2012年11月30日金曜日

ウチキパンさんとのパン共同開発

昨日のことです。放課後、今年度プロジェクトをいただいている、横浜元町商店街の老舗パン屋さん・ウチキパンさんに生徒たちと先生たち数名が出かけていく様子が見えました。

ウチキパンの社長さんからプロジェクトを頂いて「パンの市場調査」を行わせていただいたのですが、その結果ウチキパンさんとパンを共同で開発させていただく方向で現在プロジェクトが動いています。

昨日は、どのような話し合いをさせていただけたかな、写真を撮って来てくれたかな、と今朝ワクワクして、引率の先生と話していたところ・・・

教頭:「あ!」

私:「あ、何ですか???」

教頭:「写真撮るの忘れた・・・」

私:「(泣)・・・先生・・・あぁー・・・。」

教頭:「僕の携帯、スマートフォンじゃないんだよ。来年スマートフォンに買い替えようかと思って。」

私:「先生、携帯の種類は別に何でも構いません。スマホであろうがなかろうが・・・。とにかく昨日の打合せの様子が見たかった・・・(再び泣)。」

教頭:「いやぁー、昨日は、パンの開発のために原価をいくらにしなければいけないかという話を社長さんと一生懸命考えているうちに・・・(写真を撮り忘れた、ということのようです。)」

私:「教頭先生、女子栄養大学さんの学食でお昼をいただいた時にも"美味しくいただいた後で、はっ!写真撮り忘れたって思った"って言ってませんでしたっけ?」

・・・と恨みごとは尽きないのですが&昨日の会議の様子の写真をご紹介できないのですが、パンの開発に向けてウチキパンさんも生徒たちも大変良い会議をさせていただいたようです。

(しかもお土産にウチキパンさん特製"シュトレン"まで頂いたそうで・・・あぁ羨ましい・・・。)

どうぞお楽しみに!

追記)引率したT先生が、わざわざお土産の"シュトレン"を持ってきてくれました!



クリスマスまで、あと少しになりましたね!ウチキパンさんのパンをいろいろご覧になりたい方はこちらもどうぞ。

「理事長先生へ」 - 生徒からのお手紙

ある生徒から、お手紙をもらいました。




今の季節になんだかぴったりの可愛い封筒に、お手紙が入っていました。

さて、どのような内容だったのでしょうか・・・

その内容については、明日の本校学校説明会(明日14:00より本校にて開催します)にてご紹介したいと思います。

明日の学校説明会も予約不要です。多くの中学生の皆さんとお目にかかることを楽しみにしています。

2012年11月29日木曜日

横浜かりんとうのパッケージ完成

先日もこの場でご紹介させていただきましたが、今年度生徒たちが企業の方とコラボさせていただいているプロジェクトの一つが「かりんとうのパッケージデザイン」です。

先日、そのデザインの最終的なイメージのみデータを見せていただいていたのですが、今日はかりんとう会社の社長さんが学校に来てくださり、最終的なかりんとうパッケージを見せて下さいました。




「みなさんが、かりんとうについて一生懸命考えてくださり、素晴らしいパッケージデザインを考えて下さったことを本当にうれしく思い、感謝しています。」

とのこと。






今回、授業の中で生徒に作品として提出してもらった中から2つの案が採用されたのですが、それ以外にも良い作品がたくさんあったということで、今後も何らかの形でみなさんのアイデアを実際のパッケージ等に活用できないか考えていきたいとおっしゃっていました。

そして、今回商品化されたデザインを考えた生徒には個別に表彰もして下さいました。






生徒も、

「うわぁー、私の絵が実際にパッケージになって、本当にうれしい!」

と大変喜んでいました。自分の作ったものが商品として世の中に出ていくというのは大変貴重な機会だと思います。










このような経験を経ると、生徒たちも今後の人生で

"人を惹きつけるデザインとはどのようなデザインなのか" とか
"世の中ではどのような商品が販売されているのか" また
"売れる商品とはどのようなものなのか" などのことを

考える習慣が身に着くと思います。大変貴重な経験をさせていただきました。










みんなで記念に1枚撮影!









そして・・・、こちらが実際の商品です!



