2012年の学校スタートを迎え、本日学園の教職員の皆さんにもお伝えした内容を、こちらでもご紹介したいと思います。
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新年明けましておめでとうございます。
昨年は1000年に1度と言われるほどの大震災を経験し、大変な1年となりました。本学園の教職員や生徒の皆さんに直接の大きな被害が無かったことは何よりでしたが、日本全体で多くの方が今も大変つらい状況におかれています。
そのような1年を経て、改めて"今後日本は立ち直っていくことができるのだろうか"と感じたりもしました。しかし本学園の創立の理念(「社会で信頼され、役に立つ女性を育成する」)を振り返ったとき、誰かが日本を立て直してくれるのだろうかと思うのではなく、まさに日本の復興を支えることのできる人材育成を行うことで、自らが日本の復興のために尽力するのが使命であると感じています。
本学園では、2009年4月に先代から私が理事長のバトンを受け継ぎ、先生方・スタッフの皆さんとともに学園をより現代の世の中のニーズに応えられるように努めてきました。2010年には「変革」を、そして2011年にはその変革を「貫徹」することを目標としてきました。その必要性は全く変わることはありません。そしてこの大変な状況に直面した後の2012年は、ここ数年間で向かってきた変革のプランを実際の「行動」にうつしていくことが大切だと考えています。
高校でも幼稚園でも、より社会に出たときに生徒/園児たちが役に立つ存在となれるような教育を創っていくため、行動計画を明確にし、実際に行動する - 2012年はそのような1年としたいと思います。そのことが、社会に貢献する人間を育てることとなり、これからの日本の復興に役立つことになると確信します。
少し前にブームにもなったPeter Drucker(ドラッカー)は
「決定したことの成果をあげるために、いちばん時間がかかるのが、行動・実施のプロセスである」
と言っています。ですが、2012年はこの日本の社会を元気にする、立て直すという大きな目標に向かって先生方、スタッフの皆様方と一緒に行動する1年としていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。