2010年11月12日金曜日

お客様の半歩先を行く - ノート開発

昨日、お昼休みにノートプロジェクトの生徒たちと打合せを行いました。昨日のこの時間までに

* 表紙デザインを今から新しく方向転換するのかどうか
* (もし方向転換するのであれば)その新しい案が、これまで考えていた以上に魅力的(=既に販売されている製品とは差別化されているかどうか)なのか

など考えるために、新しいデザインのイメージを具体的にイラストにしてくることが宿題でした。

イラストを準備していた生徒もいれば、あまりイメージが固まっていない生徒も…。

「みなさん、ノート販売のピークタイミングと私たちがその頃販売したいということを考えたら、ゆっくりしている時間は無いんですよ。もう、常に先へ、先へと進まなければいけないの。だから、スケジュール(最終的な販売目標時期)を念頭において、準備していかなければいけないんです!」

と、ついつい熱くなってしまいました…。

さて、一体表紙はどうなる?といったこの時期に、ちょうど今の私の気分を100%代弁してくれる本の一節を読みました。



「モノづくりにおいてユーザーからの声だけで革新的なモノづくりは行えません。お客様の声は現状を反映したものであり、差別化されたモノをつくるにはお客様が発する声よりも半歩先にいっている必要があります。」(中川淳、西澤明洋著『ブランドのはじめかた』日経BP社 149ページより引用)

開発チームのメンバーとしばし、「ノート市場で半歩先を行くとはどういうことか」を考え続けていくことになりそうです…。