目にした瞬間

「うわぁ!!!素晴らしいじゃないですか!」

と思わず社長さんに向かって叫んでしまいました。




さらに、生徒たちにも

「これはすごい商品だね!本当に良かったね!!!」

と熱く語りかけてしまいました。横浜らしさとさわやかさを感じさせる、本当に魅力たっぷりのパッケージにうっとり。

来月中旬ころから販売開始となります。また具体的な日程・場所などを追ってお伝えします。

2012年11月28日水曜日

「自分自身がどうあるべきか」を問う茶道

先週末、本校茶道部の生徒たち(と顧問の先生)が「神奈川県高等学校文化連盟 茶道専門部 第18回高校生茶会」に参加しました。神奈川県内から53校が参加したそうですが、その時の様子を他校の校長先生がご覧になって

「高木学園の生徒さんたちが大変立派にお点前してくれました。」

とご連絡下さいました。

本校では茶道部がこのような活動を行っているだけでなく、在校生も全員在籍中に茶道の講座を受講します。そのようなこともあり、ここ1ヶ月くらいの間に改めて茶道に関する本を読んでみました。





一冊は岡倉天心氏の『茶の本(日本語訳)』、そしてもう一冊は武者小路千家の次期宗匠・千宗屋さんの『もしも利休があなたを招いたら - 茶の湯に学ぶ"逆説"のもてなし』です。







本校で生徒たち全員に茶道を学んでもらっていますし、現在いけばなを学んでいる私は、華道と茶道の密な関係(豊臣秀吉と千利休、そして池坊専好の関係を描いた、お知り合いの作家・鬼塚忠さんのご著書『花いくさ』(ご興味のある方は、詳しくはこちらをご覧ください)にぐいぐい引き込まれました)に大変興味を持っています。そこで、改めて"茶の道"とは何なのかを考えてみたかったのです。

本のなかで千宗屋さんがこう書かれていました。

"私の考える、お茶を学ぶということの最終的な目的は、自分自身を表現すること。お茶を通して自分という人間はどんな人間なのかを考え、形に表し、人にも伝えるということです。(中略)

そこには、その人の性格やものの考え方、積み重ねてきた経験といったものがすべて現れます。ふだんどういう生活をして、どんなことを考えていて、いままでどういう人生を歩んできたのか、そういうことが全部、お茶に反映されてくるのです。

そうなると(中略)その人のすべてがお茶に表れてくるということです。" (22ページ)

なるほど・・・と大変深く納得しました。(もちろん基本を身につけることはとても大切ですが)お茶の点て方や礼儀作法だけが問われるのではなく、自分自身の生きざまが反映されていくもの、それが"茶道"であるということです。(ですから、もうこれで完成、というような終わりは無い"遥かなる道"でもありますね。)

高校生の時期から自分自身がどのように生きていくかを考え、行動し、そしてお茶の席でそれらを表現していく、そのような経験を本校では大切にしていきたいと思います。(そして私自身も改めて、茶道もきちんと学んでみたいと思っています。)

2012年11月27日火曜日

2012年11月24日土曜日

第4回学校説明会

本日は午前中の雨~曇り空が、午後に急に明るくなって来ました。そのような中、午後から学校説明会を開催しました。

アリーナの椅子が満席となり、急遽補助席などを出したりと落ち着かず、申し訳ございませんでした。

アリーナの全体会終了後は、本日は家庭科フードコースの生徒たちがつくった「ミニシュークリーム」を試食していただきました。




「どうぞ!」

と大変積極的に生徒たちが中学生と保護者の皆様にお渡ししていました。

(「先生もどうぞ!」と言ってくれたのですが、涙をのんで遠慮しました・・・)









できるだけ多くの皆様にお渡しできるように、準備をしていたようです。







ご来校くださった皆様、ありがとうございました。次回は12月1日(土曜日)に開催致します。予約や不要ですので、「まだ学校を見ていない!」という中学生の皆さんはぜひお越しください。

今日は学校説明会です

先ほどまで曇り空でしたが、空も明るく晴れて来ました!今日は14:00から、学校説明会を開催します。

本校生徒と中学生の皆さんのご来校を楽しみにお待ちしております。

(ちなみに、今日は家庭科フードコースの生徒たちがつくった「ミニシュークリーム」もご用意しているようです。どうぞお楽しみに。)

2012年11月22日木曜日

かりんとうパッケージ - コラボプロジェクト

今年度は企業の方と生徒が一緒にプロジェクトをさせていただく機会を3つ頂いています。そのうちの一つが「横浜かりんとう」・濱楽さんのプロジェクトです。

現在販売されている商品はこのような感じですが(ネットショップはこちら)、今回この濱楽さんがギフト用に新しい商品を販売されることになり、そのパッケージデザインを生徒たちが考案させていただくことになりました。

実は昨日、そのデザインが完成したというご連絡を頂き、デザインのイメージも見せて頂きました!2つのパターンがあるのですが、どちらも

 - 横浜らしさ
- 若々しさ・さわやかさ

にあふれた、とても素敵なパッケージになりそうです。昨日初めて拝見して感動しました!(ネットショップに出ている濱楽さんの他の商品とは、イメージが変わりそうです。)

