2012年12月31日月曜日

「行動」の1年

平成24年も残り1日を切りました。本当にあっという間の1年だったと感じています。

本年は年初に、学園の改革を進めてゆくために実際に「行動」することを目標としました。平成25年度から学習指導要領が新しくなるタイミングに合わせて、本校の4学科の教育内容を時代・社会のニーズに合ったものに変えていくこと、「社会で信頼され、役に立つ」女性を育てるように社会との接点をより一層増やしていくこと、これらを行動で形にしていきたいと考えていました。

実際には以下のようなことを考えながら「行動」して参りました。

学科の教育内容については

- 普通科: 英語教育に力を入れ、読む・書くだけでなく聞く・話す力を養成する。母国語を学ぶように英語を楽しみにながら学ぶ、という取り組みを加速させてきました。

- 商業科: 来年度の入学者からは、2年次に「会計コース」「マーケティングコース」の2つのコースを選択できることとし、マーケティングコースでは商品企画などの経験も積むことができるようなカリキュラムとしました。また、リクルート・ローソンで伝説のマーケターと言われた野林先生にも本校の生徒たちに教えていただくことになりました。

- 情報科: 今の世の中でニーズが高くなっている"身の回りにある情報を加工・デザインする"力を養うカリキュラムを設定しました。日本が世界に誇るマンガやアニメーションなどについても学ぶことを科として取り組んでいきます。またそのような教育を女子美術大学さんからも指導していただいています。(高大連携体制を確立しました。)

- 家庭科: ファッション・フードの分野で生徒たちが面白さ・やりがいを感じて学べるような体制をとっています。女子栄養大学さんとも連携させていただきました。

また、社会に密接に関わる取り組みとして

- 商品開発: 来年の秋口に発売いたします、大手食品メーカーさんとの商品共同開発に取り組んでまいりました。生徒たちが大変喜んで楽しみながら企業の方に色々指導していただいています。また、横浜・元町商店街のウチキパンさんとの商品開発も進められています。

- パッケージデザイン: 先日より発売しております"横濱かりんとう"のパッケージデザインを担当させて頂きました。

創立者・高木君先生の考える「社会で信頼され、役に立つ女性」を育てるために、常に教育内容をあたらしく・改善しております(また、来年もさらに教育内容の向上に取り組んでまいります)が、今年様々な取り組みをさせていただく上で、本当に多くの方々にお世話になりました。生徒たちにとっての素晴らしい経験は、多くの方々のお力なしには成り立ちえないと、年々強く感じております。皆様とのご縁、皆様からのご支援に心から感謝申し上げ、年末のごあいさつとさせていただきます。

平成24年12月31日
学校法人 高木学園
理事長 髙木 暁子