2015年5月7日木曜日

本の楽しさ・素晴らしさを感じた旅

連休を使って、ずっと以前から注目していて、訪れてみたい思っていた「武雄市図書館」に出かけました。(途中で記事をアップしようと思っていたのですが、iPadで撮影した写真がうまく上がらず・・・結局今日になってしまいました。)

さて、私にとっては人生初の佐賀県です。




佐賀に到着した日はあいにくお天気が悪く、雨が降っていました。

温泉や焼き物で有名な場所ですが、のどかな風景が広がっています。








そこに突如現れるのが





武雄市図書館。

公立の図書館です。

ですが、このサインからして何かただものでない雰囲気を感じさせますよね。










それもそのはず。

この武雄市図書館は、公立の図書館でありながら、代官山の蔦屋書店などを運営しているCCC(Cultural Convenience Club)が運営を委託されている図書館で、大変話題となり、全国から訪問者が絶えない図書館なのです。





どのようにして本と人が楽しく出会えるかを特に今年は集中して考えている私は、ぜひとも行ってみたいと思っていた図書館でした。

あいにく、図書館の中は撮影禁止・・・ということで、内装の写真は撮れなかったのですが、これまでの公立図書館とは全く様子が異なります。






内装もとても「スタイリッシュ・おしゃれ・格好良い」蔦屋スタイルで、なんと面積の半分くらいは「販売用」の本がある。スターバックスも入っている、TSUTAYAのCD/DVDレンタルスペースもある

ということで、公立の図書館としてはものすごく異色。

(ご興味ある方はこちらのホームページをご覧下さい。)








本棚の分類の仕方も、これまでの図書館分類法ではない分類の仕方をしていたりします。

ここには、佐賀県からだけでなく、近隣の熊本県や福岡県、長崎県、大分県などからも利用する人が多く来ていました。(車のナンバーで、とにかくさまざまな地域から人が来ていることが分かります。)

決して人が本に興味を持っていないわけではない、その本を「どのように」見てもらうか、その場づくりの編集力がとても大切なのだということを感じました。




そして、その武雄市図書館を訪れたあとに、本校の図書ワゴンなどをアドバイスして下さっている、幅允孝さんの特集がBS朝日で放送されました。

幅さんも同じく「本をいかに楽しんでもらえるかをいつも考えている」とおっしゃって、本校の取り組みをたくさん紹介してくださっていました。




その後、近隣の福岡にも立ち寄り





福岡の素敵な本屋さんを見たり
















福岡・天神にあるTSUTAYA BOOKSTORE TENJINも訪れました。

(こちらはまた蔦屋代官山とは違う雰囲気なのですが、とても素晴らしい本屋さんで、多くの若い人が夢中で本を手にとっている様子が印象に残りました。)











改めて、本と人をつなぐ場づくりの大切さを感じた旅でした。今回の旅を通じて学んだこと・感じたことを、本校図書館の改革でも活かしていきたいと思っています。