このパッケージデザインについては、今週土曜日(24日)に開催予定の学校説明会にてご紹介したいと思います。

学校説明会は11月24日(土曜日)14:00から開催いたします。予約は不要ですので、多くの中学生の皆さんのご来校をお待ちしています。

2012年11月21日水曜日

中国語で、水餃子

先ほどキッチンスタジオの前を通りかかったところ、大変おいしそうな餃子の香りが・・・。



生徒たちが熱心に餃子の皮から準備を行っていました。

なのですが・・・あれ・・・???普通科の生徒も、商業、情報、家庭科の生徒もいるような・・・











しかも、なぜか校長もその場で写真を撮ったりしています・・・

???






不思議に思っていたところ、中国語(本校では選択で中国語も学習することができます)の先生もその場にいる姿を見つけました。

実はこれは、中国語の授業の一環で水餃子を作っていたところだったようです。(中国語は全ての学科の生徒たちが希望で学習することができます。そして、本校校長は中国語を話すことができるため、中国語の授業も中国人の先生と一緒に担当しているのです。)


「先生、見て見て~!すごく餃子っぽい形になってるでしょ?」

とのこと。確かに・・・皮から作るのは本格的です。この後、どのように完成したのでしょうか???

2012年11月20日火曜日

TOEICはどうやって勉強すればいいですか?

昨日。放課後に私の部屋をノックする音が聞こえてきました。ドアの向こうには、3年生の生徒2人が立っています。

生徒:「3年のxxです。」

私:「はい、存じあげていますよ。」

生徒:「あの、実はご相談がありまして。」

私:「はい、どんなことでしょう。」

生徒:「あの、TOEICはどうやって勉強すればいいでしょうか。」

私:「え?TOEIC受けてるの?」

生徒:「はい、これから進学する先で必要になるかと思って。」(←ちなみにこの彼女は進学先が既に決まっている生徒です。)

私:「うーん、私、TOEIC受けたの、もうかなり昔(10年以上前)だなぁ・・・。会社に入ってから、ある程度点数を取ることが期待されていて、たしか勉強して900点を超えたから、3回くらい受けた後は1回も受けてないんだ。だから、どんな問題が出るんだか忘れちゃった・・・。それを思い出せないと、的確にお答えできないと思います。なんかTOEICの問題集とか参考書とかあったら、持ってきて。」

というと、生徒たちは「分かりました」と言って帰っていきました。

今日の放課後。また部屋をノックする音がしました。ドアの先には、昨日の2人が立っています。手にはTOEICの本をしっかり持っています。

生徒:「TOEICの本、持ってきました。」

私:「どれどれ・・・見せてもらっていい?あぁー、そうそう、こんな感じだよね。(と、問題集をパラパラと読んで・・・) ところで、お二人は、ここに書かれている内容を日本語でも理解できている?」

生徒:「(しばらく無言です)・・・」

私:「いやいや、理解できないからって恥ずかしいと思う必要は全く無いの。だって、TOEICって企業で仕事をしている人や社会で働いている人でないと、なかなか理解できないような内容が多いから。高校生で意味を理解できるほうが珍しいくらいよ。」

生徒:「そうですか・・・。なんか、言葉を聞いても、なんとなく理解しているようにも思うけど、自分で分かりやすく説明しなさい、って言われてもできない、そんな言葉が多いです。」

私:「例えば?」

生徒:「例えば、ここに"人事部"って書いてありますよね、でも人事部って何かって聞かれたら、なんか分かるようでわからない。」

私:「たしかに、そうだよねー。ま、人事ってのは、会社とか組織とかで働いている人に、どんな仕事をしてもらうか考えたり、会社の中の部を移ってもらったりする計画を立てたり、"人"に会社の中でどうやって仕事してもらうかなどを主に考えたりする部署なんだけれど。それを高校生で理解するのは難しいよね・・・。

そうだ、だから、TOEICの勉強する時には、次の3つのことを同時並行で勉強しておく必要があると思う。

1) 会社って、ビジネスってどういうことをしている場所なんだろう、ということを"日本語で"理解しておくこと(日本語でも理解できないことが、英語で理解できることはあり得ない)

2) ビジネスに関連するボキャブラリーを増やしていくこと (こちらについては、English Bilingual Campでも実施したようなボキャブラリーカードを作ること)

3) 文法事項や構文、長文読解などの力をつけること

そのために、まずは1)をしっかりすることが大切で、それが土台になると思う」と伝えました。そして同時に、日本経済新聞の土曜日の朝刊に、ビジネスや経済のテーマが分かりやすく解説されているページがあることも紹介しました。


