2010年6月16日水曜日

心が変われば…

今日は水曜日、水曜放送の日です。今日のテーマは「心が変われば…」

この中で、メジャーリーガー・松井秀喜選手が高校時代に野球部の監督から教えられ、今も胸に刻んでいる言葉が紹介されました。その言葉とは

心が変われば行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

というものです。深い言葉です。その通りだと思います。

私は、自分が大学院の受験をしていく過程で、この言葉の意味するところを実感しました。

私はイギリスの大学院に通ったのですが、欧米の大学院に進むときには、多くの場合、ペーパー試験(筆記試験)ではなくて、TOEFL・GMATなどの試験(これは学校に固有のものではなく、全世界で受験できる英語や論理力の試験と思っていただければいいと思います)の点数と、志望のエッセイ、面接、大学の時の成績などが総合的に判断されて、合格・不合格が決定されます。

受験の準備をしているとき、私はGMATというテストの点数がなかなか伸びずに、暗い日々を送っていました。"もう私は、留学することはムリなのかもしれない、あきらめようかな。所詮私には力がなかったんだ、私の人生はその程度のものなのかもしれない。"と思いかけていました。

そしてそのストレスもすごく、体調も崩していました。そんなとき、たまたま旅行に出かけた南仏で、人々が人生を心から楽しく生きている姿を見て思ったのです。

自分が自分の人生や可能性を否定するような生き方をするのは、もう止めよう!どうしても私が留学したいと思うのであれば、絶対に挑戦を途中で投げ出すようなことをするのは止めよう!

結局GMATというテストの点数はたいして上がらなかったのですが、受験の際にはそれ以外にもエッセイや面接という要素も重視されることに注目したのです。そして、自分の力が十分に発揮できるそれらの準備を「これ以上できない」という位に行うことにしました。

そして1年後、志望していた大学院に合格。それ以降、私は人生のあらゆることに対して「できないだろう」と思わなくなりました。そうしたら、なんだか人生もとても楽しく・充実してきたように感じています。

自分の心さえ変われば、人生は好転していきます。在校生のみなさん、どうか、自分の可能性を信じて、自分の人生をいつも(どんなに辛いことがあったとしても)前向きにとらえてください。そうすれば、行動が変わり、習慣が変わり、人格が変わり、運命が変わります。