2012年10月26日金曜日

"食"の大切さ

今日は附属幼稚園にて、高木学園の近くにある「れすとらん さいとう」さん(詳細はこちらをご覧ください)のオーナーシェフ・斉藤良治さんに"こどもの食について"という内容でお話をしていただきました。

高校からも家庭科の先生たちが斉藤シェフのお話をうかがいにでかけました。


斉藤シェフはもともとは出版社で仕事をされてきたサラリーマン。ですが、あまりの忙しさに、食事を取るのもままならないような日々が続いていたそうです。そして物の味もほとんど感じないような状態になってしまっていたそうです。

とうとう体調を崩され、その後"美味しく食べることの幸せ"を実感され、ご自身が美味しい食を提供する立場になろうと決意。33歳の時に食の方面に飛びこまれたそうです。




(ちなみに、↑は様々な形・種類の"かぼちゃ"を見せてくださっているところです。)

ご自身の経験をもとに、できるだけ素材の美味しさそのものを感じて欲しいと考えていらっしゃる斉藤さん。レストランで使用される食材は"地産地消" - できるだけ横浜などの地域でできたて・採れたての野菜などを使われているそうです。

(実は、横浜市は土地面積の8%が農地だそうで、野菜はかなり豊富に収穫されているとのこと。そして収穫した直後のものは味が全然違うそうです。)

食べ物が体・健康に与える影響の大きさについて、シェフとしてお仕事をされている立場からお話いただき、大変勉強になりました。

また同時に、シェフやパティシエとしてお仕事することは大変体力的にもハードかつ重労働(朝の9時半ころ~夜11時くらいまでほとんど立ちっぱなだそう)だということもお話して下さいました。この道を選択するのであれば、相当の覚悟が必要ともおっしゃっていました。それでもシェフというお仕事を続けていらっしゃるのは、"美味しいものを作って、人に食べていただく・楽しんでいただくのが好き" "食の大切さを美味しいものを通じて表現していきたい"という想いがあるからだそうです。

温かいお人柄は普段からよく存じあげており、またれすとらんのお料理も大変美味しく優しい味なのですが、それらは全て斉藤さんのこのような想いが込められているのだと感じてきました。

斉藤シェフは横浜市内の小学校やJAさんなどでの食育活動にも大変積極的に取り組んでいらっしゃいます。高校においてもいつかご指導いただければと思っています。