生徒:「あ、実は・・・」

私:「何?実はって?」

生徒:「うちのお父さんが、いつも"これ読みなさい"って言ってる・・・」

私:「それで読んでるの?」

生徒:「・・・は、は、は・・・」



私:「お父様とは気が合いそう!やっぱり、そうでしょー。このページって本当に分かりやすいし、絶対読んでおくと、世の中で起こっていることが理解しやすくなると思うから、私もいつも"うちの生徒にも読んでほしいな"って思ってたんだ。」

この彼女たちには、まずはこの新聞記事の過去のたまっている分(生徒のお父様が彼女に渡して下さっていた分)を読み、プラスで、経済やビジネスについて分かりやすく簡単に解説している本を読むようにと伝えました。

また、NHKのラジオ講座でビジネス英語の講座なども(はじめは少し難しいと感じるとは思いますが)聞いてみることもおススメしました。ちなみに、一番のおススメは私の大学時代の同級生・関谷英里子さんが講師をつとめている「入門ビジネス英語」(くわしくはこちらをどうぞ。)皆さんもよろしければぜひ聞いてみてください。

TOEICを単に英語のテストと考えるのではなく、社会の(特にビジネスの世界の)成り立ちを理解するための場として活用して、語学力だけでなく、広く教養を身につけて行ってほしいと思います。Enjoy!

2012年11月19日月曜日

幼稚園体験!-カモン、カナガワン



今日はお昼の後に3年生の生徒たちが本学園附属幼稚園にでかけて、園児たちと接する体験をしていました。

幼稚園の園児たちはちょうど「カモン!カナガワン」(テレビ神奈川・tvkが神奈川県をテーマにしてプロデュースした歌って踊れる曲)を踊っている最中。高校生も一緒に頑張って踊れたかな?




(ちなみに、この「カモン!カナガワン」についてはこちらをご覧ください。幼稚園では毎日この曲に合わせて園児たちが踊っていて、明日はtvkが撮影・取材に来るそうです。)

本校には、毎年保育系の大学等に進学したい生徒たちが一定数います。普段の生活ではなかなか幼稚園生とふれあう機会が少ないかと思いますが、高木学園には附属幼稚園がありますので、このような機会を通じて子ども達と積極的に関わってみてはどうでしょうか?

(ちなみに、私が幼稚園から事務所に戻ろうとしたときに、園児の女の子3人組が

「どっから来たの~?」

と質問して来ましたので、

「あそこだよ~。」(と言って向かいの高校の建物を指さしたところ)

「あそこに住んでるの?」

うーん、住んでいる訳ではないけれど、あそこで仕事してると言っても分かるかなぁ?などと考えていたところ

「また来てねー!またねー!また来てねー!」

と熱烈お見送りして頂きました。(可愛いすぎて、感動です!)

2012年11月17日土曜日

本校の使命、私の使命 - 学校説明会第3回目

本日は猛烈な雨の中、学校説明会を開催しました。本当に悪天候の中、ご来会くださった皆様、ありがとうございました。

今日も全体説明会の中で、3年生家庭科ファッションコースの生徒たちによるミニファッションショーが開催されました。




ショーが終わった後、その生徒たちがまだドレスを着た状態で校内を歩いていたので、1枚撮影。

良い笑顔&キマっています。(宝塚歌劇団みたいにも見えてきます。)





その後、校内ではクラブのミニライブや論理エンジン(国語のカリスマ・出口先生による論理的思考の育成テキストです)の体験講座などが開催されました。





どんどん中学生の皆様が増えてきて、講座を担当していたM先生の声もどんどんパワフルに。












講座終了後も、熱心に質問されている方がいらっしゃいました。












茶道部もお茶をふるまっていました。








全体説明会の中でも皆様にお話ししましたが、本校は今から104年前、高木君(たかぎ きみ)先生によって創設されました。彼女は"女性が学校に行くことなんてとんでもない"という時代に、一人でも多くの女性がその当時の世の中で活躍できるようにと裁縫の学校をスタートさせました。

それ以後、本校はずっと

「信頼し得る婦人 実際に役立つ婦人」  (社会で信頼され、役に立つ女性)

を育てる女子教育に特化してまいりました。

その校訓は現在も大切に守り続けています。そして、本校の使命はこの「社会で信頼され、役に立つ女性のための教育を行う」ことであり続けると確信しています。

しかし、104年前と現在では社会が大きく変わりました。当然世の中から求められている能力が何かということも当時と今では大きく異なっています。

私自身は、曾祖母の創立した高木学園に来る以前はずっと民間企業でマーケティング(どのような商品を作ったらお客様のニーズにこたえられるか、などを考える仕事)部門で仕事をしてきました。そのような私が3年半前に、この高木学園の理事長という立場を受け継ぐことになりました。

