2009年6月3日水曜日

読書の愉しみ この先は ・・・ (てん てん てん)

今日は水曜日です。先日もこの場でご紹介した、水曜放送の日です。今日の水曜放送では、教頭先生から

読書について

話がありました。

来週6月8日~12日までの一週間は当校では「読書週間」となっていて、朝の授業前に全校(先生も含みます)で一斉に10分間、読書を行うことになっています。今日はその直前ということもあって、教頭先生から読書についてのお話がありました。

といっても、単に"本を読みましょう"という話ではありません。

教頭先生曰く、

「難しい本から読む必要なんて無いんですよ。私も親の準備してくれた文学全集なんて全然読みませんでした。恋愛モノでも何でも、自分の興味をもった本からまずは読んでみましょう。」

「一度読み始めたら、つまらなくてもまず100ページは我慢してみましょう。100ページ読んでみて、つまらなかったらやめてもいいでしょう。(でも、教頭先生の経験則では、だいたい100ページ読むとどんな本でもそれなりに面白くなるそうです。)」

教頭先生は4月に当校に着任してから、学校のランチスペースに置いてあったコシノジュンコさんの著書『コシノジュンコ流おもてなし - いちいち わざわざ』を読んだそう。どんな工夫でおもてなしをもっと素敵にできるかというアイデアや、美空ひばりさんとコシノさんのエピソードなどが、大変面白かったとのことでした。(実はこの本、今年の1月に当校でコシノジュンコ先生のファッションショーを行うために、昨年の今ごろコシノ先生にお話をうかがっていた際、コシノ先生が「生徒さんたちに読んでいただきたいわ。」と直接下さった本です。)

また、教頭先生は「当校で歴史を教えている先生の執筆した、『神奈川県の歴史散歩』をこれから読むのが楽しみです」とも。





そうなんです、当校の歴史の先生がこの本の中で、鎌倉(雪ノ下・二階堂の辺り、浄妙寺・十二所の辺り、大町・材木座辺り、長谷・極楽寺辺り)の歴史の執筆をされているのです!この本を片手に鎌倉・湘南・足柄のあたりを散歩するのは大変楽しいので、皆様もよろしければぜひご覧ください。




そして、最後に教頭先生お勧めの2冊を紹介していただきました。1冊は島本理生さんの『ナラタージュ』という本、そしてもう1冊は小川洋子さんの『博士の愛した数式』だそうです。

1冊目は「究極の恋愛モノ」だそうで、「久しぶりに高校のときの先生に再会した若い女性が、抑えきれない感情に気づいて・・・(てん てん てん -と実際に"てん てん てん"まで教頭先生が放送で話していました)」というところまでで本の紹介が終わってしまったのが非常に残念でした。個人的にストーリーが気になってしかたないので、今日の帰り道に本屋さんに直行しようと思っています。

2冊目については、教頭先生が1冊図書室に寄贈してくださるそうです!

さて、来週の読書週間は何の本を読みましょうか。