2013年3月12日火曜日

玉磨かざれば光なし

寒暖の差の激しい日が続いていますが、皆様お元気でしょうか・・・。

ここ数日、猛烈な花粉と(花粉症の私にとって、今まだ息絶えていないことが不思議なくらい辛い日々です)忙しさで、こちらをアップデートする余裕が全くありませんでした。

生徒の皆さんは今年度の試験も終了して、ほっと一息というところでしょうか。「これから春休みだ~!」と思っている皆さんも多いかもしれませんが、今日はこの場で最近私が目にしてその通りだと心を打たれた言葉をご紹介したいと思います。

週末はそれはそれは猛烈な花粉と強風で、本当に生きていることが辛くて仕方がなかったのですが、それでもなんとか日曜日に出かけてきました。場所は池坊お茶の水学院です。というのも、華道のお稽古を続けている私が、初めて池坊のお免状を頂くことになったからなのです。





このような「傳書(でんしょ)」というものを頂き、さらに現代語で分かりやすく解説されている本を読んでいました。

すると・・・そこにはこのような素晴らしい言葉が書かれていました。










"「玉磨かざれば光なし」という言葉があります。正しい稽古、自分にきびしい稽古によってこそ、美しく花をいけることができ、人間としての心をも磨かれるのです。磨かれた心によって、人の心を動かす美しいいけばながあらわれるのです。"

このことは花を活けるときにだけあてはまるのではなく、生きてゆくあらゆる場面であてはまることだと強く感じました。勉強をするときにも正しい方法で、自分を甘やかさずに努力することで能力が高まり、磨かれていくということでしょう。そして仕事に取り組む時にも同様です。生きてゆくということ自体に、常に稽古・自律心が求められるということなのだと感じます。

この4月から、高木学園女子高等学校では色々な新しい取り組みが始まります。

普通科では、現在慶應義塾大学の先生にご指導いただきながら英語の授業に大きな"面白さ"を取り入れて行きます。

商業科では、3年生の課題研究の授業に慶應義塾大学大学院の先生にご指導いただいたり、1年生はマーケティングの第一線で活躍する方に通年で講義していただきます。

情報科では、入学してくる1年生から女子美術大学さんと連携してMacパソコンを活用して日本のデジタル・コンテンツ・デザイン産業で活躍できるような力(PhotoshopやIllustratorなどを使って平面や動画のデザインを行う力)を養います。

家庭科でも、大変人気のあるファッションショーやレストラン(ともに学園祭に開催)をより一層充実させていきます。

生徒の皆さんにより充実した教育を受けていただくことができるように、先生たちも"玉を磨いて"います。ぜひ生徒の皆さんも、これからの春の半月程度の期間を何となく過ごすのではなく、自分に厳しく勉強に部活に精進して欲しいと思います。