現在の社会で必要とされる教育が何なのか - 私自身がビジネスパーソンとしてずっと強く感じてきたことを、本学園の教職員とともに実際の教育内容に反映させ、実践していくことこそが私の使命であると思っています。

私自身もその使命に忠実に生きながら、"社会で信頼され、役に立つ女性"であるように生徒たちとともに歩んでいきたいと思います。

ぜひそのような想いに共感して下さる中学生の皆さんが、本校の門を叩いて下さることを楽しみにしています。

本日は本当に足もとの悪い中、ご来校いただき、ありがとうございました。

2012年11月16日金曜日

明日の学校説明会に向けて…

いよいよ11月も後半となりました。中学生の皆さんは受験の時期が刻一刻と近づいてきていますね。明日は午後2時より、本校の学校説明会を開催します。



説明会の前日ということで、今日の放課後は、生徒たちが正門のまわりを掃除したりお花に水をあげたりしてくれていました。

この生徒の写真を撮っていたところに、3年生が通りがかり…







「先生~!私の写真もアップしない?!」

うーん、帰宅姿だけではねぇ、などと話していたときに、ふとその彼女が先日の英語スピーチコンテストですごく頑張っていたことを思い出しました。

「この前のスピーチ良かったよ!3年間で本当に英語力伸びたよね。」

と彼女に伝えていたのですが、その彼女が・・・

「そう、私頑張った!だって、頑張ってファイナリストになれたらお菓子もらえるから、私頑張ったんです。」

確かに、Arisa先生がファイナリストの皆さんに最後にお菓子のPrizeをあげたりすることがあったのですが・・・

「うーん、動機が若干不純な気が・・・(ちなみにその生徒が保育関係の大学の学科に進学したいという話も聞いたので)今は、幼稚園とか保育園で英語を勉強したいという子ども達も多いから、英語は(お菓子がもらえる・もらえないに関わらず)頑張っておくと将来絶対に役立つと思うよ」

と伝えました。

明日の学校説明会ではそんな彼女たちのスピーチコンテストの模様などもご覧いただきながら、本校の教育内容などについてご説明させていただきます。

予約は不要ですので、どうぞ皆さま、お出かけ下さい。

2012年11月15日木曜日

「先生いつも欲しいって言ってたから…」

先ほど家庭科フードコース3年生の生徒たちが何人も私のもとを訪ねてきました。何だろう?と思いながら、生徒の話を聞いてみると…

「先生、これ。」

と言って、できたてほやほやのクッキーを手渡してくれました。




「みんな、今これ作ったばかりでしょ?頂いちゃっていいの???」

と聞いてみると

「いいですよー。だって先生いつも"欲しい"って言ってたでしょー。」

とのこと。た、確かにそうね・・・ 生徒たちが実習をしているといつも美味しそうで・・・(言い訳)。






ということで、生徒たちが調理実習で作った美味しそうなこのクッキー。後ほど大切にいただきたいと思います。みんな、ありがとうございました!

追記)頂きました!この寒さの中で心がほんわか温かくなるような優しい味でした。美味しかったです。ごちそうさまでした。

2012年11月14日水曜日

上品な商品とは? - 商品開発プロジェクト

今日は放課後、某メーカーさんとの商品開発会議が行われました。

生徒たちには、これまでに何度も考えている商品の「コンセプト」を、さらに練り上げてくるという宿題が出ていたのですが、このコンセプト/企画を考えるということがなかなかの難題のようです。(たしかに、マーケティングの仕事をしている大人でも、簡単にできることではありません。)

ですが、現在、日本のメーカーなどで求めらている力の一つが「新たな価値を生み出すようなアイデア企画力」だと思います。(先日、あるラジオ番組でアジア諸国の電機産業についてのお話があり、その中で"とにかく日本のメーカーが作る物が、かつてのように世界中で売れる時代ではなくなってきている。これからは教育機関でそのような力を育てられるような教育をする必要があると思う。"とお話されていた方がいらっしゃいました。)このプロジェクトなどを通じて、生徒たちはそのようなスキルを身につけて欲しいと思います。



「私たちの考える商品のコンセプトはxxxです、ターゲットにするお客さんは〇〇〇のような人で、この商品を買うと△△△な気分になります。このポイントが今までの商品と比べると新しいと言えます。」

