今年度から本校では、大学の先生や企業の方々をお招きした授業がたくさんスタートします。
今日は、リクルートやローソンで"伝説のマーケター"と言われた、野林徳行先生による「マーケティング」の授業が始まりました。(商業科1年生の授業です。)
野林先生曰く
「マーケティングと難しい言葉を使う必要はなく、"どうやったらお客さんが買いたいなという気持ちになるか" "どのようにお客さんに喜んでもらえるか"を考えていくこと - これがとても大切なことなんですよ。
みなさんが世の中のいろいろなものを見て行くと、こういう考えで様々なものがデザインされているんですよね。」
そこで、野林先生がローソンで取締役をしていらしたときに、実際に企画した
- ミッフィーちゃんキャンペーン や
- リラックマキャンペーン
などについての実例をお話していただきました。(ちなみに、ミッフィーキャンペーンを行ったあと、ローソンの売上は驚異的な伸びをみせたそうです。)
そして、その後生徒たちはグループになって
「あなたがコンビニでキャンペーンを行うとしたら
-どのようなキャラクター(アニメなどのものでも、実在の人でもOK)を使って
- どのようなアイテムを景品にして
- どのようなキャンペーンを行うか」
というテーマで4人グループごとに話し合いました。(コンビニのユーザーは男性が多いけれど、女性のお客様にも多く来て欲しいと思っている、またシニア層(年齢層が上の方)にも来て欲しいと考えている、という制約条件付き。)
そして今日は1グループだけがアイデアを発表。これが!素晴らしいアイデアで、野林先生も
「いやぁー、すごい!たった10分のディスカッションでこんな良い意見が出るとは!今すぐローソンに採用されるよ、きっと。」
とのこと。(ちなみに、このテーマをより深く話し合い・考えてくることが次回までの宿題です。)
授業が終了した後、そばにいた生徒が
「あー面白かった!」
と言っていたので、
「そう?!」
と聞いてみると
「私、学校説明会で、理事長先生が"マーケティングの授業が始まります!"って言ってたのを聞いて、これだ!って思って。それで高木に来たんです。」
という涙が出るほどうれしいコメント。(思わず固い握手を何度も何度もしてしまいました。)
生徒たちは本当に発想が独創的で豊か。この彼女たちの才能を、ぐんぐん引き出す素晴らしい授業を行っていきます。次回以降のレポートもお楽しみに。