2014年1月8日水曜日

「進化」する2014年

本学園では、今日からいよいよ2014年が始動しました。気分も新たに、元気に明るく毎日を過ごしていきたいですね。

そんな今日は、高木学園の先生・職員に2014年の年頭挨拶を致しました。その内容をこの場でもご紹介します。

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明けましておめでとうございます。新しい年のお慶びを申し上げ、この場にいる皆様がたとご家族が健康で良い1年を過ごされるようお祈りしています。

昨年、この場で2013年は「前進」する1年にしましょう、と挨拶したのがつい昨日のように感じられます。実際に昨年1年の間に高等学校でも幼稚園でもさまざまな面で「前進」したように思います。

高等学校では、平成25年度(2013年度)より新しいカリキュラムがスタートし、各学科でさまざまな新しい取り組みに挑戦してきました。

また、クラブ活動においてもライフル射撃部のみでなくハンドボール、ソフトテニス、卓球、剣道などのクラブで良い成績をおさめました。

さらに、昨年は新たな取り組みとしてオリジナルミュージカルを創ったりもしましたし、森永乳業さんとの共同開発アイスクリームも発売しました。

幼稚園では、今年度が創園60周年ということで、さまざまなイベントを行いましたし、また今年の1月からは横浜市型の預かり保育をスタートするための準備も行ってきました。

こうした「前進」は1年だけで終わらせてしまってはならないと考えています。




ところで、私はこの冬休みの間に母の故郷である熊本県の天草を訪れました。そして、昨日九州で新聞を読んでいたところ、こんな記事が目に入りました。それは・・・

「くまモン、年賀状を6,190通も受け取ってうれしいモン!」

この記事で特に面白いと思ったことは、くまモンの受け取っている年賀状の枚数です。くまモンは2010年の3月に生まれ、初めて迎えた2011年のお正月には年賀状は122通だけだったそうです。それが昨年は4,055通、そして今年はさらにそれを超える6,190通も届いたということです。

(写真は、熊本空港の荷物受取場です)




くまモンは、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2011年の九州新幹線(大阪~鹿児島)開業の際に、単なる通過駅になってしまうことに危機感を持った熊本県の方が、その1年前に小山薫堂さんにアドバイスを求めたことから生まれました。

初めは"熊本県非常勤職員"という立場であったくまモンですが、その後"営業部長"へと昇進し、さらに今年からは"しあわせ部長"も兼任するようです。

このくまモンの立役者である、熊本県の蒲島知事は素晴らしいことをおっしゃっています。

「この線から先の人たちは、くまモンを知らなくてよいという限界を作ってはいけない。常にフロンティアをどんどん伸ばしていくことです。

くまモンは、もともと小山薫堂さんと水野学さんが生みの親なので、天性の才能はあったと思うのですが、本人も努力してずいぶん進化しました。」(『くまモンの秘密』幻冬舎新書、236ページ&231ページより引用)

進化することが大切なのは、くまモンに限ったことではありません。教育でもまさに同じことがあてはまります。ここまでで良いという限界はないと思います。世の中が変わっていて、社会のニーズが変わっていく中で、当然教育に求められるものも変わっていきます。私たちは、常に自らが柔軟に変化すること、昨日までの私たちを超えていくことが大切だと思うのです。

2013年に「前進」した後の2014年は、自らをさらに超え、進化させて、すぐれた教育を創ってゆきたい。




進化」とは、事や物が進んで、より優れたものになること、だそうです。

2014年は、毎日教育を「進化」させる、そのような1年にしたいと考えます。本年もどうぞよろしくお願い致します。