と、彼女たちなりに悩みながらも発表にのぞんでいました。




その中で生徒たちが面白いディスカッションをしていました。

生徒1: 「何か上品さを感じられる商品にしたらいいと思うんです。」

企業の方:「どういうところで商品の上品さを感じますか?」

生徒1: 「そうですね、やっぱり外側のパッケージが豪華だったり、ちょっと値段が高いとかかなぁ。今よりもその商品を作るのにコストがかかってしまうとは思うのですが、パッケージなんかを豪華にしたらどうかと思います。」

生徒2: 「今、外側のパッケージを良くしたらいいという話が出ましたが、やっぱりその商品を実際に買ってみて、中を使ってみたときに"なんだ、こんなものなの?!"とおもわれちゃうと良くないので、やっぱり外側のパッケージよりも中身をしっかり作った方がいいのではないかと私は思います。」

というところで、二人の生徒が良いポイントをついているなと思いましたので、コメントしました。

「今、2人が言ってくれたポイントは両方ともとても良いポイントです。

みんなお店に行ったときに、パッケージが安っぽーい感じだったら、まず手にとって見てみようとも思わないよね。だから、外側のパッケージもある程度魅力的なものにする必要はあります。

でも、中を開けて実際にその商品を使ったときに、何これ?!という品質だったりしたら、もう同じ商品は買ってもらえないよね。

だから、外側のパッケージの質を上げることも、商品それ自体の中身をよくすることも、どっちも大事なの。さらにコスト(原価)をいくら以内に抑えないといけない、という制約もある。だから商品を開発するときには、その制約の中で、商品の外側も内側もできるだけレベルの良いものを準備する - それがとても難しく・でも大切なことなのです。」

年内にはある程度、商品の方向性を固めていきます。さあ、プロジェクトのメンバーが思い描いているような"上品な"商品になるでしょうか・・・。乞うご期待!

表彰状を頂きました

昨日ご紹介した通り、本校の美化活動を神奈川県より表彰していただきました。





昨日その表彰式にうかがったのですが、その場でこのような表彰状を頂きました。

2012年11月13日火曜日

神奈川県より表彰頂きます

本校は、30年以上にわたって菊名駅~本校の間の地域清掃に取り組んでいます。そのことに対して、神奈川県から表彰していただくこととなり、本日県庁にお邪魔しています。




横浜市からのご推薦を頂き、神奈川県美化運動推進功労者、ということで表彰していただけることになりました!

日ごろ地域の皆様に大変お世話になっておりますので、この活動は今後も大切に継続していきたいと思います。

ヘビのイラスト大募集!

気づけばもう11月も中旬です・・・この間2012年が始まったと思ったのに、あまりにも1日1日が過ぎていくスピードが早い気がしています。年でしょうか・・・   

・・・という心の声はさておき、そろそろこんな季節が巡ってきました。


お正月から気運を上げるヘビのイラストを大募集。

皆さんの力作をお待ちしております!

(詳しくは、各クラスに掲示するこの紙を見て下さいね。)

2012年11月12日月曜日

"まねる"ことが学びの第一歩

この場でも時々ご紹介しているのですが、私は今「いけばな(華道)」を学んでいます。いけばなの世界で私は「初心者」。

これまでは"自由花"というスタイル(あらかじめ先生の選んだ花材を自分な好きな器で好きなかたちにいけるというスタイル)のみのレッスンを受けていたのですが、つい最近、「生花(しょうか、池坊の基本的な型(詳しくご覧になりたい方はこちらをどうぞ)を学びはじめました。

自由花では、自分が好きなように花の種類、高さや角度などを決め、自分でデザインして良いという面白さがあります。私は迷いの無い性格(←先生評)とのことで、自由花では思いきってどんどんお花をいけてしまいます。

一方、生花では、このような形に花をいけなければいけないという"型"があります。その"型"をきちんと踏襲していることが欠かせません。私にとっては未知の世界でしたが、華道を学びはじめたからには、伝統的な"型"も身につけたいと思って、最近「生花」のお稽古もさせていただくようになりました。

"型"を学ぶときに、初回は先生に花をいけていただき、それを一度よく観察します。その後、そのお花をバラバラにして再度自分で同じようにいけてみることが求められます。これが非常に難しく、同じ花を使っているのに、どうして同じようにいけられないのだろう、と不思議に感じるほど違いが出てしまいます。

「まずは、お手本をよく見て学び、それをまねすることが第一歩です。何かの道を極めていくはじめは、まねることなのです。まねて基本の型が身についたその土台の上に、高木さんらしさの独創性を表現してゆけるのです。」

