2015年12月2日水曜日

ファッションは夢や希望を与える道具 - コシノジュンコ先生エピソード

先日のことですが、コシノジュンコ先生のオフィスにうかがって、コシノ先生とご主人の鈴木様にお会いする機会がありました。

本校が100周年の際に、何のツテも無いところからコシノ先生に

「本校でご講演をしていただけないでしょうか?」

とご相談にあがり、快諾して頂いたところから、コシノ先生とのご縁を頂きました。

以後、もう8年。ジュンコ先生はますます驚異的なお元気さです。先日も

「あらー、高木さん、ちょっとかなり久しぶりなんじゃない?そうよね?」

と、変わらぬパワフルさと明るさで気さくに声をかけてくださいました。(本当に感激します。)

その時に、ご主人の鈴木様が



「少し前にね、日経産業新聞に僕のインタビューを連載してもらったものが、この本にまとまっているので、良かったら生徒さんたちにも。」

とおっしゃって、この本をそっと下さいました。

すぐに読ませて頂いて、やはりジュンコ先生と鈴木さんのパートナーシップはスゴイ!ファッションの素晴らしさをここまで純粋に人々に伝えたいという熱意と行動力を持っていらっしゃることは尊敬以外の何物でも表現できないなと感じました。

鈴木さんがこの中でおっしゃっているのが

「(中国、ベトナム、キューバなど様々な国でファッションショーを開催されてきて)どの国でも共通してファッションは夢と希望を与える道具なのだと思いました。」


という言葉がとても心に残りました。言葉がなくても思いや情熱が伝わる芸術 - ファッションの持つ力を感じさせるエピソードが満載です。

この本の中には、鈴木さんの他にも、素晴らしい方の特集が掲載されています。3年生は去年訪れた旭山動物園前園長の小菅正夫さん、建築家の隈研吾さん、音楽プロデューサーの(郷ひろみさんや山口百恵さんなどのスターを発掘し育てた)酒井政利さん、旭酒造の(あの有名な日本酒・獺祭を育てた)桜井博志さんなど。

世の中で何かすごいことを成し遂げた方は皆さん、簡単にそれらを成し遂げられたのではなく、ものすごい苦労の上に努力を重ねられているんだなと痛感します。それでもチャレンジを続けられた方が、伝説を作ることができるのだと感じられる本です。

皆さんにもぜひ試験が終わったら読んでいただきたいです。気軽に手にとれる場所においておきますので、ぜひ読んでみてください。(特に家庭科ファッションコースの皆さんには読んで欲しいです!)