2012年7月20日金曜日

市場(マーケット)調査

今年度、本校ではいくつもの企業とコラボプロジェクトをさせていただいています。

まず、横浜元町の老舗パン屋さんのウチキパンさん。そして、横浜かりんとうの濱楽さん。そして某・超大手食品メーカーさんです。(←こちらについては申し訳ありませんが、まだ詳細をお伝えすることができませんが、良いタイミングになりましたらお知らせする予定です。)

それらの複数のプロジェクトで生徒たちは最近

「市場(マーケット)について調べること」

という課題を出されています。市場調査、と聞いて、どのようなことを調べれば良いのか、高校生はどのようにこの課題に取り組むのだろう・・・と私自身も興味津々でした。

先ほど生徒たちの課題発表を見てきたのですが


「身のまわりの人33人にアンケートを取って、この商品に対する好み、価格帯、買う場所などを調べてみました。」

とか



「お店の人に、売れ筋商品ベスト3を聞いてみました。」

など、彼女たちなりにいろいろ工夫をした発表が行われました。(また発表の仕方についても、1年生でも「今日はA,B,C,Dのポイントについて発表します。まずAについては・・・、次にBですが、そしてCについては、最後にDは・・・ 以上で私たちの発表を終了します。ありがとうございました。」と論理的に発表できているグループもあり、素晴らしいと感じました。)

今日発表を行った皆さんには、さらに参考として知っておいてほしいのですが、会社などで市場(マーケット)調査を行うというときには、よく3つのCについて調べることが行われます。

1つめのCは Customer - お客さんについて、です。今回皆さんの多くが「身の回りの人にアンケートをしてみました」といって調べてくれたように、その物を使ったり食べたりするお客さんの好みはどのようなものかを調べることです。

2つめのCはCompany - 自分の会社について、です。お客さんのニーズがある中で、自分の会社はどのような商品を持っていて、売上や利益はどのくらいあって、その商品の中のシェア(占有度)をどのくらいもっているか、どのようなブランドイメージがあるのか、などについて調べることです。

3つめのCはCompetitor - 競合(ライバル)の会社について、です。お客さんのニーズ、自分の会社について知っておくと同時に、競合はどのような会社が存在して、それらの会社にどのような商品があって、売上・利益はどのくらいか、自分の企業と比べてどのようなところが強み・弱みなのかなどを調べていくことです。

そのような3つのCを意識して調べていくと、市場について大枠を理解できるようになります。ぜひ今後また市場調査を行うことがあるような場合には、この視点を覚えておいて下さいね!