本年もあと半日を残すのみとなりました。
年初に、本年は一昨年より取り組んできた変革を「貫徹」する1年とするとの目標を掲げました。社会で役に立つ女性を育成するという創立者・高木君先生の創立の理念のもと、各学科においてより"社会で役に立つ、使える能力"を身につけられるような取り組みを進める、そのような1年でした。
普通科においては一般受験に立ち向かうための体制を作りはじめ、そしてこれからの社会で欠かすことのできない"英語力"を強化するためにEnglish Bilingual Campなどもスタートさせました。商業・情報処理・家庭の専門学科においては、社会に出た際に役に立つスキル(簿記や情報・システムデザイン、ファッションデザイン、フードコーディネートなど)を育成させるために取り組みを進めてきました。
また、3月11日には東日本大震災に直面しました。本校生徒たちが無事でいられたことは何よりでした。しかし、この日本の中で大変苦しい経験をされた方々が多くいらっしゃる現実にも気づきました。少しでも私たちにできることをしたいと、生徒たちプロデュースのノートを被災地に寄贈させていただいたり、JRC部が募金活動や福島県産青果物の販売、売上の寄付などにも取り組んだりしました。
この1年間で学校の進めるべき改革が全て完成したとは全く思っていませんが、創立の理念を中心に、現代の世の中で求められる力を身につけるための取り組みに尽力してまいりました。来年もより一層、加速度をつけて学園の発展のため、また日本の復興のために教職員・生徒一同で努力を重ねたいと思います。
本年お世話になりました皆様に心からお礼を申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。
平成23年12月31日
学校法人 高木学園
理事長 髙木 暁子