2015年12月2日水曜日

どうやったら相手の人が喜んでくれるかを考える

今週は2学期の授業の最終週です。商業科マーケティングコースの一部では、2名の先生が担当している授業があります。その授業担当の1人の先生が、3学期はご都合で授業にいらっしゃらないことになっているため、生徒がその先生にお会いするのは、今日が最後となりました。




この授業は、30秒CM製作に取組んだり、ビジネスプランを考えたりと、大人も顔負けの「マーケティング実体験」を生徒たちに積んでもらうものです。

生徒たちは、これまで経験したことも無いようなことにたくさん直面し、苦労をしたことも多かったと思いますが、学びもとても大きかったと思います。




そんな先生にお礼を込めて、みんなでメッセージを書こうということで、生徒たちが色紙を用意していました。

私にもコメントを書いて下さい、とのことで生徒がたずねてきたのですが、その時に私が言ったのは・・・

「これ、地味すぎない?もし自分がもらう立場だったら"女子高生からもらう"ものとして、印象はどう?」

と聞きました。すると生徒は

「うーん・・・。でも、私、絵は書けないし・・・。」




そこですかさず、私は自分のノートのポケットから何枚かのシールを渡して

「ほら!こういうの、どんどん使っていいから!」

と伝えました。生徒は驚いて

生徒:「せ、先生、どうしてこんな可愛いグッズたくさん持ってるんですか?女子力高い!」

私:「女子力とかじゃなくて・・・やっぱりちょっとしたメッセージにもこういうシールとか貼ってあったりしたら&それを自分がもらうとしたら、嬉しくない?」

生徒:「わぁー、すっごい可愛くなった!」



生徒:「え、先生、よくこういう風にして使ってるんですか?」

私:「そうよ。」

生徒:「そうなんだ、私もシール持っておくようにしよう!」

この後生徒と、さらに話をつづけたのですが、要は相手の方が受け取ったときに、喜んでくださるといいなと思い、いつもこういう物も常備(&携帯)している、ということを伝えました。

マーケティングで(というより、どのような仕事でも、だと思うのですが)大切なことは、「いかに相手の方が嬉しい・幸せだと感じて喜んでくださるか」だと思うのです。こんな細かい点からも、生徒たちには相手を思うことを学んで欲しいです。






H先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました!