今日の放課後、事務室に家庭科1年生の2名がたずねてきました。
「あの、事務室の皆さんって、何をしているんですか?」
確かに、生徒にとってみたら、事務スタッフとは毎日必ず接するわけでもなく、教室と事務所は少し離れている・・・そう思うのも無理もありません。(ちなみに、私は去年、他の生徒から「先生って、たまに学校に来てるんでしょ?!どこか他の場所でも仕事していて、学校にはたまに来るんだよね?」と言われました・・・。)
そこで、この生徒たちに
「確かにそうだよねー、事務のスタッフの人たちは授業で先生するわけじゃないものね。でも、たとえば、みんなの在学証明書とか学割の証明書とか発行するのは事務の人。それから、みなさんの学費の管理とかするのも事務の人。みんなが入試を受けたときの受付も事務の人がしてくれたの覚えてる?それに、PTA総会とかがあるときは、事務の人が準備をしたりもしますよ。」
と言ったところ、
「へぇー、忙しいんですね、事務の皆さんは。こういう人たちって、どこの学校にもいるんですか?」
との次なる質問が。
「そうねー、どこの学校でもやっぱり在学証明書はあるだろうし、学費の管理する人も必要だろうし、入試もあるしね。どこの学校にも(人数とか名称などは)若干違いがあるにせよ、こういう仕事をしている人はいると思う。」
と答えると、彼女たちは納得して帰っていきました。
生徒のときには、自分の周り(家族、友達、先生など日常的に接する人々を中心とした世界)以外のことを知る機会は限られがちですが、少しでも"知りたい"と思う生徒の気持ちを大切にして、世の中について知る・学ぶ機会をより多く提供していきたいと思います。