2010年9月18日土曜日

自分の生き方を自分で創りたい - 「未来予想塾」

今日は土曜日です!9月に入って、2学期第1回目の土曜講座が開講されました。今日は私も「未来予想塾」という講座を担当しました。

今日は大学で経済学部・商学部など、いわゆる「経済・経営」系の勉強をした社会人の方々をお招きし、高校時代から今日までどのような人生を歩んで来られたかをお話いただきました。

まずは、公認会計士さんのお話。


実は(私の)大学のゼミの先輩であるMさんは大学時代、オーストラリアに留学されました。そして、大学を卒業する間近になって公認会計士を目指すことを決意されたとのこと。大学卒業後、公認会計士試験に合格するまでの2年間は「暗黒の時代」でした! - というお話にグイグイ引き込まれました。この時期は1日12時間以上勉強する毎日だったそうです。

会計士試験に合格後、はじめは企業の業績(どれだけ売上を上げたか、適正に会計を行っているかなど)をチェックする"監査"のお仕事をしていましたが、今は企業の相談に対してアドバイスをする"コンサルティング"のお仕事に携わっているそうです。現在のほうがより、社会の"企業の役に立っている"という実感を持ちながらお仕事できているそうです。




次に、私自身のこれまでについてお話させていただきました。そして、その中で「自分の人生(のゆくえ)は自分で決める、という意思と情熱を持って、人生を切り開いてください」ということと、「自分の好きなことをよく考えて、そのことを追求しながら生きていくと、人生はより充実していきますよ」とお伝えしました。


続いて金融の仕事に携わっているAさんのお話。大学卒業後は銀行に入行して、お客様からお金をお預かりする仕事(預金)や、そのお預かりしたお金をお金の必要なカフェや喫茶店などのビジネスに貸し出したりする仕事(融資)などに関わったそうです。

現在はより大きな単位でお金を運用して収益をあげる"資産運用"のお仕事をされています。

とにかく仕事が楽しくて、忙しくても仕事していることが大好き、と自ら話すほどの仕事好きなAさんは、そんな自分の性格が分かっていたからこそ、早く結婚しました(24歳のときに結婚)という私生活のお話も披露してくれました。(結婚してから10年目だそうですが、今もとても幸せそうです!)


さて、続いてSさんのお話。Sさんは総合商社にお勤めです。



学生時代に世界の様々な国を放浪したりして、世界中の様々な国と物を売ったり買ったりする仕事をしてみたい、と貿易などに携わることの多い総合商社に就職されたそうです。今後、海外への留学などもしたいし、その経験のあとで、また新しい仕事にも挑戦したいと力強く希望をお話されていました。

これらのお話を聞かせていただいた後、生徒からは

「今まで海外に全く興味がなかったけれど、社会人の方々のお話を聞いて、もっと色々な国の人と積極的に関わってみたいと思いました。」

「誰かがこうしなさい、というからその道を歩いていくのではなく、自分自身で本当にやりたいと思えることを自分の生きていく道としたいと思いました。」

「今までは大学に入ることにしか目を向けていなかったけれど、その先自分は何をしたいのか、もっとしっかり考えて行きたいと感じました。」

などの感想が聞こえてきました。

高校時代に、様々な職業の社会人の方々(しかも、自分が興味があるかも分からない分野で活躍されている社会人の方々)から生のお話をうかがうことは非常にまれだと思います。だからこそ、このような機会に、何か新しい発見をしてもらい、彼女たちのこれからの人生を創っていくきっかけとなればいいと思っています。

ご協力くださった社会人の皆様、本当にありがとうございました!!!




講座が終わって、キッチンスタジオの前を歩いていたところ、同じ時間帯の別の講座でウィンナーを作った生徒が、社会人の皆様に「どうぞ!」大変喜んでいただきました!