に携わるようになって1年半。昨年の創立100周年、今年の前理事長の急逝から仕事の引き継ぎなど、本当に慌ただしい1年半でした。

それでも、「生徒たちの生活が充実したものになり、より長期的には彼女たちの人生が豊かになるように」と先生たちの力を借りながらいろいろな取り組みにも挑戦を始めた1年半でした。

最近たまたま2人の方々から感動のメッセージをいただき、それにより改めて感じていることがあります。それは、どんな状況であっても、生徒たちのために努力を惜しんではいけない!ということです。

まずは、学園祭の日。ある生徒のお母様に声をかけられました。

「先生、夏休みにY150のはちみつのプロジェクト(注:横浜のビルの屋上で採れたハチミツをY150のブースで来場者の方にご紹介しました)でお世話になったxxの母です。うちの娘が、本当にあの夏の体験が楽しかったと言っておりまして。本当にありがとうございました。普段なかなか接することができないいろいろな方にお会いすることができたそうで、本当に貴重な機会だったと申しております。また今後もこのような機会がありましたら、ぜひお声をかけてくださいね!」

と、そのお母様は言ってくださいました。

さらに、その数日後。今度は別の生徒と廊下でばったり。

「先生、昨年の年末のライトアップ(お寺の境内を3,000本以上の竹とロウソクでライトアップしました)はとても楽しかったです。またああいう機会があったら、ぜひやってみたい!」

昨年の大みそかは寒さと疲労とで大変な思いをした(日中は準備で立ちっぱなし+夜は猛烈な寒さの中、ろうそくの灯りが消えないか見回りです)のですが、生徒はそれでも楽しかったと言ってくれていました。

単に楽しかったというだけでなく、きっと何かを学んでくれていると思います。とりわけ高校生の時代に見るもの・聞くもの・体験することは人生に大きな影響を及ぼします。

そんな生徒たちのために、どれだけ忙しい日々であっても、もっと充実したプログラムを提供できるように努力を続けよう、と改めて強く感じました。さて今後、どのような面白い取り組みが生まれるでしょうか。

高木祭のステージ部門

先日第1弾をご紹介した高木祭の、ステージ部門のパフォーマンスについて本日はご紹介します。

ステージではクラブ活動の内容や家庭科3年生のファッションショーが披露されました。



まずは、吹奏楽部の演奏です。黄色いTシャツの生徒たちの中に、一人だけ黒Tシャツを着た男性の姿が…。実はこれ、顧問の先生がトランペットを演奏しているのです。

さらに、音楽部の生徒たちも美しい歌声を披露してくれました。音楽室の2階下の部屋にいる私は、毎日彼女たちの練習を聞いていたので、メロディーはもう覚えている曲ばかり。ですが、この日はすぐ目の前で一生懸命彼女たちが歌っている姿を見て、あらためて彼女たちの歌声に魅了されました。




その後、ダンス部のパフォーマンスや






バトン部3年生2名の最後のパフォーマンスが披露されました。(ちなみに、この衣装は数か月前から彼女たちが考えて、家庭科の先生に作っていただいたものです!)

また、演劇部の劇もあり、こちらもまた大変面白い劇だったのですが、なぜか写真があまり良くとれておらず…どなたか写真をおもちでしたら、ぜひいただければと思います。

そして、やはり最後は家庭科3年生のファッションショー。



すべて彼女たちが3年間に制作した作品ばかり。こちらはゆかたです。女の子らしくて可愛いです!





さらにドレスも披露。思いっきりスポットライトがあたっています。(緊張したかな???)




最後はウェディングドレスで登場です。わずか3年間の間にここまで技術力がつくとは!毎年、ショーを見るたびに感動してしまいますし、当校は"世の中に役立つ女性になるために、裁縫を教える学校としてスタートした"ことを実感するシーンです。


さて、ステージではこのように華やかなショーが開催されていましたが、それ以外にも高木祭には見どころがたくさん!そして、この学園祭をいろいろ支えてくださっている方々がいました。




このように、保護者の方々による喫茶店や







バザーなどで、本当に多くの皆さまが高木祭に力を貸してくださいました。






改めてこの場でお礼を申しあげます。本当にありがとうございました。