2009年10月5日月曜日

ありがとうの優しい気持ち

高木学園女子高等学校は、生徒と先生の距離が非常に近い(アットホームな)学校です。そして、素直で優しい生徒が多い学校です。

・・・と、よくお話するのですが、今日もそのことが強く感じられる出来事がありました。

毎日生徒が登校するときと、下校するとき、教頭先生は校門のところに立って生徒に声をかけてくれています。晴れの日も、雨の日も、暑い日も、肌寒い日も、毎日教頭先生は生徒に声をかけ続けてくれています。「おはようございます」「さようなら」という挨拶をしながら、時には生徒のスカート丈などを注意することもあります。

今日の下校時、雨がふっていました。そして、傘をさして校門のところに立っていた教頭先生に、ある2年生の生徒(金曜日に修学旅行の北海道から戻ってきたばかりです)が、

「はい、先生これ、あげる。」

と言って、かばんから出してきたのが






北海道名産"じゃがポックル" (修学旅行を引率した先生によると、これはなかなか手に入らない、貴重なお菓子だそう!!!)






教頭先生は、感激していました。このお菓子をくれた生徒に、教頭先生は「スカート丈を直しなさい」などの注意もしていたそうです。それでも、彼女は教頭先生と毎日話すようになり、毎日必ず校門のところに立って生徒に声をかけ続けてくれる教頭先生の熱意に対して、"ありがとう"と思うところがきっとあったのではないかと思います。そのありがとうの優しい気持ちが、"じゃがポックル"に託されて教頭先生のもとに届けられたのではないでしょうか。

当校に入学してくる生徒はみな、こんな優しさをもっています。その生徒たちの良い気質を大切にしながら、先生たちが生徒に親身に接していることが非常によくわかる今日の下校時の出来事でした。