今週土曜日には、今学期2回目の「土曜講座」が行われます。2学期に引き続き、私も今回また講座を開催させていただくことになっています。私の担当するのは「未来予想塾」という講座で、さまざまな職業に就いている社会人(お仕事人)にご来校いただき、
- そのお仕事をしていて楽しいこと
- そのお仕事をしていて辛いこと
- そのお仕事に向いている人
をざっくばらんに高校生に語っていただくというものです。
第1回目は11月に開催しましたが、
* 経営コンサルタント
* 広告代理店の営業担当
* 銀行員
* 化粧品会社の製品開発担当(マーケティング)
* 投資ファンド
* グラフィックデザイナー
* 製薬会社のR&D担当
の社会人の皆さんに、お話いただきました。受講生(高校生)11名に対して社会人が7名+1名(私)という、贅沢な講座だったのですが、今回も前回同様、多様な仕事に携わっている方々に講師をお願いすることができました。
2回目の今週土曜日には、
* コピーライター
* アナウンサー
* 商社マン
* 弁護士
* 広告/新規事業立ち上げ担当
* 雑誌立ち上げプロデューサー
* 幼稚園の先生
などのお仕事をされている皆さまにご来校いただき、お仕事について語っていただく予定にしています。
ところで、その第2回目の生徒参加者リストを確認していたところ、第1回目にも参加してくれた生徒が今回も参加してくれることを発見しました。本日、その生徒と話をする機会があったのですが
「前回がとっても面白かったので、今回も受講しようと思いました」
とのこと。
私は自分が高校生だったころに、将来どんな仕事に就きたいか、そもそもそれ以前に世の中にはどんな仕事があるか、ということを知るきっかけがほとんどありませんでした。せいぜい親に聞くか、なんとなくテレビなどを見る、くらいしか当時の私に手段はありませんでした。(年齢を感じさせてしまいますが、当時はインターネットなどもありませんでした!)そしていざ大学3年生後半に就職活動の時期になり、「うわぁ、世の中にはこんなにたくさんの仕事があるんだ!もっと早く知っていれば、そのための学校に行ったりできたのになぁ・・・」と思ったものでした。そんな自らの体験&不満から、ぜひ高木学園女子高等学校で若いうちからもっと世の中を知る機会を提供できればと思ってこの講座をスタートさせました。
とはいえ、それがいまの高校生にとっても価値があるかどうか手探り状態からのスタートでしたので、実際に1回目の講座を受講してくれた生徒からのこの一言には感動しました。本当に多忙な社会人の皆さまにご来校いただいてよかった!と思いました。
私は数社で仕事をしてきてビジネススクールに通いましたが、やはり毎回7名くらいずつ全く異なるお仕事の社会人の方にご来校いただくためのお願いをするのは容易なことではありません。ですが、(先ほどの生徒が感じてくれたように、)これから世の中に出ていく当校の生徒たちの「心に響く」ものがある限り、今後も彼女たちが世の中と積極的にかかわることのできる機会を作っていきたいと思っています。