2011年9月14日水曜日

自然の色、色を奏でる

先ほど生徒たちと話していたときに

「みなさんのクラスは、学園祭で何をするの?」

とたずねてみたところ

「えー野菜で染物するらしいけど、面白いかなぁ???」

との反応。私は実はこのクラスのテーマを見た瞬間に"なーんて素敵!"とときめいていましたから、彼女に熱く語ってしまいました。

「すごくおもしろそうじゃない???きっと、想像もしなかった野菜から面白い色が出てくると思う!味わい深くない???それにね、私はこのクラスのテーマを見たときに思い出した染色家の方がいるのです。」

「え?そんな人いるんですか?」

とたずねる生徒に

「みんな、教科書とかにエッセイ載ってなかったかなぁ・・・。私は高校生の時の教科書に志村ふくみさん、っていう方のエッセイがあってそれにすごく感動して。その方は全て植物などから繊維に染色して、実際に着物などを作られている方なんだけれどね。桜の色を染色するということが紹介されていて、あの美しい・ふわっとしたピンクは、実は桜の花を煮ても出てくる色ではなくて、桜の木の幹の皮を少しずつとって煮ると出てくる色なんだということが書いてあったのを読んだときに、自然ってすごいなーって思って。だから、野菜から染色って聞いたときに、瞬間にとても面白いと思ったの!」

と一気に説明したところ

「へぇー!そうなんですか。なんか先生と話してたら面白く感じてきた。」

とのことです。そのクラスの皆さんも、そうではなくてもご興味のある方は、志村ふくみさんの『色を奏でる』という本をぜひ読んでみてください。自然から得られる色の美しさは息をのむほどです。