2013年1月31日木曜日

IKEBANAで決断力アップ!?

突然ですが、在校生のみなさんは"茶道"、"華道"と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?

「なんか堅苦しくて、難しそう」

「きまりごとが多くて、自由が無さそう」

「昔の人がやっていたことで、今の社会で生きている私には関係ない」

などなど・・・どちらかというと後ろむきなイメージを持っている人もいるかもしれませんね。

そう思う気持ちもよーくわかります。何しろ私自身が高校生のころ、これらの日本文化には全く関心も興味も持っていませんでしたから。

ですが、月日が流れ、海外に留学したりして

「私は日本人としてどれだけ自分が生まれた国の文化について知っているだろう?」

「日本人として生まれたのに、世界の人が知っている日本の茶道や華道について知らないままでよいのだろうか?」

「海外の人から"日本的なことを披露して"と言われたのに、折り紙で鶴を折る以外のことができないのは残念・・・」

ということを年々強く感じるようになりました。

そしてここ最近では、いけばなのお稽古に通ったり、着物について学んだりしています。


(こちらは先日のお稽古のときにいけたものです。外はまだまだ寒いですが、春の訪れを感じさせるような花材でした。)

実は、これは"自由花"というジャンルのお稽古で、花材だけ先生にはじめに頂いて、あとは

 - どの花器を使うかも
 - どのように花をいけるかも

全く自由に自分で決めることができるのです。


いけばなのお稽古に通い始めた時には

「そんなに自由に決めてしまってよいのですか???」

と先生に何度も確認してしまったほどですが、とにかく楽しいのです。そして毎回先生に言われるのは

「高木さん、本当ーに迷いの無い性格ねぇ~!お花をいけるスピードが非常に早い。」

生きているお花を扱うわけですから、迷わずに、瞬時に決断していけていくことはかなり重要のようです。(逆に迷って時間が経ち過ぎてしまうと、お花がしおれてしまいます。)

むかしは花嫁修業のためにお花やお茶を習う、という女性も多かったと思いますが、いやはや"決断力"を養ったり、自分の人生について考える機会となったり、大変奥深い"道"なのです。そして、それを学ぶことで、日本人として世界中の人に自国についても語ることができるようになると思います。(茶道を学ぶことも同様に、大変意義のあることだと考えています。)

本校では、在校生の皆さんに茶道の講座を全員受けてもらっていますが、華道についても色々考えています。近日中にお知らせがありますので、お楽しみに~。