2016年4月12日火曜日

知らないということは新しく学ぶチャンス - 卒業生来校

昨日のことですが、職員室のそばで先生と話している女性をふと見ると・・・数年前に卒業していった卒業生のIさんでした。

「あれぇー、久しぶり!元気そうじゃない!」

と声をかけました。彼女は本校の商業科を卒業して、大手の鉄道会社に就職しました。今は大きなターミナル駅で仕事しているそうで、その夜勤あけに(鉄道の仕事だと、夜勤というものがあるそうです、確かに言われてみたらそうですね!)学校に遊びに来てくれたそうです。




ただ単に遊びに来てくれたのではなく、実は彼女にはしっかりとした目的がありました。

それは、今勤務している会社からの派遣で大学に通うことのできる制度があるそうで、それを目指して勉強をしているとのこと。その内容を母校の先生に相談に来たというわけでした。




「私、今の会社で多分一生働くと思います。私にとって仕事とは、常に学ぶことのできる場だと思ってます。

最初のころは知らないことがあって、悔しくて泣いたりしたこともあったけど、今考えたら知らないことは新しく学ぶチャンスなんだと思って。

大学に行く制度があると聞いて、絶対に行きたいと思いました。大学に行って勉強して、またこの会社でもっと広い範囲で仕事することを目指したいんです。」

・・・

21歳の言葉とは思えないしっかりとした考えに感動してしまいました。彼女は1年生で入学した直後からしっかりしていたという記憶があるのですが、社会に出てからの成長ぶりが非常に頼もしいのです。会社の制度なども活用して大学で学んで、さらに社会に貢献できる女性になってくれたらいいなと思っています。