2013年4月13日土曜日

花を活ける

1年生が入学してきて、木曜日・金曜日とクラブ活動の見学に訪れていました。

昨日も私は華道部の部活紹介の場所にお邪魔しました。というのは、昨日は、「お花を活ける」とはどういうことなのかを2,3年生にデモンストレーションしてもらうことになっていたからなのです。

昨日は良いお天気で温かな一日でしたので、

テラスでこのように2,3年生がお花を活けてみました。

さらに見学に来た1先生にも少し体験してみてもらいましたよ!

(いつも感じるのですが、活け方やそのスピードなどに個人の生きざまや性格がそのまま反映され、面白いと思います。)





実は私は見ているだけのつもりでしたが・・・顧問の先生に「先生も活けられたらどうですか?」ということで、





またもや猛スピード(所要時間5分)で活けてみました。(別に猛スピードで終わらせようと思っているわけではないのですが、大雑把な性格のためか、とにかくあっと言う間に決めて活け終わってしまうのです。)


周りで見ていた顧問の先生たちに   「大胆だわー。」   と言われたのですが、やはり性格が出るのでしょうか???         ところで、このお花を活けてみる体験ですが、一昨日顧問の先生たちと話していて急遽やってみようということになりました。   実は・・・  
            入学式のときの立派なスタンド花からお花をばらして活用してみました。   こうしてスタンドでの花の姿と、活け直した姿とで、全く表情が異なるのも、また味わい深いです。                 日本文化に造詣の深かった、文化人であり作家の白洲正子さんは、「花を活ける」ということについて次のように書かれています。   「花を活けるというのは、実にいい言葉だと思う。花は野にあっても、生きているのに違いはないが、人間が摘んで、器に入れ、部屋に飾った時、花は本当の生命を得る。   自然の花は、いってみればモデルか素材にすぎず活けてはじめて「花に成る」のである。   (中略)   一輪の花にも、自分の個性というか、全生命が表れねば、およそ意味がないと思うのである。」   お花にふれる体験をしてみた一年生の皆さん、この花を活ける体験はいかがでしたか。