2013年5月15日水曜日

少し心に余裕を - 生徒の教え

5月は学校経営者にとっては忙しい月です。いろいろな書類の提出などがあり、ゴールデンウィーク直後から猛烈に忙しくなり、気づくとあっという間に一ヶ月が終わっている、そんな月です。

今年も例年と同じく忙しい日々を送っている私ですが・・・先ほど一人部屋にこもって仕事をしていたところ、かすかな

「トントン」

というノックの音が聞こえるような・・・。でも気のせい?忙しいし、締切までにすぐに完成させなくてはいけない仕事も・・・などと葛藤していると、もう一度

「トントン」

という音が聞こえて来ました。やはり空耳では無かったんだと思い、ドアを開けてみると・・・2年生の生徒が立っていました。

「どうしたの?」

とたずねてみると、

「先生、今、話ししてもいいですか?」

「うーん、えーっと、あんまりは良くないかも・・・で、でも、どうしたの?」

と歯切れの悪い話し方をしていると

「あの、ウッドデッキのところにお花が咲いて&散っていて、すごくキレイだし、香りがすごくいいから、先生に伝えようって思って。」

・・・じーん。感動。そっか、それを伝えに来てくれたんだね、と思って、自分の余裕の無さを反省しました。瞬間に生徒の手をつかみ、「行こう!」





たしかに、近くに寄っただけで、ものすごく良い香りがしてきます。

そしてウッドデッキに散った花びらもとても可憐。

「すごくきれいでしょ?」

という生徒の言葉に心から感動したのでした。









生徒に教えられることばかりですね。忙しいとき・大変なときこそ、心に少し余裕を持つようにしよう、そんなことを改めて感じました。Sさん、ありがとうね。