2016年7月27日水曜日

中華街の中心で、中国語を学ぶ

今日から希望者の生徒たちが、横浜中華街にある横浜中華学院さんで「(夏休みの集中)中国語講座」に参加させていただいています。本当は私も朝一番から参加したいところでしたが、仕事の関係で午後から中華学院さんにうかがいました。




横浜中華学院さんには保育園から高等学校まで学校があり、日本で(多くはこの横浜エリアで)育った華僑のお子さんなどが多く在籍している学校です。








授業の一場面です。この講座を教えて下さる先生は、小学生(中国語が話せない子もいるそうです)に教えたり、台湾で日本人対象に中国語を教えた経験などを豊富にお持ちの方でした。リズムよく、また身振り手振りをふまえて授業をとても工夫して下さっていました。しかも、この先生はほとんど日本語をお話されないとのことで、授業はほぼ全て中国語!久しぶりに「何を言われているか分からない」という状況での授業を思い出しました。(留学していたころは、やはりそのような状態がしばらく続きました。言語の習得はそれが"当たり前"です。だから、分からなくても悩んだり落ち込んだりする必要はなく、少しでも多く分かるようにしっかり聞き・まねしてみる(=話してみる)ということが大切ですね。)

そして、今日はたまたま横浜中華街でパレードを行う日でもあったそうで、





授業中、横浜中華学院さんのすぐ下の道を人々が行進していく姿が見えました。太鼓の音や爆竹(!これはいかにも中華文化圏、ですね)の音も聞こえました。たくさんの獅子舞も舞っていました。












こういう姿も実際に見てみて初めて

「同じ横浜にもこういう華僑の人々のコミュニティーがあるんだ」

とか

「中華文化圏の人々にとって獅子舞はとても大切なものなのだ」

ということに気づくことができます。本校では修学旅行でグアムに行ったり、海外研修でオーストラリアの姉妹校に通ったりする機会もありますが、日本の中の・横浜というとても近い場所でもこのように異文化の方と交流する機会は多くあります。日常的な文化交流もますます充実させていきたいと思っています。