今日は平成21年度の終業式でした。
4月からの1年があっという間に過ぎていったように感じられました。特に本年度は、年度はじめに前理事長が急逝するという予想もしない幕開けとなり、私個人にとっても学園にとっても大きな驚きと変化の1年でした。
さて終業式では、教頭より生徒の皆さんにこんなお願いがありました。
「皆さん、来年度に新しい教室に移動すると思います。その時には、どうかできるだけ荷物を少なくするように心がけてください。学校にも必要最低限の物だけ持ってくるようにしましょう。というのも、来年度より、先生たちはもっと充実した授業を作っていく予定だからです。授業の時間の中で、グループになったり、周りの人と色々ディスカッションしたりする機会をたくさん作りたい。そのためには、教室で皆さんが自由に簡単に動くことができる、そんな状態にしておきたいのです。」
高木学園女子高等学校では現在、毎日の授業をより魅力的な内容にしてゆくためにどうすればよいかを検討しています。そのための1つの取り組みとして、双方向の授業(先生が発したことを生徒が受け止めて、生徒からもいろいろな考え・意見などを発していくような授業)を増やしていきたいと考えています。
そのことをより可能にするような、そんな環境づくりにもぜひ協力してくださいね、という教頭からのお願いとメッセージでした。
さて、終業式の終わった後、今年度末をもってご退職される先生方がご挨拶くださいました。
高校時代に"没頭できる何か"をぜひ見つけてください、というメッセージや、高木の家庭科の伝統を作ってくださった先生の"高木で大好きな被服の仕事ができたことを大変幸せに思います"というメッセージ、"生徒と沢山の思い出を作れたことや、進学指導などの仕事を通じて知り合えた人々とのつながりが大きな財産となりました"という先生、また英語科の先生の英語でのメッセージ(スピーチ)など、それぞれの先生方の個性あふれる素晴らしいご挨拶をいただきました。
そして、先生方をお見送りした後・・・
アリーナの外には、卒業生の方(とご主人)が今日の日のために駆けつけてくれた姿がありました。これこそ素晴らしい高木の文化だなと感じて感動しました。
ご退職された先生方、本当に長い間学園のためにご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。これからも先生方が築いてくださった高木の素晴らしい文化と伝統を大切にしながら、一層飛躍できるように努力を重ねていきたいと思います。先生方の今後のご健康とお幸せを心よりお祈りいたしております。