2009年10月16日金曜日

こだわりの、オーバーコート

高木学園女子高等学校では、来年度の新入生から新しい制服がスタートします。この場でも、また当校のホームページ上でもそのことをお伝えしていますが、本日はオーバーコートについてもご紹介します。

冬服・夏服ともに、この新制服には「高木学園女子高等学校ならではの伝統」が、現代的にアレンジされて随所に表現されています。オーバーコートもまた、"こだわりのオーバーコート"となりました。

まず、このオーバーコートをデザインするにあたって考えたことは

- 良質 (軽く、柔らかく、暖かく)で、生徒が心地よく着用できるような素材を使う
- 流行に左右されずに、どのような時代にも上品で洗練された印象を与えられる女性らしいデザインにする
- 冬服や夏服(とくに冬服)で表現しているような"高木らしさ"や"こだわり"が感じられるようにする

ということでした。その考えをもとに、デザイナーさんにいくつものデザイン画を描いていただき、実際にサンプルを作ってもらいながら調整をしていきました。

そして選ばれたのは、こんな形です。





一見シンプルながら、女性らしさや上品さが感じられるシルエットになりました。そして、何よりこのオーバーコートの素材が軽い、柔らかい、心地よい!!!そして、光沢も美しい布地を使うことになりました。生徒が着ると可愛らしくなりますし、大人の先生が着ても素敵(!!!→ 制服を検討している先生たちが、コートを見た瞬間にあっと言う間に試着していました。。。)です。





さて、遠くから見ると一見シンプルに見えるこのオーバーコートですが、こだわりのポイントがあります。




オーバーコートの内側の、裏地とオーバーの布地の境には、冬服のブレザーの縁取り(パイピング)で使われているワインレッドのリボンが使われています。このリボンで、コートを着たり脱いだりする瞬間も、ぐっと洗練された印象になります。(そして、そもそもこのワインレッドのリボンというのは、創立者・高木君先生がデザインした初代の制服に使われていたものなのです。)







そして、遠目には分かりませんが、オーバーコートについているボタンを近くで見てみると・・・




なにやら、ボタンの側面にワインレッドの文字が見えます。実はこのボタン、夏服のスカートにもついているものとサイズ違い(オーバーコートのボタンのほうが大きい)なのですが、側面に

" TAKAGI SINCE1908"

とワインレッドの文字が刻まれている、世界で1つだけのオリジナル・ボタンなのです。





その他にも実はこだわりポイントがありますが、それはまた次の機会にご紹介します。このオーバーコート、(生徒にも先生たちにも笑われてしまうことは必至なのですが)実は私も個人的に購入&着用したいと思っているほど、こだわりと自信のあるコートに仕上がりました。