OECDの学習到達度調査(PISA)の結果が発表されました。このPISAとは、読解力・数学的応用力・科学的応用力の3つの分野で世界65カ国・地域の15歳の力を測るものです。日本からは1万6千人が参加したそうです。
今日の日本経済新聞の1面にはこんな風に紹介されています。日本は3年前の前回調査に比べて順位が回復したものの、
「読解力のうち文章の解釈や経験に結びつけて考える分野や苦手といった課題がみられた。」
一方で、めざましい経済発展を続ける中国、特に上海の15歳は、3つの分野全てにおいて1位となったそうです。
今回の結果を受けて、同じく日本経済新聞の社説ではこのようなことが書かれていました。
「創造性や想像力に富んだ『柔らかな頭』をどう育てるか。学ぶ意欲や興味をかき立てる授業が、まず肝要だ。そのためには教育過程の弾力化と、地域や学校現場の創意工夫を生かす教育行政の分権が欠かせない。さらには大学入試のあり方も含めて道を探らねばならない。」
将来の日本・世界を担う若い世代を育てていく教育機関としてどのようにこの課題に取り組むことができるのか - 先生たちと考え・行動につなげていきたいと思います。