2015年12月7日月曜日

ひたむきに前に進む力

今日から期末試験が始まりました。朝、登校しながらプリントを確認している生徒(歩いているときは、気を付けて下さいね!)や、選択教室に一人で静かに集中しながら最後にテキストを確認している生徒などを見かけました。

テストの期間中ももちろんなのですが、みなさんにはぜひ「ひたむきに毎日前に進む」ことを実行してほしいと思います。今日、そのことを特に伝えたいなと思ったのは、理由があるからなのです。




それは、私がずっと前から見たいと思っていた映画『KANO - 1931 海の向こうの甲子園』をようやく見ることができたからなのです。
これは、戦前に、それまで一度も野球の試合に勝ったことのなかった台湾(当時は日本が統治していました)の高校生たちが、ある一人の先生との出会いによって1年で甲子園に出場する(&準優勝までする)までに成長する(実話に基づく)青春感動ストーリーを映画にしたものです。
2014年に台湾で大ヒットし、その後今年はじめに日本でも公開されました。




映画の中では、「日本人であっても台湾人であっても、民族は関係ない。勝ちたいと思うな!負けられないと思え!」という先生の言葉に、チームが一丸となります。それまで野球の試合で一回も勝ったことのなかった弱小チームの生徒たちが、先生の言葉を信じて甲子園に行くと決意します。そして毎日ランニング~練習を欠かすことなく、絶対に負けないという気迫で台湾の高校を次々に破っていくのです。そして、ついには甲子園出場を手にします。実際に甲子園で対戦を進める中でも、単に勝ち進むだけでなく、苦しい局面でも絶対にあきらめずに前に進んでいく生徒たちの姿を、涙無くしては見られないのです。(号泣してしまいました。)

人生は順調・楽しいことばかりが続くわけではありません。困難や辛いことに直面することも多い。それでも最後の最後まであきらめずに前に進むことができたとき、何かを成し遂げ人としても成長することを改めて教えてくれる、素晴らしい映画です。

ぜひみなさんにも、期末試験はもちろんですが、人生のあらゆることに、このような気持ちで臨んで欲しいと思いました。

試験が終わったらこの映画、ぜひ見てみてください!そしてその前に・・・明日の試験も頑張ってくださいね。