ここ数日、こちらの日記が更新できていませんでした。というのも、連日Y150ヒルサイド会場で、生徒たちと一緒に「Hama Boom Boom」ブースのお手伝いをしていたためです。
先日からずっとご紹介しているように、馬車道のビルの屋上で採れたハチミツを、ご来場の皆様にご紹介するこのブースで、生徒たちは大活躍してくれました。
生徒たちがこのHama Boom Boomプロジェクトで得たものが何かを考えると、
① 横浜の自然環境についてより深く考えるようになった
② 横浜で得られる素晴らしい食べ物を大切に思うようになった(地産地消の素晴らしさに気づいた)
③ 人とのつながりに感動しつつ、人と接しながら自分の才能に気づくことになった
という3つに集約されるのではないかと思います。
まさか横浜のビルの上でハチミツが採れてしまうなどとは思っていませんでしたので、横浜にそんなに緑があったのか!と驚きました。そして同時に、最近"ミツバチの現象"が話題になっているため、そのミツバチたちが生活できるような自然環境を大切にすることの重要性を感じるようになりました。
そして、横浜で得られるこのハチミツ、あまりの美味しさにびっくりでした。本当に良いもの、新鮮なもの(これは産地が近ければ近いほど可能になります)をいただくことの素晴らしさにも気づくことになったのです。
さらに、生徒たちは今回様々な方々にお目にかかることができました。たとえば、Y150のブースに関わっていらっしゃる方々(建築士の方や、森ビルの方、隣にブースを出していらっしゃったある製紙会社の方々、会場の運営スタッフの方々など)はもちろんのこと、来場される様々な方にお目にかかり、 ブースの運営を工夫して行ったり、ハチミツの説明をしたり、一緒に缶バッジを作ったりしました。
中でも、最大の感動は、8月8日に、横浜元町の老舗フレンチレストラン・霧笛楼の今平総料理長が会場に来てくださったことでした。霧笛楼さんでは、Hama Boom Boomのハチミツをお料理に使ってくださっていて、それがきっかけで今回シェフがご来場くださったのです。
ちょっとした合間に、生徒も積極的にシェフに質問をさせていただきました。大変気さくな今平総料理長は、「ハチミツをどのように使うと一番おいしくなりますか?」「ハチミツとあう食材は何ですか?」などの質問のひとつひとつにも大変丁寧に答えてくださいました。
生徒たちはこのように様々な方とお会いすることで、コミュニケーション力を発揮できたように思います。また、他の方に何かを説明する力も自然と身についたように感じられました。
また、自分の得意な分野は何かを発見する大変良い機会にもなったように思います。ある生徒は、先ほどのように積極的にお客さんや出会った方にお話することが得意ということに気づき、また他の生徒は、創造性を発揮して絵やディスプレイを作ることが得意ということを発見しました。
これは生徒が作ったビールのラベル。8月8日にハチミツ入りビールがお披露目されたのですが、そのビールのパッケージに貼るためのラベルデザインに取り組んでいた生徒の作品です。実際その担当の方も、彼女の絵の上手さに驚かれていました。
こうして短いようで長かった1週間のHama Boom Boomブースも今日で最終日となりました。楽しんだ、出会った、学んだHama Boom Boomでした。