本日はいよいよ発売が迫ってきたお弁当の会議のため、放課後、お弁当開発代表チームの生徒たちと一緒に崎陽軒さんにうかがいました。
長い間、お弁当の「中身」について会議で議論させていただいてきましたが、その中身の内容はすでに最終決定となり、今日は「外見」や「売り方」についてのディスカッションを重ねていきました。お弁当箱の外にかける掛紙のデザインや販売戦略、PR戦略などについて、崎陽軒さんとお話をさせていただいています。
こうして製品の生み出されるステップを見せていただいている代表チームのメンバーたちが、帰りがけに話しています。
生徒1:「(いつもお世話になっている新製品開発室の)xxさんって、本当に色々なことを考えて、様々な部署の人と仕事してるんだよねー。本当に大変そう・・・。でも、私たちの言いたい放題のお願いを出来る限り実現させようとして頑張ってくれて、私、本当に感謝してるんだ!」
生徒2:「そうだね。仕事するのって大変なんだね、先生!」
私:「そうなの、仕事って、いつも楽しいことばかりでは無くて、大変なことや辛いこともあるんだよね。私も、以前は化粧品会社でxxさんみたいな立場にいたから、どれだけ苦労されているかは良く分かる・・・。でも、一方で、自分の好きなものが製品として形になっていく楽しさ・歓びもすごくあるの。」
生徒1:「そっかー。ふーん。じゃあ、仕事はできるだけ自分が"好きなこと"で選ぶほうがいいんだね~。嫌いなことをずーっと(辛いときも)し続けるのって、本当に苦痛だもん・・・etc 。」
こうして、実際に仕事をしていらっしゃる企業の方と接点を持たせていただくことで、生徒たちが自発的に"好きなことを仕事にしよう、そのほうが楽しい人生を送れるのではないか"ということに気づくことができているようです。このようなことに自ら気付いた生徒は、きっと自分の将来の進路について真剣に考えるのではないかと思います。
学校での仕事というのは、若い高校生たちにそんな"彼女たちが自分の人生について発見したり考えたりするきっかけを提供する"ということなのかなと感じています。様々な場面を通じて、当校で学ぶ生徒たちがより楽しい・充実した人生を送っていけるようにサポートしたいと思います。