2011年4月5日火曜日

心を整えて - 新学期

新学期の季節です。寒さはまだ続いていますが、少しずつ桜が咲きはじめました。でも、今年は3.11の大地震の後、春の明るさ・楽しさを感じることもなく不安とともに時間を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

被災地の方々に対して、私たちができる支援を継続的に行うことはもちろんなのですが、一方で日本の経済の今後を考えると、被害の小さかった地域に住む私たちこそ、まず前に向かって元気に歩いてゆく必要もあるようにも感じています。

そんな時に、たまたま本屋さんで見つけた本。




私は、本当にサッカーに疎いです・・・。長谷部選手・・・と聞いても、はじめは「うーん、名前も聞いたことがあるような気がするし、テレビで見たことある気もする・・・ような・・・。」と思うくらいの、無知ぶり。

そんな私がなぜこの本を読んでみたかというと、全く未知なる"スポーツ選手"と呼ばれる人は、どのようなことを考えているのだろうか、と単純に疑問に思ったことと












あとがきの一番最後にひっそりと「売り上げの印税はユニセフを通じて「東日本大震災」支援のために寄付させていただきます。」と書かれていた、そのひっそり具合に心意気を感じたからです。












そして読んでみて、びっくり!27歳の若さで、本当に地に足のついたひたむきな姿勢の生きざまに、大変感動しました。

たとえば「苦しいことには真っ向から立ち向かう」とか「努力や我慢はひけらかさない」「変化に対応する」「迷ったときこそ、難しい道を選ぶ」「自分の名前に誇りをもつ」「眼には見えない、土台が肝心」「感謝は自分の成長につながる」「笑顔の連鎖を巻き起こす」etc etc... 数々の長谷部選手の言葉に良き日本人の精神を見つけた気がしました。

この復興という大変重い責務とともに歩んでいく今だからこそ、在校生の皆さんにもぜひ一読して欲しいと思います。(ランチスペースに置いておきますので、ぜひ手にとってみてください!)