2013年3月18日月曜日

春休みに考える「戦争と平和」

試験も終わり、生徒の皆さんはのんびりと時間を過ごしている時期かと思います。

少しまとまった時間がとれる今の時期に普段はなかなかできないこと(勉強やスポーツ、文化的な活動など・・・)にも挑戦してみてくださいね。

私はここ数日に読んだり頂いたりしたご連絡で改めて「戦争と平和」について考えています。

まず



普段から何かと親しくしていただいている作家の鬼塚忠さんが最新刊『恋文讃歌(こいぶみさんか)』を出版されたので、その本を3時間で一気に読みました。

あまりにも感動し、涙が止まりませんでした。

このお話は、鬼塚さんのお祖父様・お祖母様のお話をもとに創られていて、戦争によって悲惨な経験を余儀なくされたご夫婦の純愛のお話です。鹿児島・朝鮮と壮大なスケールで物語が展開します。

人をここまで大切に思うことができるのか、と心を打たれる場面がたくさんありました。

みなさんにもこの春休みの期間にぜひ読んでみていただきたいと思います。



(ちなみに、このお話の中になんと"暁子"が一瞬登場します!どのあたりに登場なのかも、お楽しみに!)

さらに


作曲家の三枝成彰先生からもご連絡を頂きました。三枝先生の最新オペラ「KAMIKAZE」は、2月末~3月初旬に世界初公演されたのですが、3月30日には、BS朝日で放送されるとのことです。

このオペラも第二次世界大戦によって特攻隊で命を落とした方々の実話に基づく作品です。

(私はオペラの最中から号泣してしまいました・・・)



戦後世代の私たちは、きっかけが無いとつい戦争のことを考えずに生きてしまいますが、この本やオペラを通じて、戦争はどのようなことを意味するのか、そして平和を維持することとはどのようなことなのかを改めて考えるきっかけになりました。

皆さんもぜひ読んで/鑑賞してみて下さい。