2009年11月29日日曜日

やり遂げる授業、才能を開花させる授業 - 学校説明会第4回

昨日は、第4回目となる学校説明会を開催しました。昨日も昨年度を大きく上回る中学生の皆様、保護者の皆様にご来校いただきました。ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。

説明会の中では、毎回当校のご説明をさせていただくのですが、昨日教頭が"本校の教育方針"をお話しした内容を、この場でもご紹介させていただきます。

教頭がこのようにお話しいたしました。

「生徒の皆さんにとって(そして、ほとんどの人間にとって)オール5をとるのは難しい。でも、どんな子でも1つは必ず素晴らしい才能を持っています。それを見つけてもらう場が、高木学園女子高等学校です。

私は美術の教師です。その授業の中でも、生徒たちに自分の才能に気付いてもらうような授業をしています。たとえば、私は"××コンクール用のポスターを描きなさい"というように、課題を一方的に生徒たちに与えることはしません。その年のはじめに生徒たちに"どんな絵を描きたい?"と聞いて、みんなからあがったものを年間の課題にします。それを生徒たちは1年かけて仕上げる。そして、私も同じ絵を一緒に描きます。だから、ここは美術教室ではなくArt Studio(アートスタジオ)なんです。」




そのArt Studioのホワイトボードには、そんな課題のリストが書いてありました。

コラージュとか消しゴムハンコ、ピースマークデザイン、ハートマークデザイン、クリスマスカード、バースデーカードなど、なんだかワクワクしてくる課題がいっぱいです。







さらに教頭の話は続きます。

「でも、必ずしも絵が上手な子ばかりではありません。でも、美術というのは絵のテクニックだけが美術なのではない。コラージュを作ることがあります。その組み合わせを考えることも美術です。デザインの色の組み合わせを考えること、これも美術です。ですから、それぞれの生徒がどんな要素にでもきっと力を発揮できる。」





そして、アートスタジオには、こんな先生からのメッセージも掲示されています。





実際、生徒の作品を見てみると







こちらが"ピースマークデザイン"の元の絵のようですが、これを生徒たちが作品にすると・・・














まさか、ピースマークから赤ずきんちゃんが生まれてくるなど、大人の凝り固まった脳からは全く出てこない発想です。










こうして見てみると、それぞれの生徒に全く異なる、でも素晴らしい個性や才能があることに驚かされます。










そんな生徒一人ひとりの個性や才能を開花させるのが、この美術の授業であり、高木学園女子高等学校の教育です。

ふと横の作品を見たところ・・・




なぜか(?!)掲示されていた理科の先生の絵。生徒だけでなく、先生の才能も開花していました!(上手ですね!!!)









さて、そして本日は、施設見学会が開催されています。




全体の説明会はありませんが、個別にゆっくり校内を見学していただける機会です。15:00まで開催しておりますので、どうぞお気軽にご来校ください。(予約の必要はありません。)