先日私が担当した「土曜講座」に参加してくれた生徒と昨日話していたときのこと。彼女がこんなことを言っていました。
生徒:「私、この前特別養護老人ホームにボランティアに行ったんですね。そのときに、そこで生活してる方々と話していたら"私は高木裁縫女学校の卒業なのよ"という方と会いました。」
私:「へぇー!いくつくらいの方だったの?」
生徒:「おそらく80歳はこえていらっしゃったと思います。学校も全然変わっちゃってると思うけど、と言われましたけど、そんなことがあるんだって思いました。」
私:「でも、うちの学校も創立100周年を迎えたからねー。そのくらいの年齢の方にどこかでお会いする可能性はあるよね。」
生徒:「そっか。そうですねー。」
彼女は社会のために役立ちたいという意欲・意識の非常に高い生徒で、将来も福祉関係の仕事に就きたい、といつも話しています。まさに当校の創立者・高木君の教訓(「信頼し得る婦人 実際に役立つ婦人」)そのままに生きているような彼女が、ボランティアでうかがった先で当校の大先輩にお会いしたこと。なんだか単なる偶然とは思えないような"つながり"を感じました。
先日、建功寺で大晦日~年初にお手伝いさせていただいた万燈除夜の鐘のテーマは「人とのつながりに気づく夜」でした。2009年は年初から人とのつながりを大切にしたいと思って過ごしてきましたが、この生徒の話を聞いて、人とのつながりの素晴らしさをあらためて感じることとなりました。