2013年9月6日金曜日

なんで?を調べてみる - 商業科マーケティング授業

今日は2学期最初の商業科1年生マーケティング授業の日でした。2学期ももちろん、野林先生(リクルート、ローソンで伝説のマーケターと言われた方です)に教えていただきます。

授業の時間が少し過ぎてから教室に入っていくと・・・




1学期末のレポート(日常生活で「なぜ?」と思うことを、実際に見たり聞いたりして分析するレポート)について、一人一人に野林先生がコメント・解説しながら返却してくださっていたのでした。

が、先生の手元をよくみると・・・あれ?リラックマ???





そうなんです、実は野林先生は生徒たちにレポートを返して下さるときに、


6種類のリラックマのクリアファイルのどれかを生徒に一緒に渡してくださっていたのでした!(うらやましい・・・!)

こういう"驚き""喜び"を作ることができる-それこそがマーケティングですから、やはりさすが!ですね。

(ちなみに、野林先生はローソンでリラックマのポイントキャンペーンを作られた超本人です。)





そして生徒たちの疑問について、いくつかの事例は野林先生ご自身が会社の方に電話して「それってどうしてなんですか?」と確認して下さったりした上で、生徒に解説して下さいました。皆さんもぜひその姿勢(なんでも聞いてみる、調べてみる)を真似して欲しいと思うのです。






こちらはサーティーワンアイスクリームの事例。生徒が「なぜロゴには31となっていないのに、サーティーワンなの?」という疑問を投げかけていたのですがロゴを実際に見ながら、解説してくださいました。








続いて、「スターバックスでコーヒーを買ったら、カップに"勉強頑張ってください"って書いてくれたのはなぜ?」という生徒の疑問を解説してくださるときに、

 - スターバックス
- ドトール

の違いにも触れながら教えてくださいました。








さて、このレポート。

取り組んだ生徒たちの姿勢には差が見られました。大変熱心に取り組んだ生徒は、1つの「なぜ」を考えるだけにとどまらず、5ページ以上にわたる追加レポートまでつけて提出していました。

この冒頭に書かれていることが素晴らしい!

"1つの「なんで?」があると、たくさんの「なんで?」が生まれます。ということで、他に出てきた「なんで?」と、それに対する「自分の予想」、そして「インタビューした結果」をまとめてみました。"






こういう生徒は、一生、"学ぶこと"、そして"課題として与えられた事に対してプラスアルファの価値をつけること"を当たり前の事として取り組んでいくと思うのです。

これから生徒たちが人生を生きるときに、そういう自分から行動し・生き抜く力を、本校での3年間に身につけて欲しい、と強く考えています。

野林先生、生徒たちへの素敵なギフト、ありがとうございました!出張お気をつけて。(今夜から出張でインドネシアへいらっしゃるそうです。)