2013年4月26日金曜日

リサイクル販売したらいい物は? - 野林先生のマーケティング授業

今日は金曜日。1年生商業科の生徒たちは、今週も野林先生によるマーケティングの授業に参加しました。


第1回、2回の授業では「キャラクターなどを用いて販売促進をする」ことを学びました。

第3回目の今日のテーマは、「リサイクル」。

リクルートやローソンでマーケティングのお仕事をされながら、ブックオフでも取締役をつとめられてきた(現在も社外取締役としてご活躍中)野林先生のお話を、生徒たちは食い入るように聞いています。




野林先生曰く

「ブックオフなどの"リサイクル"市場でも、

どうやったら売る人も買う人も幸せになるか

という視点で考えると、良いビジネスを創ることができるんですよ。

ブックオフでは

- 古本屋は汚い
- 本は買い取ってあげるもの
- 立ち読みは禁止

というそれまでの古本屋さんの常識の逆を行く

- キレイな古本屋を創る
- どうぞ本をお売り下さい
- 立ち読み歓迎

という発想でお店づくりをした。それが成功の理由でした。」

とのこと。一つ一つの言葉に重みがありすぎて、深ーくうなずいていたところ、授業後に

「生徒さんたちもとても熱心に聞いてくれてましたけど、先生方(今日は本校の教員も6名ほど聴講に来ていました)の反応がすごかったですね。"おー、そういうことだったのか"って校長先生も何回もつぶやいてましたし・・・。」

とのコメントを残されていました。

授業の中の生徒のディスカッションでは

- (箱で買ってしまったけれど、使いきれなかった)えんぴつ
- (急に雨が降ってきたから仕方なくコンビニで買ったけど、家にたまっている)ビニール傘
- (子どもの時に乗ったけれど、すぐに体が大きくなって買い換えて乗らなくなった)自転車

こんなものをリサイクルしたらよいのでは?という発表がありました。(さすがに生徒は発想が自由です。大人の私には考え付かなかったなぁ・・・。)



授業後にも、先生に色々アドバイスを求める生徒たちが集まって行っていました。

講演でも全国を飛び回っていらっしゃる野林先生の講義を、こうして学校でうかがうことができて大変光栄です。

生徒の皆さんは、ぜひ貴重な機会を充分に活かして、世の中を観察しつづける姿勢を身につけて下さいね。