2016年4月25日月曜日

不可能かも、に挑むのがマーケティングの面白さ

先週の金曜日には、商業科1年生の「マーケティング」の授業を見学しました。中学生の頃には学習する教科に入っていなかったと思われる「マーケティング」 - 初回の授業では生徒たちがとても静かだったと(教えて下さっている)野林先生からも聞いていたのですが、いざ教室へ。


この日は

「コンビニエンスストアで新しいキャンペーンを行うとしたら、どのようなキャラクターやタレントなどを起用して、どのようなキャンペーンをおこないますか?」

というテーマを、グループ毎に話し合って、発表していました。




このような形でグループで対話し、それを発表するということを本校の授業では既にかなり前から実践しています。このような学習は「アクティブラーニング」と呼ばれて、文部科学省などが推奨している学び方のかたちと言えると思いますが、1年生のころから生徒たちはこうした授業で"自分なりのアイデア"を考え・発表することをいつも訓練しています。

さて、この発表の中で、生徒たちから出された提案の中には

「人気キャラクター と 人気のブランド をかけ合わせてキャンペーンを行う」  とか

「関西・関東でそれぞれ大人気のテーマパーク が共同で一つのキャンペーンを行う」 など

大人であれば"そんなキャンペーンは無理、できない"と思ってしまうような提案(でも、とても面白い内容なのです)がありました。

野林先生は

「今、この瞬間には"できない"と大人は思ってしまう提案かもしれませんが、不可能かもしれないことをやってみようとして実現させるのがマーケティングの面白さです。皆さんのアイデアはその意味でとても斬新ですね。初めてこういうグループ課題に取組んだ皆さんですが、とても良いアイデアが出てきたと思います。」

と講評してくださいました。私たち大人は、ついつい「これはこうだから」と堅苦しく考えてしまいがちですが、高校生ならではの自由な感性で、たくさんの不可能に挑む提案をしてください。