2013年2月25日月曜日

桃の節句のいけばな - おひな様プロジェクト

今日は、華道家元池坊准華督で、池坊お茶の水学院で講師も務めていらっしゃる森由華(もり ゆか)先生に学園にお越しいただき、「おひな様プロジェクト」の生徒たちにいけばなの指導をしていただきました。

ですが・・・実は生徒たちのいけばながスタートするかなり前に先生はお越しくださり、





ひな段の横にお花(桃の節句ということで紅白の桃を含む)をいけて下さったり

(在校生の皆さん、ひな段の右にスペースがあったのは、そのためだったのですよ!)










お茶席用に大変モダンなお花(花器は竹でできていて、大変和風なのですが、そこにスイトピーやかすみ草などの洋風なお花を入れてアレンジして下さいました)をいけて下さいました。

すると、生徒たちがどんどん集まってきました。







いよいよいけばなのお稽古が始まります。

冒頭に、先生が池坊における「桃」の意味を教えて下さいました。

桃の枝についている黒くなっている部分は「おくり枝」と呼ばれ、母から娘へと命をおくっていくという母の愛の象徴だそうです。




そして、今日はそんな桃の節句の雰囲気にふさわしい、やさしい色合いのお花をいけてみることになりました。








先生がお手本を見せて下さいます。お花の表情や色合いなどをどのように活かしていけてゆくか、自由に考えて下さい、とものの5分程度で大変素敵なお花をいけて見せて下さいました。









そして・・・



生徒も一人ずつ挑戦してみます。スピーディに大胆にいける生徒もいれば(→まるで自分を見ているようでした)、普段の性格通り、じっくり考えてしっかり準備してからいける生徒も。それぞれの生徒の性格がそのままお花のいけ方に表れているなぁと感じました。

さらに






「先生、できました!」

という生徒。うれしそうです。

お花も女性らしくてかわいいですね。













完成したお花を前に、みんなで記念写真しました!

最後の一枚は最高の笑顔でした。







そして・・・実は彼女たちがいけたお花は・・・生徒たちが自分の(校内の)好きな場所に飾ってあります。毎日お花が枯れていないか、水は足りているか、確認するのも彼女たちの役割です。






これから本校内にいらっしゃる皆様、森先生の素晴らしいお花だけでなく、校内のさまざまな場所にあるお花もぜひご覧くださいね。

森先生、素敵なお稽古をご指導くださいまして、ありがとうございました。