2011年6月13日月曜日

図や表で考える

先週の金曜日の放課後にも、ノートプロジェクトの生徒たちがノートの販売を行いました。



プロジェクトの生徒たちが気合を入れて、また先生方にも多く購入いただき、頑張った販売でしたが…







販売の後には、またお金を正確に数えるというタスクが待っています…。今回もなぜかまた数字が合わない…

生徒たちの顔にはどんどん疲れの色が…。



みんな販売にエネルギーを使い果たしていたことがよく分かったので、金曜日はその状態でいったん終了しました。しかし、私はその時に、生徒たちに伝えたいことがあったのです。

そして本日。



有志で残ってくれた1年生メンバーが、再度お金の確認を行いました。




金曜日の彼女たちの様子を見て感じたこと、そして今後も心に留めておいて欲しいことを、彼女たちに伝えました。


「金曜日にお金を確認していたとき、売上冊数の推移や、それぞれのお金(1円玉、5円玉、10円玉、500円玉)の枚数などをごちゃごちゃっとメモして、その都度計算機に入力していたよね。でも、こういう作業をするときには図や表をつかってきちんと管理していくと後で見たときにも分かりやすいし、混乱も起きにくくなると思うの。」

そして、表の大枠を作って、その中に数字を書きこんでもらいました。







生徒たちからも、

「確かに、こうしたほうが、後で見たときも見やすいしわかりやすい。」

とのコメント。

「でしょ?そして、さらにこれをもっと便利にしたのが、Excelなの。合計とか、計算などを自動的に行ってくれるのです。でも、どのように情報を整理したらよいかは、自分が考えることなんですよ。」

と伝えると、

「なるほど~。」

そこで、彼女たちと一緒に、これまでの売上(金額、冊数)や現在の在庫数、累積赤字残高(!)などをExcel Sheetにまとめました。

こうした一つ一つの過程で、生徒たちが社会に出たときに役に立つ能力を身につける練習をして欲しいと考えています。