2009年8月11日火曜日

こだわりの新制服-2(夏服編)

先日、この場で来年の新入生からスタートする新制服についてご紹介しました。先日ご紹介した際には、主に冬服をご紹介しましたが、本日は夏服についてもご紹介します。

夏服も高木学園らしさを継承しつつ、今の社会で生活する生徒たちが快適に生活できるような制服をデザインしていきました。

















夏服はスカートを軸に、

- シャツ: 白 または ピンク(細かいチェック柄) どちらかを選択
- サマーベスト: シャツだけでは少し肌寒い時などは、 白  または ネイビー どちらかを選択

と、自由に選べるデザインになっています。

この夏服にもさまざまなこだわりポイントがあります。

まずはスカート。夏服スカートは、冬服のスカートと色違いのチェック柄となっています。





これが夏服チェック柄の拡大図です。このチェックのラインもまた、高木学園の創立者・高木君先生が刺繍した手まりに使われた色(パープル、グリーン、ワイン、ホワイトなど)を用いています。






さらに、サマーベストの襟元のVラインにも当校らしさが表現されています。




よく見るとこのライン、実は2色を組み合わせたラインとなっています。1色は当校のイメージカラーでもあるヨコハマブルー、そしてもう1色はスカートのチェックに用いられている(=創立者の手まりにも用いられている)グリーンの組み合わせです。


白・ネイビーの2色のサマーベストどちらに使用したときにも爽やかなイメージになるように、また、白・ピンクのシャツと合わせたときにも美しい色のハーモニー(調和)が生まれるように、デザイナーさんと細かく検証してこの2色を選びました。

また、今回の夏服では、現代の"夏"を生徒たちが快適に過ごせるような工夫もしています。


このシャツの襟元をご覧いただくとおわかりいただくように、夏服のシャツにはもともと第1ボタンがありません。年々夏の気温が上がってきていますが、同時に環境を考えてクーラーの温度も調整していく必要がある時代です。そのような環境で快適に過ごしてもらうためには、もともと第1ボタンをなくして襟元から涼しさを感じてもらえればと考えています。


第1ボタンをなくすにあたり、襟を開けていてもきれいに見えるような襟の立ち方をデザインし、さらには白のシャツについては内側にギンガムチェック(別色)の布をつけて、内側が見えてもおしゃれさを出しました。

夏服もまた、伝統と斬新さを融合させて、生徒が快適な毎日を過ごすことができるように心をこめて作りました。まさに「高木学園女子高等学校だけの、こだわりの制服」なのです。