2012年11月9日金曜日

読書の秋 - 日本の名著シリーズ

今週は読書週間です。朝のホームルームの時に教室では





このような様子で一斉に読書しています。

(皆さんに気づかれないようにこっそり撮りました。)







みなさんはこの時間にどのような本を読んでいたのでしょうか?

私はここ最近、このシリーズの本を読んでいます。

いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ、という6冊のシリーズの本です。(現在のところ、第3番目まで既に出版されています。)

その6冊とは
1.  『学問のすすめ』 福澤諭吉
2. 『武士道』 新渡戸稲造
3. 『西郷南洲遺訓』 西郷隆盛
4. 『代表的日本人』 内村鑑三
5. 『五輪書』 宮本武蔵
6. 『歎異抄』



このシリーズをプロデュースされている方とご縁があり、シリーズでこのような日本人であれば誰もが最低読んでおきたい名著を"きわめて分かりやすい現代語で"出版されることを教えて頂きました。

実際、これらの名著が、驚くほどわかりやすい日本語で訳されています。

例えば・・・(今、私は3.の『西郷南洲遺訓』を読んでいるところなのですが)

西郷隆盛の原文では

「事大小と無く、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用ゆべからず。」

これがこの本の中では

「ことの大小を問わず、いつも正しい道を選び、真心を尽くすべきで、その場しのぎで一時の策略を用いてはならない。」 (30ページより引用)

と、現代人にとって大変わかりやすく訳されています。もちろん原文でいつかはチャレンジしたいとは思うのですが、そのハードルの高さゆえに過去の偉大な日本人から学ばないでいることは大変もったいないとも思っています。

ですから、このシリーズは全て読んでいこうと思いますし、ぜひ在校生の皆さんにも読んでみて欲しいなと思います。 (ちなみに、『武士道』も『学問のすすめ』ももちろん大変分かりやすく・読みやすいので大変おススメです。)特に10代のうちからこのような日本の偉大な方々の考えに触れることは大変意義のあることだと思いますので、ぜひぜひ手にとってみてください。