と先生がおっしゃいました。それをうかがっていた時に、これは華道や茶道など〇〇道と呼ばれるものに限ったことではなく、勉強でも全く同じだと感じました。

例えば英語、国語などの言語を学ぶときは、その言葉を繰り返し発音したり話したりして、そのことばを習得していきます。数学などでさえ、論理的に考えたり証明したりできるようになるためには、はじめは正しい考え方・論理のポイントを"まねる"ことが欠かせないと思います。

そうして基本的な土台ができあがったら、あとは皆さんが自分でそれらの言語や思考回路を駆使して+アルファの何かを行うことができるのだろうと感じます。

まずはどの教科でもお手本を"まねる"ことを意識してみてはどうでしょう。(私も上手にできなかった無念さをバネに、いろいろな本などで"型"を研究していますよ。)

2012年11月9日金曜日

読書の秋 - 日本の名著シリーズ

今週は読書週間です。朝のホームルームの時に教室では





このような様子で一斉に読書しています。

(皆さんに気づかれないようにこっそり撮りました。)







みなさんはこの時間にどのような本を読んでいたのでしょうか?

私はここ最近、このシリーズの本を読んでいます。

いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ、という6冊のシリーズの本です。(現在のところ、第3番目まで既に出版されています。)

その6冊とは
1.  『学問のすすめ』 福澤諭吉
2. 『武士道』 新渡戸稲造
3. 『西郷南洲遺訓』 西郷隆盛
4. 『代表的日本人』 内村鑑三
5. 『五輪書』 宮本武蔵
6. 『歎異抄』



このシリーズをプロデュースされている方とご縁があり、シリーズでこのような日本人であれば誰もが最低読んでおきたい名著を"きわめて分かりやすい現代語で"出版されることを教えて頂きました。

実際、これらの名著が、驚くほどわかりやすい日本語で訳されています。

例えば・・・(今、私は3.の『西郷南洲遺訓』を読んでいるところなのですが)

西郷隆盛の原文では

「事大小と無く、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用ゆべからず。」

これがこの本の中では

「ことの大小を問わず、いつも正しい道を選び、真心を尽くすべきで、その場しのぎで一時の策略を用いてはならない。」 (30ページより引用)

と、現代人にとって大変わかりやすく訳されています。もちろん原文でいつかはチャレンジしたいとは思うのですが、そのハードルの高さゆえに過去の偉大な日本人から学ばないでいることは大変もったいないとも思っています。

ですから、このシリーズは全て読んでいこうと思いますし、ぜひ在校生の皆さんにも読んでみて欲しいなと思います。 (ちなみに、『武士道』も『学問のすすめ』ももちろん大変分かりやすく・読みやすいので大変おススメです。)特に10代のうちからこのような日本の偉大な方々の考えに触れることは大変意義のあることだと思いますので、ぜひぜひ手にとってみてください。

2012年11月8日木曜日

マラソン大会

昨日は一昨日の雨とは対照的に、爽やかな秋晴れとなりました。一昨日に行うことのできなかったマラソン大会を実施しました。

私は学園にいましたので、Y先生からの写真&レポートをご紹介します。

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まずは体育の授業で(事前に)好タイムを出していた選手たちがゼッケンをつけてレースを引っ張りました。

そして全校生徒が5kmのコースを完走。






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走るのに快適な絶好のマラソン大会日和でしたので、皆さん、楽しく完走できたのではないでしょうか。

スポーツの秋でもありますが、今週は「読書週間」でもあります。芸術にスポーツに、読書に充実した時間を過ごしてください。

2012年11月6日火曜日

マラソン大会延期…

今朝6:00に携帯メールが届き、

「本日天候不良のため、予定されていたマラソン大会の開催を延期致します。」

とのこと。昨日から今日のお天気が心配でしたが、やはり雨のため本日は通常の授業となりました。

ということで、生徒たちは1時間目~6時間目まで授業を受け、放課後の補習も通常の火曜日の通りに行われました。



先日の学校説明会の中でもご紹介しましたが、本校では論理的に考える・表現する力を身につけてもらうために、国語界のカリスマ・出口汪先生の開発した「論理エンジン」という教材を使った講座を開催しています。

ちょうど、放課後に校内を歩いていたとき、その講座が行われていました。




さて、皆さん、明日こそマラソン大会です!明日はお天気が良くなりそうですから、今日はしっかり睡眠・栄養をとって明日にそなえて下さい。

2012年11月5日月曜日

ロゴアイテム作り - 商品開発プロジェクト

某食品メーカーさんと共同で商品開発をさせて頂いているプロジェクトの生徒たちは、現在家庭科の教室にこもって作業しています。プロジェクトメンバーの全員が持つロゴアイテムを作ろうということで、既に数ヶ月間準備を続けているのですが、いよいよ完成間近のためです。

ですが…
「あれ、xxちゃんが来てない!」
「今日ね、熱が出て帰っちゃったんだって…」
「えぇー、どうしよう!一人4個担当なんだけど、間に合うかなぁ…」





とかなり必死の様相…。ですが、被服才能ゼロ(!←自慢することではありませんが…)の私としてはただその生徒の様子を見つめることしかできません。





ちなみに、これは製作班の生徒が既に作ってくれたリボンなのですが、完成の暁にはこんなに可愛い状態になる予定です!

