教頭先生が一人の生徒と一緒に事務所に到着するやいなや、
「ちょっと、彼女のこれ、見てくださいよ!」
と言って見せてくれたのが、これです↓
7月22日~8月31日まで、毎日日付のついているスペースの下に、ほおずきの育っていく様子のスケッチが描かれています!(しかも、夏休みのちょうど最後に実が!!!)彼女は、1学期の終業式に教頭先生が話をしたように「1日1つ、何でもよいから必ず継続して夏休みの間中やり遂げ」たのです。
彼女に話を聞いてみると、このほおずきは彼女のおばあ様がかつて大切にしていたそうです。おばあ様が亡くなった今、今は彼女が大切に育てているそうなのですが、その毎日の成長を絵に残しておこうと思って毎日描き続けたそうです。
実際40日以上スケッチを続けて、日々上達するのを実感したそうです。そしてまた、"やり遂げた"という達成感もあったそうです。
彼女の優しい心とひたむきな姿勢がこれらの絵からも感じられるような気がして、大変感動しました。こうして確かに何かをやり遂げられた生徒は、きっと絵だけでなく他のことも"やり遂げる"習慣が身に付いたことと思います。