2011年2月10日木曜日

社会で役立つ女性とは?

先日、生徒たちと一緒にノート開発の打合せに企業にうかがった時のこと。

新宿駅の構内の、非常に混雑している中でふと見るとメンバーの生徒の1人の姿が見えません。あ、れ???と思っていると、他の生徒が

「先生ー、ちょっと待ってあげてください!xxさんがあそこに!」

ということでそちらを見ると、なんと本校の生徒xxさんが、ベビーカーを押して階段を上るのに困っていた女性に歩み寄り、ベビーカーを階段の下から上までその女性と一緒に持っていたのです。

感動・・・。

小走りに戻ってきた彼女に

「素晴らしい!!!」

と声をかけたのですが、その彼女いわく







「私の普段使っている駅にもこういう困っている人が多いんです。だから、結構自然に目がいくようになって。本当は、エレベーターとかエスカレーターとかあると助かるんですけどね。」







私は、感動しました。新宿駅の混雑した中で、ほとんどの人はできるだけ人とぶつかったりせずに、目的地に早く到達することに集中しているのではないかと思います。しかし、うちの生徒はこんなにも周りの人のことを考えられる優しさを持っているんだ・・・。

本学園の創立者の高木君先生は、"社会で役立つ女性、社会で信頼される女性"を育てるためにこの学園を創立しました。その教訓をパッと聞くと、何か社会で大きな業績を残すことのみを重視するかのようにも一見思えます。しかし、この彼女のように、小さなことでも周りの人に気を配ることができる女性、そして誰に言われなくても(周りの人を助けるために)自ら行動できる女性、そんな女性もまた立派な"社会で信頼され、役に立つ女性"であると感じます。