(このリボンの中心部分に、既に完成しているロゴ入り缶バッジをつけることになっています。)

ロゴアイテム製作班の皆さん、よろしくお願いします!

2012年11月3日土曜日

第2回学校説明会を開催しました

今日は午前中は曇り空でしたが、本校の学校説明会の開催されるころには晴れてきて、爽やかな午後となりました。

14:00より本年度2回目の学校説明会を開催させていただきました。多くの中学生と保護者の皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。

実は今週風邪をひいていて、咳が止まらなくなることがある私でしたので、説明会の始まる前に在校生に

「(説明会の間に)咳が止まらなくなったらどうしよう・・・」

と言っていたのですが、生徒から

「先生なら、気合で何とかなる!」

と言われました。(完璧に私の性格を見抜いていますね・・・。)

全体説明会では、家庭科ファッションコースの生徒たちによるミニファッションショーなどもご覧いただきました。お楽しみいただけましたでしょうか。

また、その後の校内では




現在、本校の普通科の生徒が中心になって勉強している「論理エンジン」(国語の世界のカリスマ講師、出口汪先生が開発した論理力を高める方法です)の公開講座が行われたりもしました。










また、クラブの生徒たちによるミニライブなども行われました。









ご来校頂いた皆様、ありがとうございました。

次回は11月17日土曜日14:00から、第3回説明会を開催致します。予約は必要ございませんので、多くの皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

2012年11月2日金曜日

模擬面接

校内のいろいろな場所で、面談が行われている光景が目に入ってきます。3年生で推薦入試、AO入試などに挑戦する生徒たちは今から面接を受けるため、校内で先生から模擬面接などを行い指導を受けています。

そして、その結果
早くも合格の通知をもらった生徒も出てきているようです。受験生の時には、他の人を比べてとかく焦ったりしがちですが、最後は「自分との戦い」です。ペースを乱さず、しっかりと準備をして試験・面接などに臨んでください。

そして一般入試を受験する在校生もいますから、早く結果が出た生徒の皆さんは、そのような友達の状況もよく理解して行動してくださいね。

2012年11月1日木曜日

English Speech Contest

今日は普通科3年生の生徒たちがEnglish Speech Contestを行いました。1学期にも行ったのですが、今回はまた別のテーマでのスピーチ。学年で(既に)選出された15名が普通科3クラスの生徒たちの前でスピーチを行いました。





さすがにFinalistの15名は堂々としていて、内容もよくまとまっていて素晴らしかったです。












高いレベルでのコンテストとなりましたが、中でも「観客に語りかけるようにスピーチできているかどうか、原稿を棒読みしているだけで終わっていないか」という点で、差が生まれてくると感じました。







バイリンガルのArisa審査委員長も

「みんなとても良くできていて、Winnersを選出するのがとても難しかった」

とのことでしたが








1~6位までの生徒が選出されました。

Very good job, girls! 本当によく頑張りました、おめでとう。






ちなみに、その後放課後にある生徒が一人、

「先生、さきほどのコンテストの私のスピーチって録画していましたか?」

と、私のもとをたずねてきました。

「していましたよ。」

と答えると

「その動画を見せてもらえますか?」

と言って、一人、じっと動画を見はじめました。見終わった彼女は

「私、今回のできが恥ずかしいんです。記憶して全てスピーチしようと思ったので原稿無しで行いましたが、でもちょっと間があいちゃったりもして。原稿有り、無しのどちらがいいんだろう・・・」

ということでしたので

「その中間がベストだと思うよ。」

と言うと、彼女は「???」という表情をしています。

「全ての原稿を手にもっている必要はないけれど、有る程度ポイントや出だしだけを書いた小さいメモを持っていて、もしとっさに詰まってしまうようなときには、そのメモを見て話し出せば思いだすでしょ?」

と説明すると

「あー、そういう方法がありましたか・・・私、今回の悔しさをバネにして、また頑張ります!」

とガッツを見せてくれました。そのやる気が素晴らしい、まるで昔の自分を見ているようだ・・・などと少し思いつつ、彼女と別れました。

スピーチに、勉強に「これで完成、終わり」ということはありません。常に一歩上を目指して頑張りましょう!